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オーストラリアの農家が大ピンチ!労働者不足で政府が引っ越し費用を支援

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オーストラリアでの食の楽しみといえば、新鮮でジューシーな果物を挙げる人も多いはず。

しかし、そんなフルーツ大国オーストラリアで異変が起きています。新型コロナウィルスの影響で、農業に従事する労働者が不足し、果物や野菜の価格が上昇中!そこで政府が農業に従事するための引っ越しに援助をすると発表しました。

そんなオーストラリアで起きている農業を巡る問題に迫っていきたいと思います。

深刻な労働者不足!オーストラリアの農家に起きている問題

オーストラリアにはワーキングホリデービザを利用して長期滞在する人が多くいます。そのワーホリと呼ばれる人たちの多くは、1度は農家での収穫作業に従事すると言われています。

収穫作業には英語力が問われないのも理由の1つですが、何より大きいのが一定の条件をクリアするとセカンド・サードビザが取得できるから。

オーストラリアに少しでも長く滞在したいと思っている人には嬉しい制度です。そして農家も季節に合わせて一時的な労働者の確保ができることから、この制度を活用しています。そんな誰もがWin-Winの制度に、今大きな問題が降りかかってきました。

新型コロナウィルスの感染拡大で国境を閉めた影響により、新規のワーホリや太平洋島嶼国からの特別ビザ季節労働者が入国できなくなり労働力の確保が困難になっているのです。

オーストラリアは2020年3月より国境を閉じ、また国内に居るワーキングホリデービザや学生ビザなどを持つ人々に対して経済的支援の獲得が今後困難な場合は、速やかに帰国を検討するようにメッセージを発表しました。

これにより、オーストラリア国内に居た多くの一時居住者が帰国せざるを得ない状況になったのです。

パンデミックが始まった当初からこの労働者不足問題は警告されていましたが、どの州政府も海外からの労働者を安全にオーストラリア国内へと招く手続きを用意していなかったために、現実問題として降りかかってきているのです。

果物の高騰は避けられない!?収穫者がいなくなった果樹園は実が腐って落ちるだけ

オーストラリアの国境が閉じていることで、今は果物などの最盛期にも関わらずどの農家も収穫労働者を確保できず、野菜や果実を廃棄処分せざるを得ない状況が続いています。

その被害総額は、なんと出荷価格で4,5000万ドル、日本円にして約37億円にもなります。

この問題を大きく感じた政府は、去年2020年12月より農作物の損失を集計する機関を設立しました。

そして設立後の最初の8週間での損失価格が、先ほどの約37億円なのです。各州で見てみると、QLD州が1番酷い状況で3,300万ドル、NSW州では800万ドル、WA州では200万ドルの損失となっています。しかも、損失額を報告していない農家も多くあることから実態は更に悪いと言えるでしょう。

これまでの被害が大きく出ているのがイチゴ、次いで野菜全般、そしてブルーベリー、バナナとなっています。

この廃棄処分の影響は農家だけに留まらず、いずれ消費者価格にも響いてくるはずです。政府の農業予報担当者は、労働者不足によって野菜、リンゴ、ナシ、ブドウなどは15~25%程も高値になると予測しています。

労働者不足解消に向けて、政府が引っ越し費用を最大で6,000ドル支援!

オーストラリア農家での労働者不足は、私たちの家計にも農作物の価格高騰として影響を与えるまでになっています。とある会社の調査によると、オーストラリア全国で約26,000人もの農業労働者が不足していると言われているのです。

パンデミックによりオーストラリアでも失業率が上がったことで農業への転職者が表れることを期待しましたが、実際は政府からの手厚い保障があったため、多くの人は行動を起こさずに終わりました。そこで政府は、労働者不足解消に向けて新たな政策を打ち出したのです。

それは新たに農業従事者になる人へ移転費用を最大で6,000ドル支援するというもの。特に労働者不足が深刻化しているVIC州のシェパートンおよびゴールバーン・バレー地方にその多くの仕事があり、政府はオーストラリア国民には最大6,000ドル、ワーキングホリデービザなどオーストラリアで働く権利のあるビザ保有者には2,000ドルまでの移転支援を支給します。この支援を受けるためには、少なくとも6週間農作業に従事する必要がありますが、新たな環境に挑戦してみる良いチャンスかもしれませんよ。

農家での仕事は具体的にどんな仕事をして、いくら稼げるの?

農家での仕事内容は、収穫作業や箱詰め、樹木の剪定などが一般的です。給料は時給制や収穫高制かによって異なりますが、業界の最低時給は24.80ドル!

日本円で約2,000円になります。収穫高制の場合は、容器1つにつき最低40ドルで、1日8時間働いたとして平均的な作業量だと最低でも1日で200ドル、日本円で16,000円です。

最低期間の6週間だけ働いたとしても6,000ドル、日本円で480,000円にもなるのです。もちろん平均より多く収穫出来ればお給料は更に増えます。

作業時間は通常午前7時から午後3時、または午後6時から午後2時となり、朝は早いですが決して長時間労働ではありません。

この仕事に就くにあたり経験などは問わず、身体的に健康で信頼できること、そして学ぶ意欲と素晴らしい態度を持っていることが求められています。

もし農業でより長期的なキャリアを開始したい場合は、トラクターの運転などトレーニングを受ける機会もあります。また引越しにあたり交通機関や宿泊施設のサポートも行っているので新しい土地でも安心です。

詳しい仕事や支援の内容はコチラからご確認いただけます。

今、どのような地域でどのような作業者を募集しているかなどが掲載されているので、気になる情報があれば是非問い合わせてみてください。

新型コロナウィルスの影響でオーストラリアでの生活も計画していた物とは違ってきているかもしれません。

しかしそんなピンチの時だからこそ視野を広げて新しい事への挑戦を始めてみませんか?

農業は楽な仕事ではありませんが、オーストラリアの大自然を感じられる良い機会でもあります。

引越し費用も援助されますので、一度新しいドアを開けて足を踏み入れるための素晴らしい機会かもしれませんよ?