パースからロードトリップ

オーストラリアでロードトリップ!パースからダーウィンまで6,000キロ1ヶ月半の旅

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パースからロードトリップ はじめまして、オーストラリアでワーホリ2年目のKoheiです。 ワーホリ中の1年や2年って思ってたより短い!本当にあっと言う間に終わってしまいます。。。

とはいえロードトリップなんてお金や時間の無駄遣い…だと思っていませんか?

私も正直、実際にロードトリップを始めるまでそう思っていました。

語学学校で3ヶ月

私は2018年の11月にパースに到着して語学学校に3ヶ月間通いました。

英語力向上の為にやってきたので、遊ぶ事は一切考えずひたすら勉強!と意気込んでやってきたのでロードトリップの事なんてまったく考えてもいませんでした。

その後ファームでの88日間の任務を完了し、2年目のビザを取得する権利を得た私は、お金や時間に少し余裕がありました。

そんな時、仲の良いフランス人の友人がロードトリップを一緒にしないかと誘ってきたのです。

友人が提案してきたプランは、パースからノーザンテリトリーにあるダーウィンまでのロードトリップ、約1ヵ月間の旅でした。

私は悩みましたが、特にやる事の決まっていなかった私は1ヶ月くらいなら…と行く事を決意。 パースからロードトリップ

ロードトリップスタート!

私達が旅をスタートしたのが6月下旬。 オーストラリアでは日本とは季節が逆なので、冬の寒い時期です。

いくらオーストラリアとはいえ、南の方に位置する街は冬になれば寒いです。 要するにこの旅は、「寒いところを出て、暖かいところへ行こう」というコンセプトの旅なのです。

最初の目的地「Lancelin(ランセリン)」

パースから車を走らせて約1時間半、最初の目的地はランセリンという場所に位置する大きな砂丘です。

ここではサンドサーフィンが有名で、現地でサンドボードを借りる事ができます。

レンタル費用は1人$5、大人から子供まで安価で楽しむ事ができます。

サンドボード初体験の私、1時間経った頃にはへとへとの砂だらけになってました。ズボンにポケットのないものか、チャック付きのものをお勧めします。。

他にもちょっと高かったですが、バギー等のレンタルもやっていました。余裕のある方は試してみるのもすごく楽しいと思います。 パースからロードトリップ

北上したところにある「Pinnacles(ピナクルズ)」

次の目的地はそこから少しまた北上したところにある Nambung National Park にある Pinnacles Desert

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“Pinnacle=尖ったもの、Desert=砂漠” 名前の通り尖ったものがたくさんある砂漠です。

どうもこれらの岩は風化した石灰岩のようです。

無数の独特な形の岩が林立していて、独特な世界観へと私達を誘います。

私達が訪れたのは昼間でしたが、夜になると辺りに何もないので真っ暗になってしまうそうです。

ただ夕陽が沈む直前のピナクルズは、砂漠が真っ赤に染まり絶景だそうです。

今も尚、岩の風化は進んでいて、やがては完全な砂丘になってしまう事も考えられるようなので、ぜひチャンスのある方は早めに訪れる事をお勧めします。 パースからロードトリップ

夜はJurien Bay(ジュリアンベイ)のキャンプ場

Jurien Bayに立ち寄り、キャンプ場で夜を過ごします。有料キャンプ場には基本的にはトイレ、シャワー、キッチンといった設備がしっかり備わっているので、必要なのは調理器具と寝床くらいです。

テントを設営し、マットレス寝袋を設置して寝る準備は完了。寝袋は温度が0度くらいまで対応していれば快適に寝られると思います。

とはいえこの時期、この辺りはまだ寒いので暖かい格好と毛布等の防寒具は準備しましょう。

夜中寒いと、何度も夜中起きる事になり、次の日が台無しになってしまいます。

長距離運転しなければいけないロードトリップ、安全に旅をする上で睡魔は大敵になりうるでしょう。

カルバリ国立公園に向かう

パースからロードトリップ 海沿いの公園でランチを済ませた私達は、北に約400km、Kalbarri National Parkに向かいます。

道中、ピンクレイク等に立ち寄り、目的地に到着です。 パースからロードトリップ 丘の上からみえる川はまさに圧巻。

大自然にこころを洗われました。 夏場は水が乾ききって川がないそうなので、いくなら冬場の水がある時期がおすすめです。

パーク内を進んでいくと、人が集まっているポイントがあります。

英語だとNature Window、日本語に訳すと自然の窓という写真スポットです。

読んで字の如く、自然にできた窓のようなもので、みんなこの窓に座って写真を撮ります。訪れた際にはぜひおすすめです。

また、ここから近いところに独立した国家が存在します。

Principlality of Hutt River という国?です。

1970年に独立して今も尚存在しています。

とても小さい国なのですが中には郵便局、博物館やキャンプ場が入っていて、キャンプする事ができます。

初代プリンスは残念ながら、近年お亡くなりになられたそうですが、その息子2代目プリンスが尚健在で、訪れた際には中を案内してくれます。

オーストラリアに住んでいる現地の人でも存在を知らないような場所なのですが、しっかりパスポートにスタンプを押してもらう事もできちゃいます。

記念にぜひ行ってみる事をおすすめします。 パースからロードトリップ

シャーク湾で世界最古の生物「ストロマトライト」

次はShark Bayです。北に運転すること約300km、最初のポイントはHamelin Poolです。

こちらではストロマトライトという世界最古の生物がみられます。

約35億年前から生息しているらしく、酸素形成の起源ともされています。

写真にある岩のようなものが実は全てストロマトライトで、未だに年に0.3mmずつ成長しているそうです。 パースからロードトリップ

世界遺産のシェルビーチ

次はシェルビーチ。名前の通り、砂浜が貝殻できているビーチです。

世界中にシェルビーチと名のつくビーチは存在しているそうですが、こちらは世界遺産にも登録されている名高いビーチです。

塩分濃度が普通よりも50%も高く、ごく一部の貝しか生息できなかった為に、このような海岸になったそうです。

全長60kmほどあり、他のビーチとはまた違う魅力がありますが、海水浴に来るような場所ではないので、泳ぎたい方は次のポイントLittle Lagoonをお勧めします。

Little Lagoon

Little Lagoonはシェルビーチから更に約50kmほど北にある場所です。

海岸というよりは海水の池ですので波もなく、泳ぐには持ってこいの場所です。

カヤッキングやウィンドサーフィン、釣りをしている人もいました。ここではキスがよく釣れるそうですので、釣り好きの人にもぜひおすすめです。

また、ここからみる夕陽もとても綺麗ですので、陽が沈む頃までここで時間を費やすのもおすすめです。 パースからロードトリップ

Monkey Mia(モンキーミア)で一泊

フランソワ・ペロン国立公園を経て、Monkey Miaで一泊。ここではイルカがみられます。

レンジャーが1日のある決まった時間帯に、野生のイルカを餌を使って呼びます。

イルカは浜のすぐ近くまでやってくるので、直接手渡しでの餌付け体験もできます。

ただ私が行った時期は、学校のホリデー期間中だった為、小さいお子さんがいっぱいで、私自身は餌付け体験できませんでした。

お子様連れの方にもおすすめの観光スポットです。

西オーストラリアでおすすめのExmouth(エクスマウス)

続いて私達が向かったのはExmouthです。

ここはこの旅の中で私が最も楽しんだところだと思います。

ウェスタンオーストラリアの海は比較的どこも綺麗で、魚もたくさんいますが、ここはものすごかったです。

ここでの観光スポットの大半はケープ・レンジ国立公園内にあります。その中でも特別良かったところをご紹介します。

Turquoise Bay

まずはターコイズ湾です。

おそらくこのパーク内で一番人気のあるスポットで、シュノーケリングするにも泳ぐにも最高なスポットです。

Oyster Shack

次にOyster Shackです。

Turquoise Bayと同様にシュノーケリングするのに最高なスポットなのですが、比較的浅いので、お子さんや泳ぎの得意でない方にもおすすめできるスポットです。

腰元くらいの深さのところで顔を水につけただけでも驚くほど魚がみれます。

私はここで野生のサメと出会いました。ただサメと言っても小型のサメで、危険な人食いザメではないので安心してください。 パースからロードトリップ

Yardie creek(ヤーディークリーク)でハイキング

さいごにYardie creekです。

短いハイキングトラックがあり、進んでいくと美しい光景が広がっています。

往復1時間くらいあるコースなので、飲み水を持っていく事は必須です。

ちなみにこの辺りから北は夜でも寒いと感じる事はほぼなかったと思います。 パースからロードトリップ

カリジニ国立公園へ向かう

Exmouthを出た私達は、そこから約600km東にあるカリジニ国立公園へ向かいました。

Exmouthを出発した直後、エミューの群れに遭遇しました。 パースからロードトリップ オーストラリアでの運転の際、一番注意しなければならないのは野生動物です。

このエミューもそうですが、野生のカンガルーは運転していれば高確率で出くわします。

オーストラリアでは州ごとに制限速度は違いますが、だいたいどこも100キロ越えです。

一瞬の判断を誤れば、動物の生命を奪ってしまう事にもなりかねませんし、何より車もただではすみません。

何か怪しいものが道路上にみえたら減速して様子をみながら運転しましょう。

それと、暗い夜間の運転はできるだけ控えましょう。

ちょこちょこ休憩を挟んで、やっとの想いで到着。

ここはWA州で2番目に大きい国立公園で見どころ満載でした。

岩壁に囲まれた透明度の高い自然のプール、岩肌をなだらかに落ちる滝など自然の美しい光景を目の当たりにできます。

またプールでは泳ぐ事もでき、海水浴とはまた違った楽しさをあじわえます。 パースからロードトリップ パーク内にはいくつか山もあります。

私はその中でもWA州で2番目に高いマウント・ブルースという山の登山に挑戦しました。

かかった時間は往復約5時間、登山初心者の私には正直いって地獄でした。

ただ頂上についたときには物凄い達成感と、美しい光景が待っていました。

それとパーク内のどこにいても携帯の電波の届かなかった私達の携帯は、なぜか頂上ではアンテナが!!!

パーク内に宿泊中に携帯が使いたくなったらぜひお試しください。

登山中は日陰になるようなところもほとんどなく、暑さ(紫外線)対策は十分に、飲み水は十分すぎるくらい用意してく事をおすすめします。 パースからロードトリップ

約1000km北にあるBroome(ブルーム)

次の目的地はそこから約1000km北にあるBroomeです。

さすがに1日では移動しきれないので、途中でキャンプ場を探しながら進みます。

その時はたまたま、月のない新月の日を含んでいたので夜は満点の星空、天の川までくっきりとみえました。

流れ星もたくさん。 オーストラリアでは日本と違って光害が少ないので、星空の綺麗さは魅力の一つです。

皆さんもぜひ新月の日を見計らって郊外にでてみてください。絶対に後悔はしないと思います。

Broomeは比較的大きな街で、だいたい人口は15000人位です。

ここまで約3週間田舎暮らしをしてきた私達にとっては大都会でした。

有名なのはケーブルビーチ、ツアーを予約すればラクダにのったりもできます。

その他には恐竜の足跡が遺されているガシュームポイントや、日本と関連の深いパールショップなど、見どころはたくさん。

1週間程滞在して、現地で友達もでき、お酒を飲んでどんちゃん騒ぎした夜もありました。。。

Broomeから先は途中立ち寄った野生のワニがいるKing Leopold Range Conversation Park以外はKununurraまでひたすら運転。

おそらく人生で一番運転した日だったと思います。 パースからロードトリップ

大量のワニ

オーストラリアには海と川両方にワニが生息していて、川のワニは比較的大人しいです。

大抵の時間は動かず、人が近づくと逃げていきます。

ただ肉食動物なのには間違いないので、くれぐれも自分から歩み寄ったり、触ったりしない事を強くおすすめします。

カナナラに到着!

カナナラに到着後はいよいよDarwinのあるノーザンテリトリーに突入です。境目にはこんな看板が パースからロードトリップ ここから先はWA州からNT州に変わり、法も少しだけ違います。

例えばWA州の制限速度は110キロだったのに対し、NT州は130キロ。

それ以下で走ってると何台も車が追い抜いていきます。こんなスピード日本ではだせませんよね。 パースからロードトリップ 途中キャンプをして1泊過ごし、いよいよ旅の最終地ダーウィンに到着です。

ここまでの総運転距離は6000km以上、かかった時間は約5週間、長かったような短かったような。

ただ日本語の話せる人の全くいない環境下で、24時間行動を共にしなければならない状況は、私の英語力を飛躍的に向上させました。

事実、私がパースで語学学校を卒業した時のレベルはintermediateでしたが、今は新しい学校にUpper-intermediateで入学できるレベルにまでなってました。

要は何をしようにも自分次第って事です。 せっかくのワーホリですので、みなさん後悔のないように過ごしてください。


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