オーストラリアのシドニーは、大都市ならではのシティーライフとビーチや国立公園など豊かな自然の両方を一緒に楽しめる都市です。住みやすい街としても有名で、観光地だけでなく留学先や移住先としてもとても人気があります。
こちらでは、見所も盛りだくさんなシドニーの観光地からおススメのビーチやカフェ、そしてオーストラリアならではの体験などをご紹介していきます。
シドニー観光のための基本情報
シドニーってどんなところ?
オーストラリア大陸の南東部に位置し、国内最大の都市であるシドニー。
歴史ある建築物とモダンな高層ビルが混ざり合った街並みは、歩いているだけでも十分に楽しむことができます。また街の中心地から簡単に行けるビーチが数多く点在し、都会にいながらリゾート感も味わえるのが魅力です。
そして何といっても世界三大美港の1つでもあるシドニー湾。そのシンボルとも言えるオペラハウスやハーバーブリッジは、どこから見ても絵になるほど美しく、街をより華やかな雰囲気へ彩っています。
日本からのシドニーへのアクセス
日本から直行便であれば約9時間半のフライトで行くことができます。
- 羽田:ANA / カンタス航空
- 成田:JAL(2020年3月29日(日)以降はJALも羽田発着となります。)
- 関空:カンタス航空
日本出発便はどれも夕方以降の出発なので、仕事終わりに飛行機に飛び乗ってシドニーへ行くこともできる!日本との時差はたった1時間(サマータイム実施期間中は2時間)で、時差ボケの心配もなく到着した翌朝から遊べちゃいます。
またジェットスターを筆頭にLCCも就航していますので、安いチケットも沢山あります。LCCの場合は必ずどこかで乗り継ぎをする必要がありますが、少し長めの乗り継ぎ時間があるフライトを選び、もう1都市観光するのもお得です。
シドニーの季節とイベント
オーストラリアは南半球に位置しているので、季節は日本と逆で、観光客がシドニーへと1番多く訪れる時期は、やはり夏になります。
特にクリスマスからニューイヤーにかけてはホテルの値段も高騰します。大晦日に行われるカウントダウンイベントが有名で、シドニー湾全体で打ちあがる豪華絢爛な花火のショーは圧巻です。
夏:12~2月
1番人気の高い季節は12~2月の夏になり、ホリデーシーズンにも重なるため世界中から多くの観光客が訪れます。
夏はビーチにBBQやキャンプといった、いわゆるオーストラリアらしいアクティビティが楽しめます。その他にも屋外シネマやオペラなど、数多くのイベントが催されます。
秋:3~5月
秋になり3月にはマルディグラと呼ばれるLGBTQIの祭典が行われます。人々の多様性を認めると共に華やかなパレードには、海外・国内から毎年2万人以上もの見物客が集まります。1か月ほどは街中がレインボーカラーに染まりATMなども特別な装飾が付いて、街全体が賑やかな雰囲気に包まれます。
冬:6~8月
シドニーは日本と同じく四季がありますが、冬にあたる6~8月でも最高気温は平均して17℃と日中は暖かくなります。
そして冬のシドニーでは、ヴィヴィッド・シドニーと呼ばれる光と音楽の祭典が行われます。期間中はオペラハウスにプロジェクトマッピングが投影され、特別な姿を見ることが出来ます。
その他にも街中が鮮やかに光で彩られます。またボンダイビーチの前にアイスリンクスケートが登場し短い冬を楽しみます。
春:9〜11月
また冬から春にかけて、ホエールウォッチングが楽しめる季節でもあります。海岸線を歩いていてもクジラの潮吹きを見られる程に近い場所を泳いでいるので、遭遇率の高さも人気の理由です。
※日差しは年間を通して強いので、オーストラリアを訪れる際は必ず日焼け止めや帽子、サングラスなどを持参してください。
治安の良い街・シドニー
シドニーは観光都市というだけあり治安の良さは世界的に見てもかなり良いです。
“世界で最も安全な都市ランキング”でも7位と上位に入っています。観光する時も、公共交通機関を使って安心して回ることが出来ます。電車やバスに加えて、ライトレールと呼ばれる路面電車やフェリーを駆使して色んな場所へ出かけてみてください。
シドニーは都市と自然が上手く融合した街です。日本からのフライトも充実していて、また年間を通じて過ごしやすい気候ですので旅先としておススメです。
それでは次に観光には欠かせない公共交通機関のお得な利用方法をお伝えします。
シドニー観光で使えるお得な移動方法「オパールカード」を徹底解説
オーストラリアのシドニーの魅力をお届けしていますが、こちらでは、観光を楽しむのに欠かせない公共交通機関のお得な利用方法をお伝えしたいと思います!
シドニー観光の必須アイテム「オパールカード(Opal card)」
シドニー観光で先ず手に入れたいのがオパールカード(Opal card)です。
オパールカードとは、シドニー市内と郊外で電車・ライトレール・バス・フェリーなどで利用できる交通カードで、日本のSuicaのようにお金をチャージして利用することができます。
オパールカードを使えば現金よりも運賃が割引になる上に、乗り継ぎ割引など様々な割引が受けられるのが特徴で、発行は無料、有効期限もありません。
購入場所
空港の改札前窓口や「Opal card」のステッカーや旗のあるコンビニやスーパーマーケットで購入できます。
入金方法
カードへの入金を“トップアップ”と言い、$10からできます(空港でのみ初回は$35からの入金しかできません)。購入と同じくコンビニなどの店舗他、駅の機械やインターネットからでも可能です。
残高確認
残高もインターネットから確認できますので、旅行中に心配になっても大丈夫です。払い戻しは大変手間が掛かりますので、少ない金額をこまめに入金した方が良いと思います。
オパールカードを上手に使おう
オパールカードを利用すると様々な割引が受けられます。かなり沢山の割引制度があり、全てを把握するのは困難なほどです。そこで特におススメの制度をご紹介します。これらを上手に使ってお得にシドニー観光を楽しみましょう。
・日曜日は特別料金になる・・・・日曜日は$2.80以上加算されない
・運賃に1日上限設定がある・・・1日で$16.10以上は加算されない
・運賃に1週間上限設定がある・・月曜日から始まり日曜日までで週$ 50以上は加算されない
・オフピーク割引・・・・・・・・いわゆる通勤時間外に乗ると運賃が3割引になる
・乗り換え割引・・・・・・・・・Tap off(交通機関から降りるころ)をしてから60分以内に別の交通機関に乗り換える場合、乗り換えをする度に$2が運賃から引かれる
これらの割引を上手く使えば、シドニーから少し離れたブルーマウンテンにも格安で行くことができます。なおこの割引にも適応外があり、これから説明する空港アクセス料は割引を受けることはできません。これは上限金額などにも含まれず日曜日にも加算されますのでご注意ください。
空港から市内への行き方
シドニーの玄関口であるシドニー国際空港から市内中心部へは約10kmと近く、電車なら約15分で到着することが出来ます。
電車以外の方法だとシャトルバスに路線バスやタクシー、そして最近だとUberなどシェアリングサービス専用の乗り場も設置されています。
エアポートリンクと呼ばれる電車を利用して市内に行くのが1番早く、また便利です。
シャトルバスは宿泊先のホテルが巡回先に入っていれば荷物を運ぶ心配などが不要で便利でが、各ホテルを回って行くので順番によってはとても時間がかかる場合もあり、利用者の評価もあまり良くないのでお勧めはしません。
その点、タクシーやUberなどはその心配がいらず24時間利用できるので、深夜便や早朝便を利用の方には便利な移動方法です。
電車(エアポートリンク)
市内までの料金:約$18~20(オフピーク、ピーク時により値段が変動します)
市内までの所要時間:約15分
運行時間:始発4:22~深夜0:57終発(平日)/始発4:42~深夜0:27終発(土日)
タクシー
市内までの料金:約$50~70(空港アクセス料として$4.60加算、深夜(22:00~6:00)20%の割増)
市内までの所要時間:約20~40分
Uber
市内までの料金:約$40~60
市内までの所要時間:約20~40分
空港からたった4ドルで市内へ行くお得な方法!
上記で説明した方法は一般的で便利な移動方法です。でも、少し時間や手間がかかったって安く移動したい!そんな方におススメの方法をお伝えします。
そもそも15分しか乗らないのに電車運賃が約1500円もするのは何故!?
それは空港アクセス料の$14.87が加算されるから
これを加算されないようにする方法が、路線バス+電車での移動になります。空港アクセス料は駅利用時に課せられるので、路線バスを使って最寄りの駅まで行き、そこから電車移動をするとたった4ドルで市内へ行くことができます。
シドニー空港に来る路線バスは「420番」バスのみで、バス停も1つしかなくPublic Busと書かれた案内に沿って行くだけなので簡単です。
この路線は郊外のBurwoodとBondai Junctionを結ぶ路線で、その中間にシドニー空港があります。空港のバス停は1つなのでBurwood行きとBondai Junction行きの双方が発着するため、行き先の確認が必要になります。
もし間違って逆方向に乗ってしまったらどうしよう!と心配しないでください、実はこれどちらに乗っても電車の駅に到着できるんです。
このバス路線を空港近くだけ見ると下記の図の様に運行していて、バスから電車へと乗り換えを行うのは【Mascot駅】か【Banksia駅】になります。
⇔ Mascot駅 ⇔ Sydney Airport(国内線) ⇔ バス停 ⇔Sydney Airport(国際線)⇔ バス停 ⇔ Banksia駅 ⇔
国際線のターミナルからだとBanksia駅まで約10分、Mascot駅まで約20分で到着します。ただし市内へはMascot駅の方が近くなりますので、トータル時間としては大差ありません。
バスから電車への乗り換えも一長一短です。Banksia駅はバスが駅前に止まり直ぐに乗り換えができる代わりに、小さな駅ですのでエスカレーターやエレベーターがなく階段のみになります。Mascot駅はバス停から徒歩3分ほど歩く必要がある代わりに、駅にはエスカレーターとエレベーターが設備されています。どちらが良いかは、ご自分の状況に応じて合った方を選ぶと良いと思います。
またこの方法はオパールカードを使って割引が適用された値段になりますので、必ず空港でカードを入手してからご利用ください。より詳しい料金や運航スケジュール、また残高の確認などはNSW Transportのサイトをご確認ください
シドニーでの移動方法についてお伝えしました。オパールカードはどの公共交通機関でも使えて、お得な割引も受けられるカードです。これを使ってシドニー観光を目一杯楽しんでみてください。
最後に、お得なレンタカーの借り方をお伝えします。
シドニーで「レンタカーを1日1ドルで借りる裏技」まとめ
出典:https://www.flickr.com/
旅好きなら一度はあこがれたことがある、キャンピングカーでのロードトリップ。 オーストラリアの広大な大地を感じるにはピッタリのスタイルです。特にケアンズ・ブリスベン・ゴールドコーストにシドニーへと続く東海岸のコースは人気が高く、青く透き通るビーチを眺めながらのドライブは格別です。 そこでロードトリップにおススメのレンタカーサイトをお伝えします。
オーストラリアでの運転
オーストラリアでの運転は日本と同じく車は右ハンドルで左側通行ですので、日本で運転されている方であれば難しく感じることはないでしょう。
ラウンドアバウトには注意!
ただし、ラウンドアバウトと呼ばれる円形の環状交差点がそこかしこにあるので、運転方法の確認が必要です。
ラウンドアバウトの交差点に進入する際は、常に自分の右側から来る車を優先させなければいけません。そして行きたい方向へウインカーを出し、右から来る車がないことを確認してから進入します。
その他にも交通ルールや英語標識など事前に確認を行って安全運転を心がけてください。
NSW政府が発行する「道路利用者のハンドブック」には、NSW州の交通ルールが日本語で記載されています。駐車する時の確認事項なども記載されていますので一度目を通しておくと良いかと思います。
1日1ドルでレンタカーを借りられる理由
1日1ドルで借りられるレンタカーが借りられたら、すっごくお得ですよね。それに加えて、中には無料ガソリン代までも含まれる物さえあります!
これは使わない手はありません。
でも、そもそも何故そんなに安いレンタカーがあるの?それって安全なの?と安すぎて心配になるかもしれません。安心してください。この安さにはちゃんと理由があるのです。
広大なオーストラリアを車で旅行する場合、それは片道旅行でレンタカーを乗り捨てする人がほとんどです。つまりレンタカー会社の多くは、高価なトラックを雇って車を元の場所へ移動させる必要があります。そこで考えられたのが、ほぼ無料に近い値段で目的地までレンタカーを貸し出す方法です。
レンタカー会社はお金を払わずに車を移動でき、あなたのような人は無料でレンタカーを借りることができるウィンウィンのシステムを作り上げました。レンタカー会社は日程と移動する都市間を指定していますので、それにあなたの旅行日程とマッチする、もしくはマッチさせればほぼ無料でレンタカーを借りることができます。
安いレンタカーを探せるおススメサイト
coseats.com
このサイトの特徴はキャンピングカーが数多く出されているところです。憧れのキャンピングカー旅行をしてみたい!と思っている方は是非チェックしてみてください。もし自分の予定に合うプランが見つからなかったとしても、無料の順番待ちリストに登録しておけば、より見つけやすくなるでしょう。
Transfercar
このサイトは地図から都市を選ぶことができるので視覚的にとても分かりやすいのが特徴です。またキャンピングカーだけでなく普通車も沢山掲載されていますので、宿はホテルを使うけどロードトリップしてみたい方におススメです。
Imoova.com
このサイトは4WDの車種が多く掲載されているので、滞在先がキャラバンパークではなく国立公園のキャンプ場の方などに特におススメです。またキャンプの際に利用できるLPガスにテーブルや椅子付きのプランもありますのでチェックしてみてください。
広大なオーストラリアでは公共交通機関ではなかなか行けない観光地も沢山あります。特に国立公園や自然保護区などは車でしか行くことが出来ません。
そこにしかない大自然を感じながら素晴らしい景色を眺める旅に出てみてはどうでしょう?
[card2 id=”974″]