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オーストラリアのおすすめなコーヒーの楽しみ方

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オージーコーヒー

“Do you wanna grab a coffee ?(コーヒーでも飲みに行かない?)”

友達と会う約束をするときや同僚との会話、そして気になる人をデートに誘うときなど、いろいろなシチュエーションでよく使われるフレーズです。

オーストラリアはコーヒー文化が世界で最も発達している国のひとつ。オージーにとってコーヒーとは一日を乗り切るための飲み物ではなく、まさに“生き方”そのものです。

オーストラリアのコーヒー文化

イギリスの植民地であったという歴史から、もともとは紅茶が好まれていたオーストラリア。独自のコーヒー文化が発展したのは、第二次世界大戦後の1950年代から1960年代にかけてギリシャやイタリアからの移民が増え、彼らが自国のエスプレッソ文化を広げたことがきっかけでした。

現在では、コーヒーはオーストラリア文化のアイデンティティの一部であると言っても過言ではないくらい人々の日常に欠かせないものとなっています。

家や職場の近くに行きつけのカフェがあり、お気に入りの一杯を片手に出勤するというのはオーストラリアのオフィス街でよく見られる光景。

コーヒーの味はコーヒー豆や作る人の技術などによって大きく左右されます。

そのため、風味と香りの質や焙煎や抽出の質、そしてバリスタの技術などに強いこだわりを持ち、少し高くても、そして少し遠くても、美味しいコーヒーを求めて自分のお気に入りのカフェまで行くオージーが多いのも事実です。

Statistaによると、2018年シドニーのあるニューサウスウェールズ州におけるラテの平均価格は約4豪ドルだったとのこと。毎日買うとなると、年間でそれなりの出費になりますが、それでも“いつもの一杯”は多くのオージーの欠かせない朝の習慣となっています。

オーストラリアのカフェ

美味しいコーヒー”というのは個人的な好みによるところも大きく、定義するのはなかなか難しいものです。

日本にコンビニがたくさんあるように、オーストラリアの主要都市にはカフェがいたるところにあります。朝早くからオープンしているカフェのそばを通り過ぎると、香ばしいコーヒーのいい匂いがします。

使用しているコーヒー豆のブランドによって行くカフェを選ぶ人もいますし、特定のバリスタが作るコーヒーが気に入って毎日同じカフェに足繁く通う人など、各々こだわりがあるものです。

オーストラリアのカフェは個人経営

オーストラリアのカフェの多くはチェーン店ではなく個人経営。そのため、ほとんどのカフェで違った雰囲気を味わうことができます。

小さくてフレンドリーなカフェがたくさんあり、オーナーのこだわりを感じるユニークな体験ができるのはいいところです。そして常連になるとスタッフが名前だけでなくコーヒーの好みまで覚えてくれて、注文する前にコーヒーを作ってくれるなんてことも。

そのようなサービスを受けることで、仲の良い友人に会いに行くような感覚になり、世間話をしながらコーヒーを待つこと自体が毎日の楽しみになるのかもしれません。ついついいつものカフェに足を運んでしまうという人が多いのも納得できる気がします。

多くのカフェには、何杯か購入すると一杯無料などの特典がつくポイントカードがあります。少なくても数枚のロイヤリティーカードがお財布に入っているというオージーがほとんどなのではないでしょうか。

また、飲むのがもったいないくらいかわいいラテ・アートで幸せな気分にさせてくれるバリスタのいるカフェや、最近ではエコカップを持参することで50セント程度のディスカウントをしてくれるカフェも増えてきています。

Statistaによると、オーストラリアはコーヒー豆の主要生産国ではありませんが、コーヒー市場は14億米ドル以上(2017年)と世界でも最大の国のひとつに入ります。 2017年、オーストラリア人一人当たり平均して1.92kgのコーヒーを消費したとのこと(1.39kgのローストコーヒーと0.53kgのインスタントコーヒー)。また、2020年までにオーストラリアのカフェやコーヒーショップの収益は50億豪ドルに達すると予測されています。

オーストラリアで人気のコーヒーと種類

2018 Square Australian Coffee Reportによると、コーヒー文化の本場であるオーストラリアのカフェで最も人気のあるコーヒーは日本でいうカフェ・ラテにあたるLatte(ラテ)、二番目はFlat White(フラット・ホワイト)、そして三番目はCappuccino(カプチーノ)

私もオーストラリアに来た当初は違いもよく分からずに飲んでいたコーヒー。この三つのコーヒーの違いは使用するミルクの配合になります 。

ラテ

ラテはエスプレッソにスチームドミルク(ホットミルク)をたっぷり、そしてミルクフォーム(クリーミーにきめ細かく泡立てたミルク)を少しだけ注いだもの。

フラット・ホワイト

オーストラリアやニュージーランドで大人気定番のフラット・ホワイトはエスプレッソにその倍量のスチームドミルクを注いだもの。

カプチーノ

カプチーノはエスプレッソにスチームドミルクとミルクフォームを同量ずつ注いで、チョコレート・パウダーをトッピングしたものになります。

口当たりが柔らかいラテ、エスプレッソの味が強く感じられるフラット・ホワイト、そしてミルク感と一緒にチョコレート・パウダーのほんのりとした甘さも楽しめるカプチーノ。飲み比べをしてみたり、その日の朝の気分で違う種類のコーヒーをオーダーしてみるというのも楽しいかもしれません。

その他

ちなみに日本でいうブラックコーヒーに一番近いのはエスプレッソをお湯で割ったLong Black(ロングブラック)になります。

日本でいうアイスコーヒーを飲みたい場合はIced Long Black(アイスド・ロングブラック)が一番近いです。Iced Coffee(アイスド・コーヒー)をオーダーするとバニラアイスやホイップクリームがトッピングされた甘いコーヒーフラッペが出てきてしまうので注意してください。

他にもコーヒー本来の味を楽しめるエスプレッソのストレートであるショート・ブラック/エスプレッソや、エスプレッソを二杯分入れたDoppio(ドッピオ)、エスプレッソにミルクフォームをごく少量のせたMacchiato(マキアート)、そして泡立てた温かいミルクにチョコレート・パウダーをかけた、小さい子供向けのBabyccino(ベイビーチーノ)まで“コーヒー”と一言で言っても日本とは比較にならないほどたくさんの種類があります。

コーヒーの飲み方

オーストラリアはコーヒーの飲み方が多様で、人それぞれこだわりがあります。

コーヒーの種類やサイズ以外にも、ミルクの種類(通常のフルミルク以外にも低脂肪のスキムミルク、ソイミルク、アーモンドミルク、ライスミルクなど)や砂糖の量、そしてミルクの温度や量まで細かくオーダーすることが可能です。

デカフェはオプションで

オプションによっては50セント程度の追加料金がかかるものもありますが、脂肪分が気になる人やアレルギーのある人などにはオススメのオプションです。

たくさんあるコーヒーの中でも、最近私が気に入っているのはDecaffeinated(カフェインフリー)のオプション。 カフェインフリーのカプチーノであるDecaf Cappuccino(ディカフェ・カプチーノ)はよくオーダーする一杯です。

コーヒーの香りや味は大好きだけれど、コーヒーを飲むと夜眠れなくなるという人やカフェインの摂取量を減らしたいという人にはオススメです。近年ではカフェインを除去する技術が発達しているので、普通のコーヒーと同じような味を楽しむことができます。健康志向の人が多いオーストラリアでは、大体のカフェでオーダーすることができますよ。

変わったコーヒー

少し変わったコーヒーにトライしたいという人はDirty Chai(ダーティー・チャイ)はいかがですか?

ダーティー・チャイとはチャイティー・ラテにエスプレッソを合わせたものになります。通常のラテとチャイティー・ラテの間をとった感じの飲み物ですが、まろやかなミルクの中にシナモン、ナツメグ、カーダモン、クローブ、ジンジャー、スターアニスなどのスパイスが香るチャイと苦味のあるエスプレッソの組み合わせはビックリするほどよく、相性バッチリです。

エスプレッソにチョコレートとスチームドミルクを注いだ甘党の人にピッタリなMocha(モカ)のようにとても飲みやすいので、普段なかなか味わえないコーヒーを試してみたいという人には、是非一度オーダーしてもらいたい一杯です。

最後に

コーヒー大国のオーストラリアには美味しいコーヒーを提供する質の高いカフェがたくさんあります。

有名なお店に行かなくても、何も考えずふらっと立ち寄ったカフェでとても美味しいコーヒーに出会うということも多々あるので、いろいろなカフェに足を運んでみてください。

また、カフェでのスタッフとお客さんのやりとりを見ていると、コーヒーを提供する側も飲む側も、“コーヒー”をとても楽しんでいるということが伝わってくると思います。カフェ巡りをして自分好みの一杯を見つけ、オージーのライフスタイルを満喫してみませんか?

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