ワインの産地と言えばヨーロッパを想像するかもしれませんが、近年オーストラリアのワインも人気が高まってきています。
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そこでオーストラリアに来たら是非訪れてみたいのがワイナリー!日本ではなかなか出来ない体験ですよね。
オーストラリアには有名なワイナリーが沢山ありますが、その中でもパース市街からたったの30分で行くことができ、初心者にも気軽に訪れやすいスワンバレーをご紹介します。
ワインが好きな方も、はたまたお酒はあんまり、、、という方でも楽しめるスワンバレーを徹底解説します。
スワンバレーってどんなところ?
ワイナリーと言えば広大な敷地を要するので都市から離れた場所にあるのが一般的ですが、スワンバレーはパースの中心地から車でたったの30分で行くことができます。
その手軽さが魅力で、観光客だけでなく地元の方も日常的に訪れる場所となっています。そこには美しいブトウ畑が広がり、のどかでゆったりとした田園風向を楽しめます。
また、スワンバレーは西オーストラリア州で最も古いワインの産地で、大規模なワイナリーから家族経営のこぢんまりとしたワイナリーまでありバラエティに富んでいます。
フード&ワイン街道とも呼ばれるメインロードがあり、その道路沿いには約150軒以上のワイナリー、レストラン・カフェ、ショップなどが立ち並びます。
メインロードは縦長の円形でぐるっと1周しても20キロ程度なので、とりあえずこの道を走れば簡単に気になるお店に出会うことができるのも旅行者に嬉しいポイントです。
スワンバレーの楽しみ方
スワンバレーのお楽しみといえば、何と言ってもワイナリーで美味しいワインのテイスティングです。
ワイナリーを訪れるのは敷居が高いと思うかもしれませんが、ここは観光客も多いのでとっても気楽に入れます。買わずに試飲だけでも嫌な顔をされることはありません。
むしろ道路に「Free Tasting」や「Free Wine, Free Cheese」の看板が出ているので、気になった所にはどんどん入っていってみてください。
スワンバレーを訪れた際に先ず立ち寄りたいのが、ビジターセンターです。ここでワイナリーやレストランが載った無料のマップをもらいましょう。もしくは事前に手に入れたい場合はネットからもダウンロードすることができます。
スワンバレーにあるのはワイナリーだけではありません。
ワイン用ではなく生食用のブドウ販売所や、チーズ、チョコレート、蜂蜜からアボリジナル・アートの専門店もあります。これらの店でも試飲試食が行われていますので、運転手の方や子連れの方でも楽しめる場所です。
スワンバレーでおすすめのワイナリー
沢山あるワイナリーの中から、特にお勧めのワイナリーを紹介していきたいと思います。
Sandalford(サンダルフォード)
サンダルフォードは1840年に創業した、オーストラリアで最も古いワイナリーの1つ。
スワンバレーとマーガレットリバーの2カ所でワイン造りを行っている大規模なワイナリーです。
ここは老舗だけありゴージャスな門構えと長い並木道がお出迎えしてくれて、これだけで映画の世界に入ったような感覚を味わうことができます。
ショップではワインだけでなくグラスなどお土産品も並んでいるので、見ているだけでも楽しむことができ、広大な敷地にはブドウ畑に池や公園もあるので、自由に散策することができます。
特にお勧めなのがレストランです。ブドウの木の下で食べる食事は雰囲気も味も抜群です!レストランはランチのみの営業になりますが、ネットで予約もできます。
Lancaster(ランカスター)
ランカスターはこぢんまりとした家庭的なワイナリー。広いブドウ畑の真ん中に、とても簡素な小屋とテーブルとして使われているワイン樽があるだけになります。
これが、とっても開放感があって心地の良い空間です。
ここの嬉しいポイントはワインだけでなくチーズの試食も一緒にできること!チーズの濃厚な味と美味しいワインを同時に味わえるなんて最高ですよね。
目の前に広がるブドウ畑を見ながら、ワインとチーズを楽しんでみてください。
Olive Farm Wines(オリーブ・ファーム・ワインズ)
オリーブ・ファーム・ワインズはモダンでスタイリッシュな内装のワイナリー。
ここの魅力はワインの種類の多さ。35種類以上ものワインがあり、1人3種類まで無料で試飲できます。
中には普通なら無料で試飲出来ないような高級な物も含まれているから驚き。他にも女性に人気の赤のスパークリングワインもあり、珍しい種類のワインを試してみたい方に特にお勧めです。
また、横にはチーズ専門店の「THE CHEESE BARREL(チーズ・バーレル)」があり、こちらではチーズの試食もできレストランも併設されています。
パースからたった30分で行けるスワンバレー。お勧めのワイナリーをご紹介しました。
次は運転手の方やお子様連れにもお勧めのチョコレートや蜂蜜からアボリジナル・アートの専門店を紹介していきたいと思います。
お酒が飲めない人でも楽しめる!スワンバレーのおすすめ土産
スワンバレーをぐるっと1周しているメインロードは別名“フード&ワイン街道”と呼ばれるだけあって、ワイナリーだけでなく、地元の食材を使ったこだわりのレストランや地元で作られている食材を販売している店も多くあります。
こちらでは特にワイナリーと同じくチョコレートなどの試飲・試食が楽しめるお店をご紹介していきます。
The Margaret River Chocolate Company(マーガレットリバー・チョコレート・カンパニー)
マーガレットリバー・チョコレート・カンパニーはその名前の通り本店はマーガレットリバーにあります。
でも、店の規模は広く、スワンバレーも同じで200種類以上の商品が並んでおり、店内は圧巻!チョコレートは全て手作りで、数々の賞も受賞しています。
ここの最大のポイントは、巨大なボールにモリモリ盛られた試食用チョコレートの山。
ミルクチョコレート、ダークチョコレート、ホワイトチョコレートの3種類が用意されていて、みんな手にチョコレートを沢山持ちながら店内を見て歩きます。
また、お土産に喜ばれるコアラやクアッカワラビーの形をしたチョコレートも販売されています。
Providore (プロヴィドア)
プロヴィドアはマーガレットリバー・チョコレート・カンパニーと同じ敷地内に建っているお店。
ここはオリーブオイル、ジャム、蜂蜜、ワインからお洒落な雑貨までが取り揃えてあります。ほとんどの商品を自由にテイスティングできるので、自分のお気に入りの味を見つけてみてください。
数種類にも及ぶオリーブオイルの食べ比べは日本ではなかなかできない体験ですよね。
また、HPには商品を使ったレシピも掲載されていますので、新しい味や食材を試してみるチャンスです。
Maalinup Aboriginal Gallery(マーリンアップ・アボリジナル・ギャラリー)
マーリンアップ・アボリジナル・ギャラリーは西オーストラリアのアボリジナル文化を保護するために作られたギャラリーです。
ここではアボリジナル文化を体験でき、アボリジナル・アート作品の購入や、アボリジナルが伝統的に食してきたブッシュ・タッカーの話を聞いたり、それを試食したりできます。
特に地元アボリジナルの芸術家が作った手塗のガラス製品や陶磁器など、他ではあまり見かけない商品がお手軽な値段で購入できるのが魅力です。
また、ブッシュ・タッカーの専門家がオーストラリア原産の珍しいハーブやジャムなどを紹介してくれ、購入することもできます。
他では手に入らない商品が沢山ありますので、是非立ち寄ってみてオーストラリアの文化に触れてみてください。
Katich’s The Grape Place(カティッチ・ザグレープ・プレイス)
カティッチ・ザグレープ・プレイスでは朝収穫したばかりのブドウや他の果物・野菜が販売されています。
スワンバレーはブドウ畑が沢山ありますが、そのほとんどがワイン用のブドウ。生食用のブドウを取り扱っている店はとっても少ない中、ここでは新鮮なブドウを味わうことができます。
地元の方も多く訪れる店で、何箱も買って帰る人もちらほら。
また、ブドウたけでなくフレッシュジュースの販売や、野菜・蜂蜜なども取り揃えてあります。
The House of Honey(ハウス•オブ•ハニー)
ハウス・オブ・ハニーは西オーストラリア州のごく一部でしか採れないジャラハニーをはじめとした、地元でしか取れない蜂蜜を取り扱っています。
ここの蜂蜜は全て、非加熱で混ぜ物などもなく栄養と滋養たっぷりで味が濃いのが特徴です。
取り扱っている蜂蜜の数も約20種類もあり、全て試食することができます。蜂蜜を食べ比べてみると1つ1つ味の特徴が良く分かり、こだわりの1品に出会えること間違いなし!
また、蜂蜜から作ったミードワインも試飲することができます。その他にも蜂蜜から作られたコスメや雑貨も販売しています。店内には喫茶スペースもあり、蜂蜜のアイスクリームが特に人気です。
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スワンバレーで楽しめるのはワイナリーだけでなく、チョコレート、オリーブオイルや蜂蜜そしてアボリジナル文化の食べ物まであり、オーストラリアの食の豊かさを感じられる場所です。
どこまでも続くブドウ畑を眺めながら美味しい物を探す旅に出掛けてみてください。