「フェンスのない動物園」カンガルー島
年末から続いた大規模な森林火災で、島の3分の1近く、国立公園はほぼ消失したと言われています。
実際に被害にあったのは人間だけではなく、動植物への被害も計り知れなく、3万匹を超えるコアラが犠牲になりました。
実際にカンガルー島へのアクセスとなるリージョナル・エクスプレス(REX)は、アデレードからカンガルー島に向かう航空便を廃止する流れで動いていたりと、今後の復興には相当な時間がかかることがわかります。
ですが、このような時だからこそぜひカンガルー島に足を運んでみてください。2020年2月29日までに予約すると、今なら片道$15で行くことができます。
予約はこちらから 現在のカンガルー島はこちらの記事でも掲載されていますのでご参考ください。
https://australia-now.info/archives/8200
オーストラリアは内陸も自然を充分に満喫することができる場所ですが、さらなる自然を求めるなら、離島への観光がとてもおすすめ。
なぜならオーストラリアの離島は珍しい動物や植物、風景の宝庫だからです。
実はカンガルー島は、オーストラリアの離島の中で3番目に大きく、オーストラリア・アシカの一大生息地とも言われています。
「カンガルー島なのにアシカなの?」と思われるかもしれませんが、今回はそのようなオーストラリアの大自然を満喫することができる「カンガルー島」がどれほど素晴らしく、また回復する必要のある場所なのかをお伝えしていきたいと思います。
アシカの隣を歩けるシールベイ自然保護区
カンガルー島は「フェンスのない動物園」と言われるほど多種多様な生き物で溢れており、島内には多くの自然保護区があります。
その中で最も有名なのが、「シールベイ自然保護区(Seal Bay Conservation Park)」
その名の通りアシカの生息地で、世界で唯一、野生のアシカの近くを歩けるビーチです。(もちろんアシカに触れるのは禁止です。)
ぜひ愛らしいアシカたちを間近で見つつ、癒されてください。
奇妙な岩が作り出す不思議な空間、リマーカブル・ロック
カンガルー島一押しの写真スポットは、「フリンダース・チェイス国立公園(Flinders Chase National Park)」。
こちらにはタマーワラビーやカモノハシといった貴重な生き物が暮らしていますが、見てほしいのは「リマーカブル・ロック(Remarkable Rocks)」という奇妙な岩です。
何百万年もかけて雨風や波に削られた花崗岩が、不思議な空間を作りだしています。お気に入りの岩を見つけ、一緒に写真を撮ってみてください。
頭上にコアラが!ハンソンベイ野生動物保護区
オーストラリアに来たからには野生のコアラが見たい!そんな方は「ハンソンベイ野生動物保護区(Hanson Bay Wildlife Sanctuary)」がおすすめ。
保護区内には多数のユーカリがあり、上を見上げると野生のコアラがいます。
地面を見ればカンガルーも見つけられます。運が良ければハリネズミに出会うこともありますよ。
カンガルー島への行き方
カンガルー島へのアクセスは、飛行機かフェリーとなります。 飛行機の場合は、アデレード空港から約30分でカンガルー島のキングスコート空港に到着します。
(※冒頭にもご紹介した通り飛行機でのアクセスは減らす方向になっていますので、随時状況を確認ください。)
フェリーの場合は、まずアデレードから1時間半ほどかけてケープ・ジェービス港へ行きます。
そこからカンガルー島の玄関・ペネショウ港までは2時間40分ほどです。 飛行機とフェリーの場合、島内は自分で車を運転して巡ることになります。
運転が難しいという方は、ツアーの利用がおすすめです。アデレード市内からバスが出ており、島内の複数の観光スポットを巡ってくれます。
ただし1日のツアーの場合、各スポットの滞在時間が30分ほどと短く、ほとんどを移動に使います。
まとめ
今回紹介した以外にも、アーチ状の岩が特徴的なアドミラル・アーチ(Admirals Arch)やニュージーランド・オットセイに会えるケープ・デュ・クーディック(Cape du Couedic)など、見所いっぱいのカンガルー島。
1日ですべてを満喫するのは難しいので、ゆっくり楽しみたい方は2日以上のツアーに参加するか、島内で1泊するのがおすすめです。
滞在込みのプランを、ぜひご検討ください。
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