オーストラリアのソイラテ

オーストラリアとアメリカの違い。ソイラテの比較

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オーストラリアのソイラテ

8年半住んだオーストラリアで私が虜になってしまったものの一つに「コーヒー」があります。多い時には1日に3、4杯のコーヒーを飲んでいて、いつも決まって飲むのはソイラテ(豆乳ラテ)

同じカフェでもバリスタによって味が変わったり、使用する豆乳によっても味が変わります。このカフェのあのバリスタのソイラテだと美味しいなどど、ちょっと味にうるさくなってしまうほど、ソイラテを知りつくし堪能していました。

アメリカに住んでいる現在は、このオーストラリアのソイラテが恋しくて恋してくてたまらないほどです。

さて、今日はそんな美味しいオーストラリアのソイラテとアメリカとのカフェの違いなどについてお話ししたいと思います。

オーストラリアのソイラテ事情

オーストラリアはコーヒーのレベルがかなり高い国です。シドニーやメルボルンなどの大きな街だとシティの至る所にカフェカフェカフェ。歩けばカフェ。道路が交差し合う角は全てカフェなんじゃないかというくらい、カフェだらけです。

カフェがあると思ったら数件別のお店を挟んでまたカフェなんてことも。コーヒー1杯の値段もたいして安くはありません。日本円で1杯だいたい300−450円くらいします。

よくこんなにカフェだらけで潰れないなと最初の頃は関心すらしましたが、注意深く観察するとコーヒーの美味しくないカフェはしっかり廃業に追いやられていました。そのくらいカフェの競争率は高く、コーヒーの味はレベルが高いです。

そのため、個人経営やオーストラリア独自の会社経営のカフェが主流で、それらのレベルが高いためにスターバックスなどが流行らないのです。

オーストラリアでのコーヒーの飲み方

オーストラリアのカフェ4 オーストラリアのカフェ1

日本ではドリップ式のブラックコーヒーを飲むのが主流ですが、オーストラリアではエスプレッソマシーンでコーヒーを作るのが主流です。

そのため、ラテやカプチーノなどのミルクベースのものや、小さいグラスやカップに入った味の強いエスプレッソベースのものをよく飲みます。その中でも私は豆乳を使ったソイラテを好んで飲んでいました。

ソイラテに使う鳥取県産の豆乳

オーストラリアのカフェ2

豆乳にも色々ありますが、中でも黄色いパッケージのBonsoy(ボンソイ)を使用して作るソイラテは最高に味がまとまっていて、まろやかで美味しいのです。

もちろんバリスタの腕にもよるのですが、初めて行ったカフェで「あ!このコーヒー美味しい!」と思ったカフェは全てこの豆乳を使用していました。もちろん腕のいいバリスタが多いので、スチームされたミルクの見た目も大変きめ細やかで美味しそうです。

Bonsoyはスーパーなどで簡単に購入できるのですが、このブランドだけ1本約500円ほどする高級。あとで知ったのですが、なんと鳥取県産の豆乳だったのには驚きました。

他の豆乳がオーストラリア国産なのに対して、どうりで高かったわけです。もちろん無糖で、大豆の味もしっかりしているのにまろやかで気に入っていました。家でも奮発してBonsoyを購入していたほどです。

アメリカのソイラテ事情

対するアメリカもれっきとしたコーヒー大国です。オージーに負けじと隙あらばコーヒーを飲む様子を目にします。しかもサイズが大きすぎるのです。

アメリカのコーヒーの飲み方

アメリカのカフェ3

主流なコーヒーもドリップ式かコールドブリューが多くみられます。

ドリップ式だと値段は1杯約150−250円程度なのですが、驚くことにお代わり自由!!ただし、コールドブリューだと値段がドリップ式よりも高く、お代わりはできません。

ソイラテは飲まない?

アメリカのカフェ1 アメリカのカフェ2

肝心のソイラテに関してですが、私はあんなに好きだったソイラテをアメリカでは飲みません。

たまに行っていたオーストラリアのスターバックスでは飲んでたソイラテも、アメリカのスターバックスだとソイラテは絶対に注文しません。味が全く違うのです。正確にいうと、豆乳が甘いためにコーヒー自体も甘く、味が変わってしまうのです。何軒も行って試してみましたが、どこも糖分入りの豆乳でした。

最後の望みをかけてスターバックスに行ったのですがそこでも糖分入りの豆乳だったため、アメリカでソイラテを飲むのは諦めました。

その代わりに、スモールサイズを頼んでもカップが大きいので、ブラックコーヒーを1つ注文し、ミルクを多めに入れたものを旦那さんとシェアして飲むようになりました。しかも、やはりエスプレッソマシーンの使い方があまり上手ではなく、温めたミルクのフォームもきめ細やかではないことが多いです。

カフェへの意識が違う?

そもそもカフェへの意気込みが全くもって違います。

オーストラリアではいかに早く美味しいコーヒーを淹れられるかはバリスタとしてとても大切なことです。こんなにカフェが軒を連ねていたとしても時間帯によっては人気店では長蛇の列になるからです。

お持ち帰りでも店内飲食でも、すぐに注文したものは出てきますし、「待たされた」という印象が未だかつてありません。カフェのデザインもそれぞれおしゃれで、バリスタもフレンドリーな人が多いです。

一方でアメリカは?

アメリカも大きいロスやニューヨークなどではチェーン店で有名なブルーボトルコーヒーなどがありますが、個人店の小さいカフェでとてもおしゃれで人気があるお店はあまり見受けられません。

有名でおしゃれなカフェは、スターバックスコーヒーやブルーボトルなどのチェーン店です。

個人店の小さい店などは特におしゃれではなく、テーブルと椅子があり、ブラックコーヒーを何杯かお代わりして長時間仕事や学校の宿題をしている地元の人が集まる場という感じ。コーヒーと一緒に注文したフードが出てくるのに510分待たされることも多いです。ブラックコーヒーでも待たされるので、いつも不思議に思います。

アメリカのカフェで1ついいのは「絶対」と言い切ってもいいほど、無料Wi-Fiがあることです。さすがネット大国。接続速度も大抵早く、サクサク使える優れものです。オーストラリアのカフェにもあるところは多いですが、カフェのスタイルによってはWi-Fiを設置していないところも未だに多く見受けられます。

オーストラリアでよく見かける「フラットホワイト(ラテとカプチーノの間くらいのミルクフォームのコーヒー)」はアメリカではあまり知られていません。本当に稀に見ることがありますが、大概そういう場合はオーストラリア人のオーナーだったりします。

コーヒー1つとってもオーストラリアとアメリカでは大きな違いがあり、大変面白いので、皆さんもぜひ飲み比べをしてみてください。

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