全世界で外出自粛が続く中で、多くの人が新たに始めた趣味があります。それは自宅でパンを焼くこと!手間暇がかかる料理だからこそ、こんな時にはピッタリですよね。
今回は、今オーストラリアでも注目を集めているドライイーストが無くても焼けるパンの作り方をご紹介していきます。
ドライイーストが世界的に売り切れ続出中
新型コロナウィルスの影響で外出自粛が続き、家で過ごす時間が増えた影響でパン作りを始める人が増えています。
これは日本だけに限らず世界的に起きているブームで、SNSでは#coronavirusbaking(コロナウィルス・ベイキング)などのハッシュタグを付けた投稿も盛り上がりを見せています。
じゃあ、自分も焼いてみようと思っても大きな問題が。それはドライイーストの売り切れが続いていること!
これほどにパン作りをする人が一気に急増することは今までなかったんでしょうね。
ドライイーストが手に入らないから、パン作りは諦めよう、、、となるのは待ってください!
オーストラリアのある女性がドライイーストを使わずビールと小麦粉だけで作るパンのレシピをFacebookに投稿し話題になっています。
これなら簡単に手に入る材料でパン作りができるので、一度試してみませんか?
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小麦粉の豆知識!セルフライジング・フラワーって何?
オーストラリアと日本の小麦粉事情は少し違います。日本で見かける薄力粉・中力粉・強力粉は置いておらず、Plain flour(小麦粉)とSelf-rising flour(セルフライジング・フラワー)の2種類がスーパーには並びます。
今回ご紹介するパン作りに必要なのはセルフライジング・フラワーになり、この聞きなれない材料に戸惑うかもしれません。
セルフライジング・フラワーとは、初めからベーキングパウダーと塩が入っている小麦粉のことを指します。
パウンドケーキやマフィンなどを作る時に使われています。
日本では見かけない商品ですが、必要な材料を混ぜるだけで手作りできるので問題ありません。
また、オーストラリアの小麦粉は中力粉が一般的なので、日本で手作りする時は中力粉を選ぶようにしましょう。もしベーキングパウダーも手に入らない場合は、重曹でも代用できます。
セルフライジング・フラワーの作り方
- 中力粉…1カップ(110g)
- ベーキングパウダー…小さじ1.5
- 塩…ひとつまみ
自家製ビールパンの作り方
材料
- セルフライジング・フラワー…3カップ(330g)
- 砂糖…1/2カップ
- ビールまたは炭酸水…350ml
※追加で加えたかったら、ハーブ、チーズ、ベーコンなど
作り方
- ふるいにかけた小麦粉と砂糖をボールに入れてかき混ぜる
- ビールまたは炭酸水を入れて、よく混ぜて捏ねる
- 油を塗った容器に入れ、190度のオーブンで約40分間焼く
たった3つの工程で40分焼いたら完成です!
とっても早くて簡単ですよね。
アレンジ方法としては、フレーバー付きの炭酸水を利用したり、ナッツ類やレーズンなどを加えたりするのもお勧めです。
砂糖の入った炭酸水を利用する場合は、加える砂糖を減らして加減を調節してください。
自宅で過ごす時間が長い今だからこそ、できるパン作り。パン生地をこねる作業は、子供時代に楽しんだ粘度遊びのように感触が良く心地よい気分にもなります。
またパンが焼きあがった時の甘くて優しい香りも堪らないですよね。
何かとストレスを感じやすい時に、パン作りは触感と嗅覚そして味覚で楽しむことができる趣味です。
是非、この機会に試してみてはいかがでしょうか?