西オーストラリア州のパースから車で約3時間の場所にあるマーガレットリバー。オーストラリア屈指のワインの産地で、美味しいワインを求めて多くの方が訪れます。
でも、マーガレットリバーの魅力はワインだけじゃないんです。
そこは驚くほど透き通った青い海と豊かな自然が織り成す絶景スポットの宝庫!まだまだ日本ではあまり知られていないマーガレットリバーの魅力をお伝えします。
マーガレットリバーの基本情報
マーガレットリバーはパースから南へ約270㎞の場所に位置しており、ワインの産地として有名です。
マーガレットリバーには約120軒ものワイナリーがありますが、ワイナリーひとつひとつの規模はあまり大きくないのが特徴。その分とても丁寧に作られていて、評判の高いプレミアム・ワインを多く生み出しています。
ワインだけでなくワイナリーに併設されたレストランのレベルも高く、オーストラリア国内でも有数のグルメスポットになります。
また、青く透き通ったインド洋はサーファースポットとしても人気がありますし、時期によってはホエールウォッチングも楽しめます。その他にも洞窟内を探検できる場所も数多くあります。
この様にマーガレットリバーは豊かな自然を、食と目の両方で楽しめる場所なんです。
マーガレットリバーの隠れた絶景スポット
マーガレットリバーに来たらワイナリーだけじゃなく、手つかずの自然を感じられる場所にも訪れてみてください。ここには、まだまだ知られていない絶景スポットが沢山あります。
野生の巨大エイとの遭遇スポット
野生のStingrayと呼ばれるアカエイが集まるのがHamelin Bay(ハメリン・ベイ)です。
マーガレットリバーの中心地から南に30㎞のところにあり、インド洋に面したとても穏やかな湾で、白い砂浜に青い海が広がる美しい場所。ここのビーチでは、釣りをする人達から魚のおこぼれをもらおうと野生のアカエイが集まってきます。
遠くで姿が見えるなんてものではなく、巨大なアカエイが波打ち際までくる姿は圧巻です。その大きな姿にちょっと驚くかもしれませんが、性格は大人しいので襲ってくることはありません。
エイは好奇心旺盛な性格で、人の近くまでやってきますが触るのは厳禁です。エイの尻尾には毒がありますので、十分に注意をして鑑賞してください。
岩の隙間からの波しぶきが楽しめる天然スパ
マーガレットリバーの中心地から車で北に約30分走らせたところにあるのが、Injidup Natural Spa(インジダップ・ナチュナル・スパ)です。
ここでは大小様々な岩の間にできた天然のプールが楽しめます。巨大な岩の隙間からは海からの水が滝のように流れ込んでくるため、プールに泡が沸き立ち天然のジャグジーに浸かっている様な気分が味わえます。
天然プールの中は波がなく水位も高くないので安心して水遊びができるので、子連れの方にも人気の場所です。ただし駐車場から徒歩で約5分の距離ですが、足場の悪い岩場を歩くので足元には十分に注意してください。
インド洋と南極海が交差する海
マーガレットリバーから車でさらに南へ50㎞走ったところにあるのが、ルーウィン灯台です。ここはオーストラリアの最南西端に位置していて、インド洋と南極海が混ざり合う場所でもあります。
この場所は世界で最も素晴らしい岬の1つにも選ばれていて、100年以上も前に石灰石で造られた白い灯台の姿と、最果ての地とも思わせる荒涼とした大地のコントラストが美しい場所です。
また、現在でも灯台としての役割を果たしていて、気象データを収集しています。ツアーに参加すると灯台の上まで登ることができ、より遠くまで見渡せまするので、もし運が良ければイルカやクジラ、海鳥など海洋生物にも出会えるでしょう。
ここのカフェでは、カンガルーやエミューを使ったバーガーも食べられますので、オーストラリアの思い出に挑戦してみてください。
地元民からも愛させるサンセットポイント
マーガレットリバーの中心地から車で20分ほどの距離にあるのがSurfers Point(サーファーズポイント)。マーガレットリバーはワインと同じくサーフィンでも大変有名です。
中でも名前の通りサーファーズポイントは、巨大な波が現れる場所としてサーファーならば誰もが憧れる場所と言われています。
サーフィンをしない人でも訪れてほしいのが夕焼け時。ここは地元の方に愛されるサンセットポイントで、夕方になると仕事を終えた人達が続々と集まってきます。
特に夕焼けの中にカイトサーフィンを楽しむ人達のシルエットが浮かぶ姿は、オーストラリアならではの光景です。昼間の青い海とは違う姿を見に行ってはいかがでしょうか?
最後に
今回はパースから南へ3時間の場所にあるマーガレットリバーをご紹介しました。
ワイナリーとして有名な場所ですが、野生のエイに会えたり天然のスパがあったりと驚くような体験ができる場所でもあります。まだあまり日本では知られていない場所ですが、パースを訪れた際には是非足を伸ばしてみてください。