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シドニーでウォーキング。ボンダイビーチからマンリービーチ

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オーストラリアだけに留まらず世界中にその名前が知れ渡っているボンダイビーチマンリービーチですが、このシドニー2大ビーチを繋ぐウォーキングトラックが新しくオープンしました。

観光名所と共に美しい景色が続くシドニー湾を巡る全長80㎞にも及ぶウォーキングトラックになります。

全て巡るのは時間的にも難しい人のために、8つの区間に分けて見所をお伝えしたいと思います。

世界三大美港の1つシドニー湾をとことん探検しよう

シドニーのシンボルとも言えるオペラハウスハーバーブリッジがあるシドニー湾は、世界三大美港としても有名。

そのシドニー湾一帯を巡るウォーキングトラックが2019年12月8日にオープンしました。

オープンと言ってもこれまでもシドニー湾沿いには無数のウォーキングトラックが存在していて、気軽に楽しめるハイキングコースとして人気がありましたが、今回はそれぞれのウォーキングトラックが連結し、迷わないようにと案内表示が設置されました。

そのコースはオペラハウスやシドニー王立植物園、タロンガ動物園と有名な観光名所だけでなく、戦争の歴史やアボリジニーの遺跡にも触れることができます。

また、人里離れたビーチや岩のプール、砂岩の崖などバラエティーに富んだ景色も楽しめます。

コースは基本的にどこでも公共交通機関で簡単にアクセスでき、ハイキングコースとしても決して難しくないのが特徴です。

コースの全体図や、公共設備、公共アクセスポイントなど詳しい情報を得るのに便利なサイトやアプリがあるので、出発前に入手しておくと良いでしょう。

Bondi to Manly Walk

ボンダイビーチからマンリービーチへのウォーキングトラック

このウォーキングトラックは、どちらのビーチから始めることもできますし、自分に合わせて順番を入れ替えたり、気になる部分だけ歩いたりと好きにアレンジが可能です。

もし全行程を連続した日程で歩く場合は、毎日約20㎞の4日間か、毎日約11㎞の7日間をかけて巡るのが一般的です。

今回はボンダイビーチから始めるルートで、8つの区間に分けてそれぞれの名所を説明していきたいと思います。

ボンダイビーチからワトソンズベイ(9.92㎞)

ボンダイビーチはオーストラリアでもっとも有名なビーチで、周辺は有名なカフェやお店も多く賑やかな場所ですが、ワトソンズベイへと歩き始めると巨大な砂岩の崖と遠くに広がるタスマン海の景色が現れます。

この海岸沿いのコースは、フェデレーション・クリフウォークとも呼ばれています。

ワトソンズベイ photo by https://jp.sydney.com/destinations/sydney/sydney-east/watsons-bay

ちょうど中間地点にあるダッドリー・ページ・リザーブと呼ばれる公園は絶好の写真撮影ポイント。この公園は高台にあり、シドニーCBDのビル群とハーバーブリッジを見渡すことができます。

特に夕暮れ時になると、ハーバーブリッジへと沈む太陽が見られるため地元の方もよく訪れるサンセットスポットになります。

次の見所はマッコリ―灯台です。これは1818年に建設されたオーストラリアで1番古い灯台で、ガイド付きのツアーが開催されています。

ワトソンズベイの終点は崖の上に立つ展望台です。穏やかなシドニー湾と違い外洋に面している為、荒々しい自然の雄大さを感じることができるでしょう。

マッコリー灯台 photo by https://www.harbourtrust.gov.au/en/see-and-do/visit/macquarie-lightstation/#mod-4104

ワトソンズベイからローズベイ(10.67㎞)

この区間はシドニー湾国立公園で最も美しい海岸沿いの1つと言われています。人里離れたビーチや、美しい公園と共に街と港のパノラマの景色も眺めることができます。

ローズベイ photo by https://www.sydney.com/destinations/sydney/sydney-east/double-bay/rose-bay

先ず、ローズベイへと歩き始める前にワトソンズベイからサウスヘッドを散策してください。

サウスヘッドには、古い港の要塞や赤と白のストライプ模様が特徴のホーンビー灯台があります。

またサウスヘッドへ行くまでにあるレディベイビーチはヌーディストビーチとして有名です。気になる方は少し覗いてみてください。

ワトソンズベイに戻ってきたらローズベイへと歩き始めます。港町の風景と水辺の近くを歩くコースはとても気持ちが良く、高低差も少ないので子連れの散歩コースとしても人気があります。

またパースリーベイ保護区に架かるつり橋はこのウォーキングトラックの象徴的な場所の1つ。

写真を撮るのはもちろん、穏やかなパースリー湾でひと泳ぎするのも良いでしょう。ローズベイ周辺はお洒落なカフェがあり、ゆっくり休憩するのにピッタリの場所です。

ローズベイからダーリングポイント(7.61㎞)

ダーリングポイント photo by https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Darling_point.NSW.jpg

この区間が8つのうち1番短いコースになりますので、体力のある方は前後のコースに距離をプラスしてこのコースを省略するのも可能です。

ローズベイからダーリングポイントまでの地域は高級住宅街としても有名で、歩きながら豪邸チェックをするのも面白いかもしれません。

高級住宅街に相応しく海にはヨットが沢山停泊していて、のんびりとした空気の中でも華やかな雰囲気を感じ取ることができます。

中間地点にあるダブルベイのマレーローズプールは、このコースの1番の見せ場です。プールという名前ですがビーチの一角を桟橋で囲っているだけ。

少し寄り道をして是非プールを囲う桟橋を歩いてみてください。海の上を歩けば、水の透明度に驚かされると思います。

シドニーの2大ビーチビーチを巡るウォーキングトラックで8つの区間のうち3つをお伝えしましたが、これら3つは特にシティからのアクセスも良く簡単に訪れることができるので、時間が限られている人にお勧めです。

観光名所と共に美しい景色が続くシドニー湾の魅力が感じられる上にリフレッシュにもなるので、是非どこか気になった区間を歩いてみてください。

ここより先はオペラハウスやハーバーブリッジを抜けてマンリーまでのコースをご紹介します。

ダーリングポイントからキリビリ(9.92㎞)

これはシドニーの主要観光名所を巡るコース。シドニー王立植物園、オペラハウス、ハーバーブリッジへと続きますので、シドニーを初めて訪れた方にお勧めのコースです。

撮影ポイントも沢山出てきますので、カメラの準備を忘れずに。

特にハーバーブリッジをバックに白く輝くオペラハウスの写真が撮れる絶好のポイントが、ミセス・マッコリーズ・ポイントと呼ばれる場所です。

少し観光地から離れるため、知らないと辿り着けない場所ですが、ポストカードで見るような写真が撮れると人気のスポットです。

ミセス・マッコリーズ・ポイント photo by https://www.sydneynewyearseve.com/vantage-points/mrs-macquaries-point/

その他には、シドニー現代美術館の屋上カフェや、ハーバーブリッジを渡り切った後のミリソンズ・ポイントからの写真を撮ると良いでしょう。

このコースは観光地だけでなく、カフェやお土産屋も多いので沢山寄り道をしながら歩いてみてください。

キリビリからタロンガ動物園(10.42㎞)

このコースはシドニーで最も風光明媚な展望台の1つとも言われるブロートンセント・ルックアウトで景色を堪能することから始まります。

シドニーのビル群、オペラハウスにハーバーブリッジを対岸から望む眺めは本当に素晴らしいです。

ここから少しコースを外れて橋の反対側にあるノースシドニーオリンピックプールルナパークに立ち寄るのも良いでしょう。

もし春に訪れるのであれば、ジャカランダの花は必見。10月末から11月にジャガランダと呼ばれる紫色の花がそこら中で咲き誇ります。

その中でも、キリビリにあるミルソンパークに隣接しているマクドゥーガル・ストリートがジャガランダの名所として有名です。道の両側にジャガランダの木が並び、紫色のトンネルが現れます。

ジャカランダ photo by https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jacarandatree.jpg

コースの中間にあるナットコートは休憩地点としてお勧めです。オーストラリアの絵本作者であるメイ・ギブス(1877-1969)の海辺の家が、今は博物館として開放されています。

シークレットガーデンのような庭からの景色は絶景でカフェも併設されています。

タロンガ動物園からスピットブリッジ(9.13㎞)

このコースはシドニーにあるウォーキングトラックの中でもとても人気の高いコースになります。

見所も多いので、1度で全て回らず中間地点のバルモラルビーチで2分割するのも良いでしょう。

タロンガ動物園からバルモラルビーチまでは、人里離れたビーチ、絵のように美しい湾、歴史的な名所を通り飽きることがありません。

日本人として忘れてはいけないのが、ジョージズヘッドにある日本のミゼット潜水艦攻撃記念碑です。

1942年5月31日に日本軍はシドニー湾を攻撃し、大きな衝撃を与えました。このコース上には2カ所の攻撃地点があり、戦時中に起こったオーストラリアと日本の歴史を学ぶ上でも重要な場所です。

それ以外にも要塞跡が多数残っており、歴史を学ぶことができます。

中間地点のバルモラルビーチは穏やかなビーチで、カフェやレストランも多く並び賑やかなエリアになります。

ここからスピットブリッジへは水辺を歩く道が続きます。

特にワイアージンポイント周辺は、干潮時になると岩場を通り抜ける道を歩くことができます。それ以外の時は、モスマン郊外の道を辿っていきます。

スピットブリッジ photo by https://www.sydney.com/things-to-do/nature-and-parks/walks/manly-to-spit-bridge-walk

スピットブリッジからマンリーワーフ(9.78㎞)

このルートもまた人気のウォーキングトラックになります。海岸沿いを歩くルートは、原生の森を通り抜け、また外洋から離れている内海ならではの静かで穏やかなビーチが沢山あります。

出発地点のスピットブリッジから直ぐのシャークベイとサンディベイの間には、昔のアボリジニーの人々が使った洞窟が今も残っています。

更に進むとより森の中へと入っていき、夏ならばウォータードラゴンによく出会います。

ここの海の色は他とは少し違いエメラルド色をしているのも特徴です。ただし、このルートはトイレの数が少ないので事前にアプリで場所を確認しておいた方が良いでしょう。

マンリーワーフからマンリービーチ ~ノースヘッドサンクチュアリ経由~(10.2㎞)

マンリービーチ photo by https://www.sydney.com/destinations/sydney/sydney-north/manly/beach-lifestyle

マンリーワーフはとても賑やかな場所です。カフェやレストランも多く日曜日にはマーケットも開かれます。マンリービーチの隣にあるシェリービーチはシュノーケリングスポットとしても人気があります。

ここを過ぎるとノースヘッドまでの坂道が続きますが、ノースヘッドには多様な野生生物や植物が生息する場所です。フェアリーペンギンの巣もあり、バンディクートと呼ばれるネズミのような有袋類の動物にも出会うことができます。

また少し他とは違った趣向を楽しみたいなら、ゴーストツアーで有名な旧マンリー検疫所に立ち寄るのをお勧めします。昔、西洋人が海を渡ってシドニーに到着した際に、病気にかかっていた場合はこの旧マンリー検疫所に隔離され、多くの方が命を落としたとから今でも幽霊が出ると言われています。

最後に

今回はボンダイビーチからマンリービーチまでを歩くウォーキングトラックをご紹介しました。

シドニー湾を歩き尽くすコースで、豊かな自然や綺麗な海と共に戦争の歴史やアボリジニーの人々の遺跡にも触れることができます。どこも公共交通機関を使って気軽にアクセスできるので、気になるコースを是非歩いてみてください。