オーストラリアの豊かな自然は、美しい景色だけでなく食の世界でも感じることができます。
そこで今回ご紹介したいのが、パースがある西オーストラリア州だけで取れる“ジャラハニー”です。
まだ日本ではあまり知られていませんが、味の美味しさはもちろんのこと、マヌカハニーに匹敵する抗菌作用があり、これから大注目の蜂蜜です!
オーストラリア産の蜂蜜が人気の理由
オーストラリアで蜂蜜を探すと、その種類の豊富さに驚くかもしれません。
花の種類別だけでなく、オーガニックハニーや非加熱式のローハニーなど精製方法によっても分かれていますが、それはオーストラリア産蜂蜜の人気が高く、養蜂業が活発に行われている証拠です。
では、その人気の秘密はどこにあるのでしょうか?
理由その1
オーストラリアの蜂は他国と比べて病気や寄生虫の問題が非常に少ないため、農薬などを使用する機会が低く、高品質の蜂蜜が採れるからです。
この蜂にとって最適の環境を守るために、とても厳しい基準が設けられています。
オーストラリアは入国する際に食べ物の検疫がとても厳しいことで有名ですが、中でも西オーストラリア州は州政府が蜂蜜法を定めており、外来種との接触を厳しく管理しています。
例えば、海外からだけでなくオーストラリア国内の蜂蜜までも持ち込みが一切禁止されています。この努力のかいもあり西オーストラリア州の蜂だけが病気を持たないので、抗生物質の含有量ゼロの蜂蜜が採れるのです。
理由その2
花の種類が多いことにあります。
日本で蜂蜜といえばアカシアや蓮華ですが、オーストラリアではユーカリが一般的です。実はユーカリは700種類以上もあり、風味や色味などバラエティに富んだ蜂蜜を採取できます。
また、オーストラリアの乾燥した大地で育った植物の蜜からできる蜂蜜は、日本の蜂蜜よりも水分量が少なめで粘度が高く味もより濃厚になります。
このようにオーストラリア産の蜂蜜は、恵まれた環境の中で高品質な蜂蜜が採れることが人気の理由なのです。
ジャラハニーってなに?
オーストラリアの蜂蜜の魅力を知れば知るほど食べてみたい!と思いますよね。
でも、種類が多い分どれを選べば良いのか困ってしまいます。そこでお勧めなのがジャラハニーになります。
味の好みは人それぞれですが、特に希少性が高くパースなど西オーストラリア州に行ったら是非試していただきたい一品になります。
ジャラは、ユーカリの一種で西オーストラリア州の南西部のごく限られたエリアだけに自生しています。その上、ジャラの花は2年に一度しか咲かないので大変貴重な蜂蜜なんです。
また、ジャラの開花時期はオーストラリアでは夏にあたる11月から1月で、他の花が咲く春の時期とは違うために純度の高い蜂蜜が採れると言われています。
ジャラハニーはシドニーなど他の州では滅多に出会うことがないので、パースなど西オーストラリア州へ行った際のお土産として最適です。
マヌカハニーを凌ぐジャラハニーの凄さ!?
ジャラハニーの魅力は、その希少性の高さだけではありません!
ジャラハニーは他の蜂蜜と比べて抗菌・抗酸化作用が高く、ミネラルも豊富です。
抗菌作用の高い蜂蜜といえばマヌカハニーがとても有名ですが、このジャラハニーはマヌカハニーの約2倍もの抗菌力があるという調査結果も出ています。ジャラハニーの抗菌作用を表す際に使われる『TA20+』などはTotal Activity(トータルアクティビティ)の略で、この数字が高いほど抗菌作用が高くなり値段も高くなります。
しかし、一般的に比べてマヌカハニーよりもジャラハニーは価格帯が低くなっており、お土産や自分用にも気軽に買うことができます。
また、マヌカハニーの独特な味や香りが苦手だと感じる人も多いと思いますが、その点、ジャラハニーの味は、抗菌作用が高いにも関わらず薬っぽさが全くなく、濃厚で黒蜜のような非常に上品な甘みを持っています。そのまま食べてももちろん美味しいですし、ヨーグルトやパンに塗って食べると絶品です。
ジャラハニーはどこで買えるの?
ジャラハニーは西オーストラリア州でしかほぼ見ることはありません。
ですが、西オーストラリア州の中でなら比較的簡単に手に入ります。スーパーマーケットやドラッグストアでも取り扱っている店もありますし、お土産屋さんでも良く見かけます。
特に有名なのはスワンバレーにある蜂蜜専門店の「The House of honey」で、こちらではオンラインでも購入できます。その他、パース空港の中でも購入できます。
ジャラハニーは品質・味・抗菌力の三拍子が揃った贅沢な蜂蜜で、西オーストラリアの名産物と言っても過言ではないので、是非パースなど西オーストラリアを訪れた際は手に取ってみてください。
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