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カラフルなレギンスが魅力!オーストラリアの「Black Milk(ブラックミルク)」

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blackmilk オーストラリアの第三の都市、ブリスベンをベースにする女性ファッションブランド、Black Milk(ブラック・ミルク)

私がこのブランドに出会ったのは、以前勤めていた仕事場でした。同僚の女の子二人がオンラインでワンピースやレギンスを購入しているのを見たのがきっかけです。

毎週のように新商品を手に入れようと必死になっている姿を見て、一体どんなブランドなのか気になり教えてもらったウェブサイト。

みてみると、とてもカラフルで個性的なデザインのアイテムが並んでいました。

個人的には派手なファッションはあまり得意ではないので、比較的シンプルなコーディネートができそうなレギンスをセレクトして、購入ボタンをクリック。

届いたレギンスを履き、その肌触りと履きやすさの虜となり、その後も何種類か買い足して、数年経った今でも頻繁に着るアイテムの一つとなっています。

ブラック・ミルクとは?

blackmilk photo by flickr

ブランドストーリー

ブラック・ミルクの公式ウェブサイトの ”Our Story” によると、ブランドの始まりは創設者でデザイナーの男性、ジェームス・リリーズが臨時収入を得るために、いろいろな仕事をしていたある日、「自分の手で何かをしたい!」と思い立ち、CDプレーヤーを売って、使い方も知らないミシンを買ったことがきっかけ。

最初に作ったのは、安いナイロンの裏地を何枚か縫い合わせて作った自分用のティーシャツ。

出来栄えは悪くても、自分で作ったことを誇りに思い、気に入ってよく着ていたそうです。

その後、生地屋さんで売られていた小さな布の切れ端の袋詰めを買い、そこに入っていた伸びるポリエステル生地に一目惚れ。

それからは、仕事をして貯めたお金は生地代やミシンのメインテナンス代に充て、週末はミシン教室で女性達に混ざってミシンの使い方を学ぶ日々。

少しでも節約をするために、家の庭の木になるマンゴーを朝食に食べていたのだとか そして、初めて型紙から作ったレギンス。

ジェームスは友人の知り合いの女性にモデルとして履いてもらい、サイズがぴったりになるまで十回近くも手直しをして完成させます。

するとモデルをしてくれていた女性が完成したレギンスを「買い取らせて欲しい」と申し出たそう。

自分が作った洋服を誰かがお金を出して買ってくれたということに喜びを感じたジェームスは、新しいミシンを購入し、毎日数時間、時には夜中まで縫い物をするように。

その後、洋服屋さんを一軒ずつ回り、作った服を置いてもらえないかどうか直接交渉。

なかなか相手にしてもらえない中、一軒だけ置かせてくれた店がありましたが、一着も売れませんでした。

そこで、今度はテントを買ってマーケットにお店を出してみることに。少し売れたので、場所代、コーヒー代、生地代などの足しにはなりましたが、利益はなかなか出ません。

オンラインでのビジネス

そんな中、作ったレギンスについて書いていた自分のブログに「買いたい!」と直接メッセージをくれる人が増えてきたことに目をつけ、お店やマーケットではなくオンラインでのビジネスを2009年に立ち上げました。

彼が夜な夜な一人で縫っていたレギンスも、十周年を迎えた今ではレギンスの他にもティーシャツ、ワンピース、ジャケット、スイムウェア、アクティブウェアなど いろいろな商品を展開する世界中で人気のブランドに成長。

マイリー・サイラス、ケイティー・ペリー、ウーピー・ゴールドバーグなど、セレブリティーのファンも多くいるそうです。 驚くことに、今でもほとんどのアイテムはオーストラリアで作られているブラック・ミルク。

ユニークなのは伸縮性のあるポリエステル生地で作られる洋服にプリントされている柄。

ブラック・ミルクが大人気になった理由の一つには、それまでありそうでなかった「少しオタクっぽい柄の女性ファッションブランド」というところに目をつけたことにあるようです。これまでもスターウォーズ、ハリーポッター、ロードオブザリング、DCコミックス、マーベルなど、いろいろなブランドとコラボレーションした限定コレクションを手がけ、過去には発売日にあっという間に売れ切れてコレクターズアイテムになった商品が出たほど。

The Sunday Morning Heraldのインタビュー記事 ”Geek-chic: Behind the nylon cult of Black Milk”

ユニークなビジネスモデル

シャーキーズ(Sharkies)

ビシネスモデルも2009年には斬新でユニークなものでした。店舗を持たず、お客さんとのやりとりはソーシャルメディアがメイン。

フェイスブックなどのソーシャルメディアへのコメントにはブラック・ミルクのスタッフが必ず返信し、お客さんとの繋がりを大切にしているそうです。

忠実なファンは「サメ」という意味を持つ「シャーキーズ(Sharkies)」というニックネームで呼ばれ、新作の発売日にはウェブサイト上で発売開始時間を待ち構えるのだとか。

そして、発売後には欲しかったものが全て手にはいったかどうかなど、シャーキーズによってソーシャルメディアにいろいろなコメントが溢れるそうです。

限定コラボ

2019年12月現在、スターウォーズハリーポッター以外にもディズニーサンリオとの限定コラボ などを取り扱っています。

ミッキーマウス、トイストーリー、ライオンキング、ハローキティ、マイメロディ、リトルツインスター、シナモンロールなどの人気のキャラクターたちがプリントされた派手でかわいいワンピース、オーバーオール、ティーシャツ、パンツなどいろいろなアイテムで溢れています。

また、クリスマスやハロウィンをテーマにした季節限定コレクションもあります。

カラフルで独特な柄や大胆なデザインのアイテムも多くあるのですが、モノトーンやタータンチェックなど、一着持っていると重宝するベーシックなアイテムの扱いもあるので、シンプルなコーディネートが好きな方にもオススメです。

Toastie(トースティー)

私が特に気に入っているのはタータンチェック柄のToastie(トースティー)と呼ばれる冬用の暖かいレギンス。

内側がフリース生地になっているので寒い冬にピッタリ!シンプルな色のオーバーサイズニットなどと合わせて、たくさん着回しができる冬の必須アイテムの一つです。

ブラック・ミルクは世界中から購入可能。ユニークなオージーファッションで周りの人をあっと言わせてみたい方は、Black Milkの公式ウェブサイトやソーシャルメディアでチェックしてみてください。

あなた好みのユニークなデザインのアイテムに出会えるかもしれません。    


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