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【エシカルな暮らし実践】オーストラリアに学ぶエシカル消費

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みなさんは最近「エシカル、サステイナブル」という言葉を耳にしましたか?

2015年の国際サミットで、採決された『SDGs』こと「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を達成するために各国の政府は取り組みを始めているようです。 オーストラリアのエシカルな暮らし方 サステイナブルの言葉が浸透し、地球温暖化問題などが年々注目されるようになってきていますね。

オーストラリアではすでにたくさんの人が当たり前のようにサステイナブルでエシカルな暮らし方をしています。

そこで今回は今日から私たちにも実践できるものを紹介したいと思います。

エシカル消費・エシカルな暮らし方とは?

エシカル(ethical)とは「倫理的な、道徳的な」という意味で訳されることが多い言葉です。 とはいえ、倫理的、という言葉も曖昧ですが(笑)

オーストラリアのエシカルな暮らし方 引用元:https://unsplash.com/photos/dZtNgpc6hh4

この場合の倫理的な消費は、「道徳の本を買う」ということではありません。 倫理的な消費は、人や社会、地球環境に対して配慮された消費行動を指します。

代表的な例といえば、「フェアトレード商品を購入する」ことです。フェアトレード認証ラベルのついた商品は、生産から販売にかけて公平、公正な取引で売買されている証。

それを考慮し購入する行為が、倫理的消費となります。

貧困問題、環境問題、女性自立支援、地球温暖化など様々な社会の問題に対して、この倫理的消費は一般市民が解決の手助けをすることができるのです。

オーストラリアではみんな自然にエシカル消費ができていたりします。

少し値段が高くても、こっちの方がステキじゃない?という感じでエシカルな方を選んでいるのです。

自国のきれいな海が汚染される様子、空の上のオゾン層が破壊されていることを彼らは現実的に捉え、日々の生活でその問題に対して個人ができることをしているのだと思います。

エシカルな暮らし方も同じような考え方をもって、日々の生活に取り入れることで実現します。

とはいえ、四六時中考えていなければならないのではなく、ふとした瞬間に「これってエシカルになってる?」と思い出すくらいからはじめてみましょう。

どうやって実践するの?

オーストラリアのエコバッグ 具体的にどんなことがエシカルとして挙げられるのか、簡単なプラスチックフリーからレベル別にまとめてみたので、ご自身ができそうなところから挑戦してみましょう!

初級編

エコバッグの持参

これはエシカルな暮らし方のスタートラインですね。

今はオーストラリアも日本もレジ袋が有料なので、エコバッグを持参している人が多く見かけられます。

以前忘れないようにエコバッグを小さくしてかばんに携帯しておいたら、お友達に貸すことができて、無駄なレジ袋購入を防ぐことができた、ということもありました!

なので常に持ち歩くことをお勧めしたいです。

また、家から近いお店だったり、車でお買い物に行った場合に忘れても、お店でダンボールをもらい、レジ袋の利用を避けるようにしましょう!

※まだエコバッグを持っていないという方。無理に新しく購入するのではなく、無意識に貯めてしまった紙袋やお洋服を買った時のショップバッグなどでまずは代用してみましょう。

キープカップの持参

オーストラリアのエシカルな暮らし方 ディスカウントしてくれるお店が多いので、カフェに行くと分かっていたら持っていくしかないですよね。

キープカップなしでコーヒーを持ち帰りにすると、カップ、フタ、ストローなど簡単にゴミを増やしてしまいます。

キープカップにすると洗う手間はありますが、その分割引が受けられるのでプラマイゼロかなと個人的に思っています。 オーストラリアのエシカルな暮らし方 ※もしまだキープカップを持っていないという人がいたら、まずは無理に買うのではなく、身の回りにあるコーヒーカップや水筒で代用できないか確認してみましょう。

私がバリスタとして働いているといろんな人がキープカップを持ってきますが、どんな入れ物であっても私たちはあんまり正直気にしません(笑)

家が近い人はマグカップを持ってくるし、キャンプ用のような水筒を持ってきた人もいます。

見た目ではなく、ゴミを増やさないという意識で考えてみるといいかもしれません。

1日でコーヒーを2杯飲む人でキープカップを洗い忘れてしまっても、「洗い忘れてしまったんだけど、水洗いしてくれますか?」と聞けば、断る人はいないはずです。

keep cup カスタマイズできるおすすめのマイカップ!オーストラリアの「Keep Cup」

OPショップに寄付したり買い物

オーストラリアのエシカルな暮らし方 OPショップというのは、セカンドハンズショップのようなもので、オーストラリアには各町にひとつはありそうなくらい、たくさん点在します。

チェーン店もあれば個人店もありまずが、日本にある古着屋さんなどと異なるのは、モノを売るのではなくタダで寄付することです。

そしてお店は値段をつけて売り、売上は寄付金として赤十字やホームレス支援など様々な方向に使われます。

この仕組みで寄付者も購入者もエシカルな活動に協力していることになります。

寄付者はモノを後ろめたさを感じずに捨てずに済むし、無料で寄付する人がいるおかげで、買う人は安く欲しいものが手に入ります。

フェアトレード認証商品や生産過程がわかるモノを買う

オーストラリアのエシカルな暮らし方 引用元:https://unsplash.com/photos/t2nC3sC-bdQ

エシカル消費を行う上で、やはりフェアトレード認証商品に目を向けることはとても良い指標となります。

いつも買っているものより少し値段が高くても、それを買うことで誰かの役に立てて、いい気持ちになりますよね。

フェアトレード認証などの目安となるものがない場合は、生産過程がより詳しく書いてあるモノを買うようにしましょう。

中級編

バルクショップ(bulk shop)

オーストラリアのエシカルな暮らし方 量り売りでいろんなモノを売っているお店のことをバルクショップと言います。

ナッツ類、調味料、オイル、穀物、お菓子、パスタ、コーヒーや紅茶などの食品はもちろん、お店によっては洗剤やシャンプーなどの生活用品も売っています。

スーパーでそれぞれを買おうとすると各々がプラスチックで包装されていますよね。

その問題を解消してくれるのがバルクショップです。

その仕組みは自分で空の入れ物(瓶やタッパーなど)を持っていき、はじめにレジでその入れ物の重さを計ってもらいます。

その入れ物を持って好きな商品を好きなだけ入れて、レジに持っていきその重さ分だけのお金を支払う、という仕組みです。欲しいものが半分でも全く問題ありません。

もし瓶やタッパーがない方は、そのお店に売っているモノを購入するか、寄付された入れ物を使うことができます。 オーストラリアのエシカルな暮らし方 私はチャレンジするのに勇気がいりましたがやってみると意外に簡単で、ゴミを減らすといういいことをした気分に、快感を覚えるようになり、今ではヘビーユーザーです(笑)

ビーズワックスでラップ代わり(beeswax)

オーストラリアのエシカルな暮らし方 みなさんはビーズワックスというモノを聞いたことはありますか?

これは蜜蝋でできた繰り返し使えるラップのことです。シリコンのプラスチックでできたラップよりも、自然のものを使っているためエシカルで人気があります。

蜜蝋の抗菌作用で食べ物を清潔に保ってくれて、洗って何回でも使うことができて、プラスチックフリーにもなって一石三鳥。

ネットで調べると自分で作ることもできるうえ、弱くなっても自分で直すこともできます。

熱には弱いので、温めない野菜の保存やサンドイッチケースにするのがおすすめです。

蜜蝋ラップ オーストラリアでおすすめのオーガニックな蜜蝋ラップ

上級編

肉や魚の量り売りにタッパー持参

マーケットでお買い物をすると、肉や魚の販売にはプラスチックを二重三重にもしてくれますが、実際そんなに水が漏れたことってなかなかないですよね。

なので私は「ここに入れてくれますか?」と聞いてタッパーを渡しますが、みんな笑顔で答えてくれます。

貝類など特に水が出るものに関しては1枚だけ袋に入れてもらって、タッパーにしまいます。

あとは気をつけて運べば問題なく、エシカル上級者です。

シャンプーや石鹸、洗剤などの手作り

先ほど取り上げたバルクショップでは重曹など掃除用やお風呂用としても使えるものが売っていたりします。

実際にインターネットで調べてみると、手作りシャンプーのレシピなどが出てきます。

一般的に手に入らない化学製品を使わずに手作りすることで、スーパーに売っているものがどれだけ私たちの身体や地球に悪影響かを知ることができます。

ミニマリスト、ヴィーガンになる

オーストラリアのエシカルな暮らし方 引用元:https://unsplash.com/photos/lVCHfXn3VME

最低限のモノしか持たないミニマリストは無駄なお買い物を極限まで減らすことで、本当に必要なモノを長く使うことができます。

その結果、使い捨てのような無駄が減り、ゴミも減るようになるのですね。

自分の生活において無駄なものが多いと感じる方はこれを機に挑戦してみるといいかもしれません!

ヴィーガンはミニマリストとは異なる観点からエシカルを実現することができます。

動物性食品や製品を全く手にしないヴィーガンの観点からすると、家畜を大量に生産に殺してしまうことは二酸化炭素だけをただ増やし、地球温暖化を進めてしまうことにつながるのです。

また、ヴィーガンにはそのコミュニティがあり、情報交換が容易にできたり、環境問題などに関するデモ活動を積極的に行う人などもいます。

メルボルンにあるエシカルショップに行ってみよう!

例としてオーストラリアのメルボルンではどんなエシカルなお店があり、どんな活動が行われているのかを紹介したいと思います。

ザソースバルクフーズ(the source bulk foods)

オーストラリアのエシカルな暮らし方 先ほど挙げたバルクショップのチェーン店で、オーストラリアだけでなく世界中にお店を構えています。

ショッピングエリアにあったりするので、ほかのお買い物のついでに済ましやすいです。

置いてあるものは店舗によって異なりますが、大きいお店だと洗剤やクリーナー用品も揃っていますよ。

木調で優しい店内がエシカルな気分を盛り上げてくれそうです。

176/180 Commercial Rd, Prahran VIC 3181, Australia

エカ(Eka)

オーストラリアのエシカルな暮らし方 こちらのお店はメルボルン市内から西に電車で10分ほどのところにあるセドン(Seddon)というエリアにあるバルクショップです。

カフェが併設されているので、ランチをしてからお買い物もできちゃうお店です。

このお店では寄付された空き瓶を無料で使うことができます。

ピーナッツバターを作る機械もあっておもしろいですよ。

129 Buckley St,Seddon VIC 3011, Australia

ラブルボ(LoveLuvo)

オーストラリアのエシカルな暮らし方 引用元:https://unsplash.com/photos/nCPpMv69m1s

先ほど記述したエカから歩いて数分で行くことができるラブルボは、バス用品やキッチン用品を扱うバルクショップ。

他のバルクショップに比べて、香りや効果もちゃんと期待できるエシカルなシャンプーなどを用意しているので、エシカル女子には嬉しいお店。

それだけでなく、販売されている商品は、可愛いデザインのキープカップやエコバッグ、ビーズワックスやバンブーストローなどエシカル雑貨ばかり。

日本へのお土産にも良さそうです。

174 Victoria St, Seddon VIC 3011, Australia

スリフト(Thryft)

オーストラリアのエシカルな暮らし方 セントキルダエリアにあるOPショップで、小さい店内ながらも所狭しとお洋服が並んでいます。

レディースメンズともにあり、そのジャンルも様々です。

実はこのお店のお洋服はほとんど5ドルで、小物は3ドル!破格な上にブランド物の掘り出し物もあって、ワクワクしちゃいそうです!

お店にカフェが併設されているので、お友達とお茶をしながらエシカルショッピングを楽しむのも良さそうです。

107 Inkerman St, St Kilda VIC 3182, Australia

セイバーズ(Savers)

OPショップのチェーン店で様々な地域に点在しており、毎日多くの人がお買い物だったり不要なモノを寄付しにきたりしています。

よく値下げのキャンペーン等も行っているので、頻繁に訪れて掘り出し物を見つけたいですね!

https://www.savers.com

カッピ(Kappi)

オーストラリアのエシカルな暮らし方 引用元:https://unsplash.com/photos/rCT928GIboM

カッピはプラスチックフリーを大きなテーマに、日々の生活の雑貨を可愛くプラスチックフリーにしてインターネットで販売しているお店です。

再利用できるジップロックやシリコンラップなどのキッチン用品の他、なんとカミソリも。

さらに竹の筋を使って作られた歯ブラシなど、革新的でおしゃれな雑貨が集まっているのでぜひウェブサイトを覗いてみてくださいね!

オンラインショップのみ。

エシカルな考え方

オーストラリアのエシカルな暮らし方 引用元:https://unsplash.com/photos/D0xQQsZovws

だんだんエシカルについてのイメージは湧いてきましたか?

実際にお店を見てみたりすると、身近さがさらに伝わるかと思います。

自分たった1人がこんなことしたってしょうがない、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、世界中のその1人が少しエシカルな行動をしたら、きっとこの世の中の常識も少しずつ変わってくるのではないかと思います。

例えば、環境活動のデモ活動を率いることはできないけど、見に行って、行進に加わってみるだけでもいいと思います。

人それぞれできることの器の大きさは違うので、無理をして完璧を求めるのではなく、自分ができそうなことからエシカルなことを始めてみましょう。