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【タスマニア観光パーフェクトガイド】魅力を徹底解説!

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今、旅行先としてどんどんと人気が上がっているタスマニア。

世界シェアナンバー1の旅行ガイドブックであるロンリープラネットが「2015年に訪れるべき世界の地方都市トップ10」の第4位にタスマニアを選んでから特に注目が集まりました。

タスマニアには太古からの自然が多く残り、野生動物の宝庫とも言われています。

同じオーストラリアでもシドニーやケアンズとは全然違った顔を持つタスマニアの魅力を、基本情報と共にお伝えしていきます。

タスマニアの基本情報

島の大きさ

タスマニアはオーストラリア大陸の南東にある島で、面積は北海道より小さく、九州よりかは大きいくらいです。

オーストラリア国内において最も山の多い地域になり、起伏に富んだ地形が特徴的な島です。

 

独自の生態系

タスマニアは島の約1/4が国立公園や保護地区に指定されており、その多くが“タスマニア原生地域”として世界遺産に認定されています。

そんな手付かずの自然が数多く残るタスマニアは、世界で最も空気と水が綺麗な島としても知られています。

また、タスマニアデビルや既に絶滅してしまったタスマニアタイガーなど、ここタスマニアにしか住まない貴重な野生動物も生息し独自の生態系が築かれています。

タスマニアの気候

タスマニアの気候は、日本と同じ温暖気候に属していてハッキリとした四季があります。

降水量はオーストラリアの中では多い場所ですが日本に比べれば少なく、1日を通して変わりやすい天気をしています。

特に山岳地帯は天気の変化が激しいので、旅行の際は急な雨にも備えておくと安心です。

TASMANIA WEATHER

タスマニアへの行き方

飛行機

日本からタスマニア島への直行便はなく、シドニーやメルボルンなどを経由して行きます。

タスマニアには主要な空港が2つあり、州都ホバートにあるホバート国際空港と、タスマニア島の北に位置する第二の都市ローンセストンにあるローンセストン空港です。

  • シドニーからホバート:約2時間
  • メルボルンからホバート:約1時間

フェリー

メルボルンからはタスマニア島の北に位置しているデボンポートへフェリーが毎日運行しています。

このフェリーはスピリット・オブ・タスマニアと呼び、1年を通して夜間運行と夏のピーク時だけ午前の運行も行われます。

船内は220室もの客室がありゆっくりと休め、費用を抑えたい人には座席のみのプランもあります。

豪華客船とまではいきませんがレストランやバーはもちろんシネマやカジノも用意されていますので、時間に余裕のある方は船でゆっくりと過ごしてみるのもお勧めです。

タスマニアの交通手段

タスマニア島内は電車が走っておらず、公共交通機関はバスのみになります。

料金はゾーン制で、1Zone、2Zone、 ALL Zoneの3つに分かれます。

Green Cardと呼ばれるタスマニア限定の電子交通カードもあり、これを利用して乗車すると運賃が割引されます。

しかし、タスマニア旅行は街よりも国立公園など自然豊かな場所に行く機会が多いので、移動はレンタカーがお勧めです。

車を運転する際は、野生動物との事故に注意しましょう。

悲しいことにタスマニアでは交通事故で亡くなった動物の死骸をよく目にします。

カンガルーなど体の大きな動物とぶつかると車にも大きなダメージも受けてしまいますので、特に夜間の運転には十分に気を付けて、出来れば夕方には街に戻ってきているようにしましょう。

タスマニアの観光地

タスマニア1番の観光地と言えば世界遺産のタスマニア原生地域。

ここには氷河期から残る原生で氷河が溶けてできた多数の湖や、氷河によって削り取られた独特の地形など、想像もつかない程の長い年月をかけて作られた自然の神秘が感じられる場所です。

そのタスマニア原生地域とは、5つの国立公園と10個の保護地区が含まれる広大な範囲を指しています。

中でもクレイドルマウンテン=セント・クレア湖国立公園のハイキングコースが人気。

ハイキングの最中に野生動物と遭遇するチャンスもありますが、夜行性のタスマニアデビルに遭遇する確率はかなり低いのでトロウアナ・ワイルドライフ自然保護区や動物園などを訪れるのも良いでしょう。

このパークではツアーに参加するとタスマニアデビルやウォンバットを撫でることができるのでおすすめです!

他にもブルーニー島やマリア島巡りをはじめ、映画「魔女の宅急便」のモデルになったと噂のパン屋さんロス・ベーカリーで焼き立てのパンを食べたり、世界遺産にも登録されているオーストラリア国内最大の流刑植民地ポートアーサーを訪れてみたり、世界の10大ベストビーチにも選ばれたワイングラスベイなど見所は沢山あります。

また、あまり知られていないのが、タスマニアで見るオーロラです。

オーロラといえば北欧やカナダなどを思い浮かべる人が多いと思いますが、南極に近いタスマニアでも見ることができるんです!

世界で最も空気と水が綺麗な島と言われているだけあり、澄んだ夜空に満天の星が輝いていますので、旅行中はオーロラ予報のサイトと共に空を眺めてみてください。

タスマニアのグルメ

世界で最も空気と水が綺麗な島はグルメにも大きな恩恵を与えています。

牡蠣を代表とした新鮮なシーフードやオーガニックの野菜を使った料理はもちろん、チーズやはちみつといった加工品もあり、食を存分に楽しめる場所でもあります。

また、タスマニア産のワインやビールも有名です。

島全体のレストランのレベルが高いので、どこに入っても美味しいのです。

スーパーではオーストラリア本土では見かけない商品も並んでいますので、タスマニアを訪れた際にはぜひタスマニア産の食材を試してみてください。

オーストラリア国内でも、また一味違った魅力を持つタスマニア。

世界で最も水と空気が綺麗な場所で、美しい景色と大自然に触れながら美味しい物を食べるリフレッシュの旅に出掛けてみませんか?

歴史と美食の街・タスマニアの州都ホバートのおすすめ観光

タスマニア州の州都であるホバートは、広大で神秘的な自然はもちろんのこと、賑やかなマーケットや一風変わった美術館までもある芸術文化都市でもあります。

落ち着いた街並みのホバートの見所から、ホバートから気軽に行ける周辺観光地までをご紹介してきます。

ホバートの基本情報

タスマニアの州都ホバートは、オーストラリア国内ではシドニーの次に古い街になります。

ダーウェント川の河口に開けた市内は、石造りの古い建物と近代的なビルとが混ざり合い、落ち着いた雰囲気が味わえるのが魅力です。

人口も20万人と多くなく、人混みや混雑から解放されます。

新鮮なシーフードやタスマニアビーフなど美味しいと評判の地元の食材が豊富なので、美食の街としても知られていて、ウォーターフロントに並んでいる素敵なレストランで、美しい景色と共に食事を楽しむことができます。

また日帰りでブルーニー島やワイングラスベイなど人気の観光地へも行けるので、旅の拠点としても大変便利な場所です。

ホバート市内お勧め観光スポット

サラマンカ・マーケット

毎週土曜日に開催されているサラマンカ・マーケットは1970年代から続いている伝統あるマーケットで、約300店舗以上もの露天が立ち並びます。

タスマニア在住のアーティストが作る芸術品や民芸・工芸品から、地元で採れた野菜や蜂蜜など地元食材などと共に、タスマニア産のワインやシーフードまで購入できます。

スーパーには並んでいない珍しい商品と出会う事ができるのが魅力です。

その場で食べられるフードスタンドも出店しているので、ショッピングの合間に美味しい食事も楽しめますよ!

ファーム・ゲート・マーケット

毎週日曜日の朝に、街の中心部バサースト・ストリートを歩行者天国にして開かれのが、ファーム・ゲート・マーケットです。

こちらは先ほど紹介したサラマンカ・マーケットよりも規模が小さくはなりますが、色々な種類のタスマニア産農作物や手作りの食材が売られています。

名前の通り“食”に特化したマーケットで、地元の方が多く利用しています。

現地の生活が垣間見られるチャンスですので、足を運んでみるのも面白いと思います。

バッテリー・ポイント

バッテリー・ポイントはホバートで最も歴史ある住宅街です。

サラマンカ・マーケットとも隣接していて、マーケットが開催される土曜日に訪れることのできない方は、ここバッテリー・ポイントを歩いて教会や歴史ある邸宅から漁師小屋など見て回るのもお勧めです。

また、少し変わった体験で、ホバートの街を海側から眺めるカヤック半日ツアーもあります。

ロアリング・40s ・カヤッキングが開催しているホバート・シティ・トリップでは約2.5時間のカヤックツアーで、バッテリー・ポイントから始まりホバート港の景色が楽しめます。

コンスティテューション・ドック

ホバートのウォーターフロントの中心地でもある、コンスティテューション・ドック(Constitution Dock)には、変わったレストランが存在します。

それは小型船が着岸しながらレストランとして営業しているんです。

ほとんどの店は持ち帰り専門ですが、船の中で食べられる店もありますので、船に揺られながらフィッシュ&チップスを食べてみてはいかがでしょうか?

メニューには牡蠣など新鮮なシーフードもあります。

ホバート周辺お勧め観光スポット

MONA (ミュージアム・オブ・オールド・アンド・ニューアート)

MONAはホバート中心地から車で約20分のところにある美術館です。

オーストラリア最大の私立美術館で、古美術から現代美術まで斬新で刺激的なコレクションを所蔵しています。

館内の壁には作品紹介はなく、無料で貸し出されるGPS搭載のタブレットを利用して館内を見学していきます。

また、敷地内にあるレストランでは同じく敷地内にありMONAが所有するワイナリーで作られたワインも提供されています。

美術に興味のない方でも楽しめる奇想天外な美術館ですので、話のネタに訪れてみてはどうでしょう。

ウェリントン山

ホバート中心地から車で約30分のところにあるウェリントン山の山頂は、ホバート市街からブルーニー島などパノラマ眺望が広がる場所です。

市内から山頂へと向かう間も、温帯雨林から始まり高山植物、氷河でできた岩層と景色が目まぐるしく変化していきます。

ここでは渓谷でのハイキングや登山はもちろん、マウンテンバイク、乗馬やロッククライミングまで楽しむことができます。

入場料や駐車料金などは一切かからないので、気軽に訪れてみてください。

歴史ある街並みと落ち着いた雰囲気の中で、グルメとアートが楽しめる街です。

他の人気観光地へもアクセスも良い場所になりますので、旅の拠点として訪れてみてはいかがでしょうか?

野生動物の宝庫!タスマニア・ブルーニー島で遊びつくそう

ホバートの南に浮かんでいるブルーニー島。

ここはタスマニアの中においても特に手つかず自然が残り、数多くの動物が暮らしています。

野生動物に出会えるツアーや、星空観測といったアクティビティから、絶品の牡蠣養殖場まであります。

タスマニア観光では外せないブルーニー島を徹底解説します!

ブルーニー島の基本情報

ブルーニー島はホバートの南沖合に位置し、地峡で繋がった2つの島から成り立っています。

自然豊かなこの島は野生動物の宝庫としても知られていて水鳥やペンギン、オットセイやアザラシが生息し、特に野生の白ワラビーに出会えると有名です。

また、民家の明かりが少ないので、タスマニアの中でもオーロラ鑑賞の地として人気があります。

島内では公共交通機関は一切ないので、ホバートなどでレンタカーを借りる必要があります。

全体の島の長さは南北でおよそ70㎞あり、場所によっては舗装されていない道もあり、移動には少し時間がかかる場合があるので、計画を立てて見て回るようにしましょう。

ブルーニー島への行き方

ブルーニー島へはホバートから車で40分行ったケタリングと呼ばれる町からフェリーで渡ります。

フェリーの乗車には予約は必要なく、船着き場に行った先で料金を払えばOK。料金は車両の大きさによって変わりますが、一般的なレンタカーだと往復で38ドルです。

※毎日午前6時30分から午前7時30分まで、午後2時から午後3時までは割引料金が適用され、32.20ドルになります。

毎時30分に1本のペースでフェリーが出ているので大変便利ですが、日帰りの場合は島からの最終便が7時15分と早い時間になりますので注意してください。

詳しい料金や時刻表はこちらから確認できます。

ブルーニー島の観光情報

ザ・ネック

ブルーニー島での1番の写真ポイントは、ここザ・ネックです。北島と南島を砂の帯が繋いでいる姿は細長い首の様に見えるのでこの名前が付けられました。

絶景が撮影できるポイントは、小高い丘の上にあるトルガニーニ展望台です。特に晴れた日には砂の帯を挟む外洋と内洋の海の色の違いがハッキリと出るので注目してみてください。

また、ここには野生のフェアリーペンギンの巣があり、夕暮れ時には海から巣に戻る姿を観察できます。

道路にもペンギン注意の看板が出ていますので、注意して走行してください。

ケープブルーニー灯台

ブルーニー島の最南端のブルーニー岬の高台に建つのがケープブルーニー灯台です。

サウス・ブルーニー国立公園の中に建ち、海岸線は断崖が続く険しい地形をしているため、海での遭難を防ぐために囚人たちの手によって1838年に建てられた歴史ある建造物です。

この灯台のずっとずっと先には南極があると思うと、地球の大きさを感じられる場所でもあります。

ここではツアーに参加すると灯台に登ることができます。

要予約のサンセットツアーでは灯台のバルコニーから壮大な夕日を眺め、起伏の激しいブルーニー岬の海岸線と共に星空を観察することができます。

フェリーの到着地であるロバーツ・ポイントから灯台までは車で1時間以上はかかり、途中からは舗装されていない道が続きますので、時間に余裕を持って訪れるようにしましょう。

アドベンチャー湾

アドベンチャー湾は南島の東に位置する大きな湾で、ここにはブルーニー島の主要な町の1つがあります。

歴史的にも重要な場所で、1700年代にはクック船長を始め有名な船が訪れました。

アドベンチャーベイ・ビーチは島でも人気の海水浴スポットで、周りには宿泊施設も多くあり、ツアーの発着地にもなっている便利な場所です。

周辺の草原では夕方になると真っ白なワラビーたちが姿を現しますので、宿泊される方は是非探してみてください。

クルージングツアー

ブルーニー島が野生動物の宝庫であるのを実感するのには、クルージングツアーに参加しましょう!

陸からはアクセスできないような険しい海岸線に船で近づくと、野生のオットセイやアザラシに遭遇できます。

またイルカやクジラなどにも遭遇できるチャンスもあり、陸からとはまた違った景色を楽しめます。

ネイチャー・ツアーで数々の受賞歴を持つペニコット・ウィルダネス・ジャーニーズではアドベンチャー湾発で南島の海岸線を約3時間巡るツアーが毎日開催されています。

オイスターファーム

タスマニアと言えば牡蠣が有名ですが、その中でも絶品と言われているのがブルーニー島の牡蠣です。

南極に近く海水が綺麗なことから牡蠣の養殖に適し、美味しい牡蠣が育つ環境が整っています。

新鮮な牡蠣がその場で食べられると人気なのがGet Shuckedです。 フェリー到着地から約15分の場所と訪れやすく、ここでは隣接する養殖場で採れた新鮮な牡蠣を味わえます。

カフェでは生牡蠣をはじめカキフライなど調理した牡蠣もあり、タスマニア産ワインやサイダーも販売しています。

時間が無い方には、ドライブスルーで殻付き牡蠣を購入できますし、牡蠣ナイフも販売しているので、ホテルに戻ってから牡蠣をゆっくり楽しむことも可能です。

ホバートから日帰りで楽しめるブルーニー島は、荒々しい大地と共に野生動物が多く暮らし、また有名な牡蠣も楽しめる場所です。 車があれば簡単に訪れることができるので、タスマニア旅行の際には日本で見られない野生動物の姿を見に行ってみてください。

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タスマニア観光1番人気のクレイドルマウンテンで野生のウォンバットに会おう

タスマニア観光で1番の人気スポットと言っても過言ではないクレイドルマウンテン。 世界遺産に登録されているタスマニア原生地域の1つで、絶景が拝める場所として知られています。

初心者から上級者まで楽しめる豊富なハイキングコースがあり、野生のウォンバットにも遭遇できます。

そんなタスマニアの魅力がぐっと詰まったクレイドルマウンテンの楽しみ方をご紹介していきます。

クレイドルマウンテンの基本情報

クレイドルマウンテンは、タスマニアの北西地域にある広大な国立公園で、正式名称はクレイドルマウンテン=セント・クレア湖公立公園になります。

1982年には、この一帯を含めてタスマニア原生地域として世界遺産に登録されました。 標高1545mのクレイドル山やタスマニア最高峰1617mのオサ山など1500m級の山々が並ぶ山岳地帯の中に、水深167mとオーストラリアで最も深いセント・クレア湖など氷河が溶けてできた沢山の湖が点在しています。

そんな山と湖が創り出す神秘的な雰囲気の中を歩くハイキングコースは人気が高く、初心者向けの2時間程のコースから、全長80kmの6日間を要する本格的なコースまであります。

クレイドルマウンテン周辺には宿泊施設がありますが、数は多くないので夏の観光シーズンには予約が難しくなります。

日帰りの場合は、メルボルンからのフェリー発着地でもあるデボンポートか、空港があるローンセストンに宿泊すると便利です。 所要時間は、デボンポートから車で1時間半、ローンセストンから2時間半になります。

クレイドルマウンテンでの注意点

クレイドルマウンテンは国立公園ですので、入場料が必要になります。

パスは数種類に分かれていて、自分の用途に合わせて購入してください。

代表的なパス2つはこちらです。

  • 24時間パス・・・・・・・大人16ドル50セント/クレイドルマウンテン国立公園のみ通用
  • ホリデーパス(8週間)・・車1台60ドル(8人まで)/タスマニア全ての国立公園に入園できる

タスマニアで3カ所以上の国立公園を訪れる場合はホリデーパスがお得になります。

より詳しい内容はこちらから確認してください。

パスの購入は、オンラインでも可能ですが事前に車情報を入力するため旅行者には向いていません。

それよりも各国立公園のビジターセンターに行けばその場で購入することができます。

また、クレイドルマウンテン内はビジターセンターから各ポイントまで無料シャトルバスが走行しています。

ビジターセンターでパークパスを提示するとシャトルバスのチケットがもらえますので、これを必ず持ってシャトルバスを利用してください。

人気のハイキングコースがあるダブ湖の前には駐車場があり自分の車で行くことも可能ですが、細い道をシャトルバスと交差しながらの道になるので、もし行く場合はシャトルバスの後ろについて行くと安全です。

クレイドルマウンテンのお勧めハイキングコース

クレイドルマウンテンは、年中気温が低く天候も崩れやすいので暖かい服装と雨対策をしてハイキングを楽しみましょう。

ダブ湖周遊コース

ダブ湖を1周する約2~3時間の人気コースです。

約6㎞のコースは、全体的に整備された道が続くので年齢を問わず誰もが楽しめます。

ダブ湖越しに見えるクレイドルマウンテンの絶景や、山の真下から見上げる荒々しい岩場、壮大な熱帯雨林などクレイドルマウンテンの象徴的な景色が続き満足度の高いコースです。

クレーター湖コース

ダブ湖を上からも見てみたいという方にお勧めなのが、このクレーター湖までのトラックです。

約6㎞でダブ湖周遊コースと距離はあまり変わりませんが、このコースには急勾配な箇所もあり往復で3時間程かかります。

高山植物が自生している箇所や、ウォンバットプールと名付けらえた小さな湖など見所が沢山あります。

ここから更に体力のある方にお勧めなのが、マリオンズ展望台です。距離にすれば少しですが、鎖を使って岩場を登る箇所があり足元も不安定になります。

しかし、ダブ湖を一望するパノラマは必見です。

クレイドルマウンテン山頂コース

標高1545mのクレイドルマウンテン山頂を目指すコースです。

往復で8時間以上かかり、岩場など難所も多いので上級者向けコースになります。

山頂からは360度のパノラマが広がり、クレイドルマウンテン国立公園の広さを実感できる場所でもあります。

途中からはロッククライミングのような場所が続きますので、雨の日など天候が悪い日は大変危険ですので登頂しないようにしましょう。

不安や疑問がある場合は、ビジターセンターのスタッフに確認をするとより安全です。

ルーニークリーク

ここはダブ湖の1つ手前のシャトルバス停留所で、駐車場も完備されています。

クレイドルマウンテンと言えば野生のウォンバットに遭遇できる場所として有名ですが、その中でも高い確率で会えるのがルーニークリークです。

ウォンバットは夕方から活動を始めますので、ダブ湖周遊コースなどを先に終えてから訪れると良いでしょう。

コースは整備された平坦な道が続き、疲れた後でも無理なく歩くことができます。

ウォンバットの丸々とした体形と愛らしい顔は見ているだけで癒されますよ。

クレイドルマウンテンは、世界遺産タスマニア原生地域の1番の見所であり、間違いなくオーストラリアで最も美しい国立公園のひとつです。

可愛らしい野生のウォンバットにも出会え、澄んだ空気の中で長い年月が創り出した自然美を感じられるハイキングコースは一生の思い出になるでしょう。

白い砂浜とターコイズ色の海が創り出す幻想!ワイングラスベイの魅力

タスマニア東海岸に位置するワイングラスベイは、その名前の通りワイングラスのように湾曲した海岸線が作る絶景が人気の観光地です。

でも、ここの魅力はそれだけじゃないんです!周辺にはビーチやトレッキングコース、また新鮮なシーフードから夜には野生のペンギンに会えるスポットまであり幅広く楽しめる場所です。

世界の10大ベストビーチにも選ばれたワイングラスベイを周辺地域と共にご紹介します。 

ワイングラスベイの基本情報

ワイングラスベイは、タスマニアの東海岸に位置するフレシネ国立公園の中にあります。

ワイングラスの様な形をした湾には、美しい白色の砂浜とターコイズ色の海が広がり幻想的な景色が広がります。

他にも国立公園内では、釣りやカヤックにロッククライミングまで様々なアクティビティが楽しめます。

また、国立公園入口であるコールズベイは、タスマニアでも有数のリゾート地です。

リゾート地といってもあまり規模は大きくなく、環境に配慮したエコホテルなど落ち着いた雰囲気で、自然を感じながらゆっくりと滞在できるホテルが並んでいます。

ワイングラスベイへの行き方

ワイングラスベイへはホバートからは車で北へ約2時間半、同じくローンセストンからも南へ2時間半ほどで到着します。

フレシネ国立公園へは他の国立公園と同じく入場料がかかり、ビジターセンターでパークパスが購入できます。

1日限りのパスもありますが、タスマニアにある他の国立公園も訪れる場合はホリデーパスを利用するとお得です。

詳しい値段などは、こちらから確認してください。

ビジターセンターではトレッキングコースを記した地図や各種情報が入手できるほか、博物館として地域の自然や文化遺産を紹介しています。

ワイングラスベイの観光情報

ワイングラスベイ展望台

ここに来たら誰もが訪れるのがワイングラスベイ展望台です。 駐車場から展望台へは往復で約1時間半~2時間かかります。

展望台への道は整備されていて誰でも登れますが、坂道が続き日陰も少ないのでスニーカーを履いて帽子やサングラスを忘れずに行きましょう。

駐車場や道中には人に慣れたワラビーが姿を現すこともあるので、周りを気にしながら歩いてみてください。

展望台からはワイングラスベイ全体が望め、ポストカードで見たような写真が撮影できます。

また時間と体力に余裕がある方にお勧めしたいのが、ワイングラスベイビーチまで足を伸ばすコースです。

真っ白な砂浜と透き通った海を間近で堪能できます。

もちろん海水浴も楽しめますし、展望台とは違って人が少ないのでゆっくり波の音を聴きながらリラックスするにも最適な場所です。

展望台からは往復で約1時間かかります。

マリンスポーツ

ワイングラスベイだけを見てこの土地を離れてしまう方が多いのですが、周りにはマリンスポーツを楽しめるビーチが沢山あります。

ハネムーンベイでのシーカヤックや、フレンドリーズビーチでのサーフィンなどが有名です。

ハネムーンベイは、波もなく穏やかな湾が広がりシーカヤックがを楽しむのに最適な場所。

フレシネパドルでは3時間のカヤックツアーから2日間かけてフレシネ国立公園を巡るツアーまで開催されています。

また、フレンドリーズビーチは外洋と面しているので波が高くサーファーに人気のビーチです。

オイスターファーム

半島を挟んでワイングラスベイとは反対側にある湾をオイスター湾と呼びます。

その名前の通り牡蠣やムール貝などの養殖が盛んに行われています。

特に有名なお店はフレシネマリンファームで、養殖場から採れる新鮮な牡蠣、ムール貝、ホタテ、伊勢海老にアワビなどと共に地元のワインも楽しむことができます。

持ち帰りもできますので、どこか公園でゆっくりピクニックをするのも楽しそうですよね。

野生のペンギンに会いに行こう

昼間にワイングラスベイの絶景を楽しんだなら、夜は野生のペンギンに会いに行きましょう。

フレシネ国立公園のすぐ北にあるビチェノと呼ばれる街ではペンギンに会うことができます。

ペンギンに出会えるタイミングは、暗くなり海から戻ったペンギンが海岸を通り木の下にある巣まで帰る時。

ツアーに参加する方法もありますが、自力で見たい場合に訪れたいのが「ブローホール」と呼ばれる場所です。

ここは自然にできた岩の穴から水しぶきが大きく上がる姿が有名で、駐車場も完備されており、ペンギンが帰ってくると鳴き声が聞こえてくるので、その声を頼りに当たりを見回してみましょう。

ただ、ペンギン撮影にはフラッシュは厳禁ですので注意してください。

また足場が不安定な岩場が続くので、足元を照らすライトを忘れずに持参しましょう。

まるで絵に描いたようなカーブが美しいワイングラスベイでは、写真に残したくなる絶景が広がっています。

ここを訪れた際には、この景色だけを楽しむのではなく、静かなリゾートホテルを満喫したり、マリンスポーツや食を楽しんだりして、夜には野生のペンギンを見に出掛けていってみてはいかがでしょうか?


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