オーストラリアとアメリカの違い。「Webサービス」を比較

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現代ではインターネットなしの生活はもはや考えられなくなりましたね。あまりにも急速にネット環境が当たり前のこととなり、平成生まれの方などからしたら「ワープロ」などもはや大昔の物に感じるかもしれません。

スマホができたことで、知らない土地に行っても人に道を聞いたり、地図を広げて歩いたりということがなくなりました。美味しいレストランもすぐに探せますし、銀行振込やショッピングなどもスマホやパソコンのボタンを押すだけで解決できます。

テレビ電話や国際電話も高額な値段を支払うことなく、無料のアプリで簡単に話せる時代です。手紙を書いて、送って、届くのを待って。。。などという時間も必要なく、遠距離恋愛なども垣根が低くなりました。

すごくパソコンに強い訳ではない私でも、もうもはやインターネットなしの生活は無理です。むしろ、ない時代に地図を広げて冒険し「よく頑張っていたな」と昔の自分を褒めてあげたいほどです。

さて、そんな便利なインターネット上でも国で違いが見られたりするのです。

オーストラリアのインターネット回線事情

残念ながら、オーストラリアのインターネット回線は日本やアメリカと比べるとまだ少し時代遅れです。数年前まで電話回線を利用したADSL回線が主流でした。

速度も随分遅く、シドニーの街中に住んでいたとして、大雨などで天気が悪くなるとなぜかネットがうまく繋がらないこともたくさんありました。

2018年からようやくNBN (National Broadband Network)が国の政策として開始され、ネット契約者は「〇〇月までに自宅に伺いますので回線を光ファイバーに換えましょうね~」という動きが見られました。

我が家にも契約会社から手紙が届き、回線を新しく換えましたが、それでもまだまだネットの動きは日本ほどよくありません。オーストラリアはネットも人ものんびりです。

TPG

とにかく「移民」「移民」「移民」の国

移民の多いオーストラリア。2018年にはオーストラリアの移民数はなんと2500万人を突破しました。他国に比べ、毎年積極的に移民を受け入れているので人口が100年で5倍にまで増加したそうです。

オーストラリア人の割合と移民の割合を調整するため、ビザの発給等が厳しくなったりもしている昨今ですが、それでも2061年には人口が3680万~4830万人にまで増える見込みだそうで、シドニーを始め、各都市では街をもっと活性化させようと新しい交通機関や街全体の工事も加速しています。

生活に根付いている「インターネット売買」

気候も良く、人柄、お国柄、食べ物、平和な環境などが、世界中の人が「住みたい」と思う魅力なのだと私自身も実感します。そんなオーストラリアは「永久に住む」という方だけでなく「せめて1、2年ワーキングホリデーで住んでみたい」という方や「〇〇大学で学歴を得たい」という方など一時的に住まれる方も多くみられます。

また、基本的に物価の高いオーストラリアでは「使えるものは捨てずに譲る」精神が日本よりも多く、またすごく年季の入ったものになると「古いもの=中古品」というより「ビンテージ品」という考えの方も多くいます。物に溢れ、どんどん新しいものが生み出される日本では少し考え方が違いますね。

そういった背景から、ネットの速度は遅くとも、「メルカリ」が流行る前から「gumtree(ガムツリー)」や「ebay(イーベイ)」「Jams(ジャムズ)」などでインターネットで物を売り買いするということが一般的に広まっており、生活に根付いています。そこでは本当になんでも売ってあります。一般用品、本、衣類、家具、小物から車まで、なんでもです。

Gumtree ebay Cheers

例えば、オーストラリアを車で旅したい若者がネットで車を安く購入し、旅が終わってオーストラリアを離れる時にはまた誰かに売って、というようなこともできます。結局車代はあまりかからずに済むわけです。

私も引越しをする時には必ずインターネットで家具や不要になってまだ使えるものなどを売りました。少しでも安く買いたい人と、少しでもお金になればいいなという人両方のニーズに答えてくれるこういったインターネット売買は、物を無駄にする罪悪感がないので本当に嬉しい存在です。また「メルカリ」よりももう少しカジュアルな感じで投稿もできるのが手軽です。

Jams、Cheers(チアーズ)、日豪プレスはオーストラリア在住日本人のためのサイトで日本語で運営されています。旅行者にとっても現地の情報を得るための大変便利なツールなので、ぜひオーストラリア旅行の際には利用してみてください。

日豪プレス JAMS

AmazonやNetflixにも国で違いがあるって本当?

アメリカ発祥のAmazonやNetflix。日本でも有名になり利用されている方も多くいらっしゃると思います。

アマゾンプライムに加入して年会費を払えば、買い物の送料が無料になったり、好きなだけ映画や音楽が聴けたりなど特典も満載です。Netflixは映画のみのコンテンツですが、DVDを借りに行く手間も省け、月々格安で好きなだけ好きな時に映画が観れます。私は両方ヘビーユーザーです。

Amazon

Amazonに至っては、日本、オーストラリア、アメリカで各アカウントを持っていますが、違いがあることに気づきました。まず、アマゾンプライム加入の月々の料金に差があります。

・アマゾンプライム・ジャパン

月間プラン500円、年間プラン4,900円

 

・アマゾンプライム・オーストラリア

月間プラン6.99豪ドル(約510円)、年間プラン59豪ドル(約4,300円)

 

・アマゾンプライム・アメリカ

月間12.99ドル(約1,400円)、年間プラン119ドル(約12,840円)

日本やオーストラリアだと年会費が随分安いのですが、アメリカのアマゾンプライムだと年会費は倍以上に値上がります。そうはいうもののサービス、品揃えは素晴らしいです。唯一アメリカで迅速なサービスが受けられるのがアマゾンプライムと言い切ってもいいくらい。

非常に便利なのが、「ホールフーズ」というオーガニック食品を扱う大手スーパーと連携しており、プライム上のディスカウント価格で商品を注文し、受け取れるというサービスもあります。

プライムメンバーになると、毎回配送料が無料になるので、トイレットペーパーやお米などの日用品などもボタン一つで注文し、翌日、または2日後には届きます。土地が広いアメリカではアマゾンプライムで日用品を買う人も多く、スーパーに行かずとも生活が成り立ってしまうほどです。

一方、まだ新規参入したばかりなのがオーストラリアのアマゾンです。2018年に公に開始されました。そういった事情もあり、商品数、出店数もまだまだ少なく商品に限りがあります。これから改善は少しづつされていくでしょうが、どこまで拡大されるかが見物です。

netflix

日本でも今や多くの人々に利用されている有料動画コンテンツがNetflixです。映画やドラマ、アニメなどがベーシックプランだと月々800円で見放題です。

DVDを借りにいったり、返却したりの手間も省け、その上何本みても値段が変わらないので映画好きには大変お得です。また他では見れないNetflixオリジナルの映画やドラマも見ることができます。1ヶ月のトライアル期間も備わっているので、無料で試してみるといいでしょう。

Netflixにも国で違いが見られます。面白いのは、Netflixを登録しているデバイス(スマホやタブレット、パソコン等)を日本で開くと日本のNetflix、オーストラリアで開くとオーストラリアのNetflixに勝手に切り替わるということです。見れる動画にも差があり、日本版では「〇〇映画」は見れたのにオーストラリア版では見れないとか、アメリカ版ではやってるのに日本版だとやっていないという場合が多々あります。

最近では日本以外のNetflixではジブリが見れる!なんて素晴らしいこともあります。

アカウントを一つ持っていれば、どの国でも対応してみれるという大きなメリットがあるので、いちいちオーストラリアでNetflixの会員にもなって、日本版でも会員になってという必要がありません。

やっぱりアメリカはネット最先進国

wine.com top
wine.com 

IT産業が世界一を誇るアメリカは、やはりネット最先端国です。日本やオーストラリア以上にネット社会化が進んでおり、ネットショッピングは、ファッションや家具の購入以外に、日用品の購入にまで浸透しています。

最近見つけて私の中でヒットしたアメリカでのサイトが、「Wine.com」というサイト。世界中のワインをディスカウント価格で購入することができ、オーストラリアのワインも沢山販売されています。

さらに、ワイン購入の際に、安く購入できても心配なのが配送料。こちらでは年会費49ドル(約5,300円)を払えば、いつ・何本買っても毎回送料無料で配送されます。最低・最高購入必要本数などもないので1本買っても12本買っても毎回送料無料です。ワイン好きには大変嬉しいサービスです。

またチャットサービスも完備されてあり、自分が今回はどんなワインが欲しいか伝えると、時間差がなくその時点でおすすめワインを知らせてくれます。さすがネット最先端国だと思わされた瞬間でした。

最後に

日本はまだまだ公共の場でのWi-Fi環境が限られていると思います。今後国際化が進むにつれて、ネット環境が整うといいのになと個人的に思います。

オーストラリアは、Wi-Fiはカフェやレストラン、お店などで設置されているところが多いですが、そもそもネット回線がまだ古く遅いということと、インターネット場でのコンテンツやサービスがまだまだのびしろがあるということが課題だと思います。おそらく、今後ものんびり改善されていくのではないでしょうか。

インターネットを通じて、賢く便利に、時にはお得にお買い物を楽しんでみてください!


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