きっかけはワーキングホリデー
私は2011年12月にワーキングホリデーで渡豪し、そこからずっとシドニーに住んでいます。
当時はWWOOFでもセカンドワーホリの申請対象となっていたので、ビザ申請の条件をクリアするために1年目でWWOOF体験をしました。
行った先はブリスベンのBeerwah(ビアーワ)
そこできっちり88日間イチゴを中心としたピッキングを行いました。
農業にそれまで縁がなかったので、自分でもやっていけるのか不安で不安で行くまではあまり気乗りがしていなかったのですが、今は農業を体験して本当に良かったと思っています。
そもそもWWOOFって何?!
WWOOFはWorld WIde Opportunities on Organic Farmsの略で「世界中をベースとした有機農場での機会」という機関のことです。
有機農場を経営し、人手を必要としているホストの方と、農業に携わってみたいという方両方のニーズに答えた制度であり、ホストは無料で宿や食事を提供してくれる代わりに、WWOOFに行く側は無料で農業をするというものです。
WWOOFブックというものを事前に購入すると、そこには登録されたWWOOFファームの情報がずらりと並んでいます。タウンページのような感じです。
そこにはWWOOF先の名前、住所、電話番号、Eメールアドレス、作業の内容等が書かれてあるので、気になった農場にコンタクトを取り、希望の日程等を話し合います。
私は15件ほど電話やメールを送りましたが、この時のコツは、その農場の繁忙期前、WWOOF先が人手が欲しい時期を控えた頃に依頼するのが1番スムーズなやり方です。
例えば、南半球のオーストラリアだと、イチゴが忙しくなる時期は9、10月です。その時期に仕事させてほしいと交渉するのです。
ブリスベンでオーガニックイチゴ狩り!
私が行った先はオーガニックイチゴをメインとした農家。
180エーカーほどで、大きいイチゴ畑が4つと、その他にサヤエンドウやプチトマト、ナスなどもありました。
ホストファミリーは家主のご主人、奥さん、当時16歳の娘さんの3人家族で、私以外にも常に5−7人のWWOOFERがいました。
同じようにワーホリでオーストラリアに来ていたアジア人とヨーロピアンがほとんどです。
そして仕事はいつも他のファームから来ているピーターという男性がスーパーバイザーとして私たちにピッキングの仕方を教えてくれ、一緒に働きます。
毎朝6時には起き、6時半からイチゴ狩り、9時半にモーニングティーとしてクッキーやバナナブレッドとお茶などで30分休憩し、1時頃には仕事を終えてみんなでランチという感じでした。
1人用のトローリーに座り後ろに押しながらイチゴを摘んで進んでいきます。最初はトローリーも重く感じられ、イチゴもヘタと一緒に上手に摘むのが難しいのですが、日に日に上手になり、1ヶ月もすると、新人の体格の大きいヨーロピアンの男の子よりも早く摘めるようになっていました。
腰も慣れるまでは痛いのですが、ある時ふと腰に筋肉がつき、毎日平気で仕事ができるようになりました。仕事意外と早く慣れますし、思っていたほど大変とは思いませんでした。
WWOOF体験をやってみたい方・不安を感じる方へ
私は人生で1度は必ず体験してみることを強くおすすめします。
普段スーパーで手に入る食材は農場で働く方があってのものなのだと強く考えさせられ、農家の方や酪農の方、食材自体に心から感謝できるようになりました。
また、同じ境遇の方にも会えるので、人とのつながりやチームワークも考えさせられます。
何よりも、朝早く起きて夜早く寝る生活は健康そのものでした。
私の人生観を大きく変えてくれたWWOOF体験でした。興味のある方も、悩んでいる方も、是非一度はチャレンジしてみてください!
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