オーストラリアへの移住を念頭に、2019年12月13日に発表されたテンポラリー・スキル・ショーテッジ(TSS)リストの改定案も入れ込んだ最新版の長期滞在者を対象にしたビザ情報をまとめました。
特にすでに30歳を超えてワーホリが使えないけど、リモートワークやノマドワーク、もしくは永住を見据えてオーストラリアに長期滞在したい生活してみたい!と思っている方を対象にしています。
※家族ビザやパートナービザ、投資家向けのビザはリストから抜いています。
- 訪問ビザ(Visitor visas)
- 学生ビザ、トレーニングビザ
- 家族向けビザ、パートナー向けビザ
- 就労ビザ(ビジネスビザ)と技術独立ビザ
- 難民および人道支援向けビザ
- その他のビザ
- 就労ビザ(ビジネスビザ)と技術独立ビザ
- ビジネス・投資家向けビザ(※紹介は割愛しています。)
- 家族向けビザ、パートナー向けビザ(※紹介は割愛しています。)
訪問ビザ(Visitor visas)
ETAビザ(サブクラス601)
3ヶ月以内の観光やビジネスなどの短期滞在向けビザ。日本ではETASと呼ばれることも多く、ETASの申請対象国向けのビザとなります。
とりあえず、3ヶ月の観光ビザで入って、現地で仕事を探すことも可能です。
訪問ビザ(サブクラス600)
eVisitor対象国以外の国籍向けの観光やビジネス向けビザ。
ビジネスや医療目的以外の観光のみの場合は、最大で12ヶ月まで滞在することが可能。
ボランティアは場合により可能ですが、働くことはできません。また、18ヶ月以内に合計で12ヶ月以上のオーストラリア滞在はできません。
日本でのビジネスをリモートで行うことはできるため、ノマドワークには最適のビザです。
ワーキングホリデービザ(サブクラス417)
いわゆる30歳未満のワーホリビザです、サブクラス462と混同しがちですが、日本国籍の方はこちらのビザを取得する必要があります。
学生ビザ、トレーニングビザ
学生ビザ(サブクラス500)
最大5年まで滞在可能な学生ビザ。
ビザ取り学校なんていう言葉もあり、週のうち半分以上働くことができる学校もありますが、長期滞在するのであれば、自身の将来像は日本にいるとき以上に真剣に見据えて、最短ルートで考えたいですね。
トレーニングビザ(サブクラス407)
オーストラリアで職業訓練を受ける際に利用されるビザになります。
すでに決まっている職場で職業訓練を受ける場合に取得する職業訓練ビザとなります。
就労ビザ
雇用主スポンサービザ(サブクラス186)
オーストラリアで3年間働いてから申請できる永住ビザ(通称ENSビザ)。 働く場所に指定はありません。
技術独立永住ビザ(サブクラス189)
スポンサーが不要で自力で取得することができるビザ。
ビザ取得のためにスキルアセスメントで65点以上取得する必要がありますが、現在は65点では足りないと言われています。
技術移住ビザ(サブクラス190)
サブクラス189と同様ですが、州政府がノミネートされる必要があります。
永住ビザ(サブクラス191)
2022年以降に施行されます。(詳細は近日公開)
オーストラリアで最低3年間住んでいて、3年間は一定以上の課税所得を得ていることが条件。
地方技術ビザ(サブクラス491)もしくは地方雇用主スポンサービザ(サブクラス494)を最低3年間保持することで、永住権(指定地域)ビザ(サブクラス191)に申請することが可能です。
Temporary Skill Shortage (TSS)ビザ(サブクラス482)
最大2年かもしくは4年間の滞在が可能なビザ。
申請時にスポンサーが必要だが、比較的取得が容易と言われています。
地方技術ビザ(サブクラス491)
州または準州政府にノミネートされた熟練した技能を持つ人が、オーストラリアの指定地域で5年間居住・就労することができるビザ。
州政府または田舎地域に住む家族にスポンサーになってもらうことで、15ポイント獲得することができるビザです。
地方雇用主スポンサービザ(サブクラス494)
5年間の地方部(シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、パース以外)へ滞在可能なビザ。
雇用主にスポンサーになってもらう必要があり、また職業リストにある職種で3年間フルタイムで働くことでサブクラス191への申請が可能となります。
Skilled Regional ビザ(サブクラス887)
以前にオーストラリアの特定の地域に2年間以上住んで、1年以上フルタイムで働いたことがある人向けの永住ビザです。