こんにちは、tamakoです。
今回は前回に引き続き、ウェスタンオーストリア、ニューサウスウェールズ、ビクトリアのおすすめスポットとキャンプ場を紹介していきます!
ウェスタンオーストリアのおすすめスポット
Wave rock(ウェーブロック)
写真などで見たことがある人も多いかもしれません。まるで巨大な波が覆いかぶさるような姿のWave rock。
正直、実物も写真で見たまんまの波のような岩なのですが、やはり迫力がありテンションが上がりました!運動音痴な私は、サーファー風のポーズさえも下手なのが残念です…笑
岩の上の部分はウォーキングトラックになっていて散策することができます。また近くにHippo’s Yawnというカバのあくびのような岩もあるので、ぜひ一緒に訪れてみてください。
Gnomesville(ノームズヴィル)
珍スポットと呼ぶにふさわしい、隠れた名所。山の中の一角に、小人が大量に集まる不思議な村があるのです。
Gnomeとは大地の妖精のことで、三角帽子をかぶった小人の姿をしています。
そんな小人たちが人々によって集められ、増え続けて、今では大量の小人がひしめき合う村になっているのです。
サッカーをする小人、船に乗る小人、時々白雪姫が混じっていたり…それぞれに工夫を凝らした小人たちが並んでいて、たくさんの発見があって楽しかったです。
小人を持って来れば自由に置いていっていいようだったので、私たちも小人を持参して、記念に置いて来ればよかったなぁというのが唯一の後悔です。
Rottnest Island(ロットネスト島)
世界一幸せな動物・クオッカで有名な島!
この可愛いクオッカに出会えるのは世界でこのロットネスト島だけなのだとか。パースの港町フリーマントルからフェリーで島へ行き、レンタサイクルをしてまわりました。
私たちは、レンタサイクルもセットになったフェリーチケットを事前に購入すると1人80ドル。
意外と島内はアップダウンがありますが、綺麗な海を眺めながら、そして時々現れるクオッカに吸い寄せられ寄り道をしながらのサイクリングだったので、あまり苦ではありませんでした。
クオッカはというと、ものすごく正直な私の感想は「写真で見た方が可愛い…!」でした。
SNSなどであまりにも可愛い写真を見すぎたのでしょうか。
尻尾がヒョロッと長くネズミのようで、動きはカンガルーのよう。写真のイメージから勝手に短い尻尾とポテポテと歩く短足を想像していたので、少し驚きでした。
ただ、だんだんと見ているうちに愛着が湧いてきて、どうやったら可愛い写真が撮れるかなど試しているうちに、可愛くて仕方なく思えてしまったのが、クオッカのすごいところかもしれません。
運良くお腹のポケットで子育てをしているクオッカも見ることができ、大満足のロットネスト島でした。
Pinnaclest と Lancelin Sand Dunes(ピナクルズとランセリン砂丘)
砂漠にニョキニョキと奇岩が生えている、まるで別の惑星のような不思議な光景です。
ピナクルズの中は、車でドライブできる道路と、歩いて散策できる道路があり、これらの奇岩は、石灰岩の上に生えた樹木の根が石灰岩を侵食して形成されたと考えられています。
ひとつとして同じ形はない奇岩の数々を眺めていると、自然の力を感じずにいられません。
また、ピナクルズの南にあるLancelin Sand Dunesも合わせて訪れるのがオススメです。
まるでゲレンデのように真っ白できめの細かい砂丘は、裸足で歩くととても心地良いです。サンドボードなどもできるようですが、写真を撮りに立ち寄るだけでも面白いですよ。
Hutt Lagoon(ハットラグーン)
オーストラリアには数々のピンクの湖がありますが、このハットラグーンはかなりピンクの色が鮮やかで、かつアクセスもしやすいのではないでしょうか。
まるで入浴剤を溶かしたような色ですが、藻によって生み出される自然の色です。
天気や時間帯によってピンクの色合いがだいぶ異なりますが、日の高い正午前後が特に鮮やかに見える時間帯のようです。
塩分濃度の高い湖なので、足元にはご注意ください!塩湖で濡れた靴は、後から塩で白くなります。
Coral Bay(コーラルベイ)
シュノーケリングにおすすめの場所です。
私たちはFive Finger Reefでシュノーケリングをしたのですが、とにかく水が綺麗で、穏やかな海の中、のんびりと魚やカメを見ることができました。
4WDでアクセスできるビーチなのですが、私たちは途中で砂にはまりそうになったので断念して、海沿いを歩いて行きました。
Skelton Beachでは、ビーチからエイやサメを見ることができます!私たちが行った時は、サメがたくさん泳いでいて驚きました。
Cape Range National Park(ケープレンジ国立公園)
海も、峡谷も、野生動物も楽しめる国立公園。カンガルーやワラビーを何頭も見かけました。
中でも1番のオススメはOyster Stacksでのシュノーケリングです。
カラフルなサンゴや魚がとても多くて美しく、私たちの中で、暫定No.1のシュノーケリングスポットです!
海の入り口部分は岩なので、ウォーターシューズやスポーツサンダルなどがあると安心。干潮時はサンゴを破壊してしまう恐れがあるので、シュノーケリングをすることができません。
満潮時を狙ってぜひシュノーケリングに行ってみてください。
Karijini National Park(カリジニ国立公園)
何層にも重なった美しい峡谷や泉、滝が見所です。
地殻変動や侵食などによって20億年の年月をかけて形成されたのだとか。
国立公園内にいくつもの峡谷があり、それぞれ違った表情を見せてくれます。未舗装路を通らないと行けない峡谷もあるので、車によっては注意が必要です。
特に面白かったのは、Hancock Gorge。
スパイダーウォークと名付けられた部分があり、狭い岩壁の隙間を、手足を突っ張って進んでいきます。気分はまるでスパイダーマン!このアドベンチャー感がたまりません。動きやすい、濡れても良い服装で行きましょう。冒険家気分が味わえます!
Broome(ブルーム)
真珠養殖が有名で、ホリデーを過ごす場所としても人気の町です。
小さな町ですが、美しいビーチ、マングローブ、恐竜の足跡など様々な見所があります。月への階段という、乾季の満月の時にしか見られない自然現象でも有名です。
そんな魅力いっぱいのBroomeの町で1番のお気に入りは、やっぱりCable Beach。
遠浅で安心して海水浴も楽しめるビーチですが、何と言ってもオススメは夕日です。
まるで鏡のようにツルツルに輝くビーチと、金色の夕日、そしてそこを歩くラクダ。刻一刻と変化する太陽の色を眺めながら、時間が止まってほしいと思うほど、美しく幻想的な風景でした。
Windjana GorgeとTunnel Creek(ウィンジャナ峡谷とトンネルクリーク)
Windjana Gorgeは黒ずんだ高い岩壁が印象的な峡谷ですが、なんと野生の淡水ワニを見ることができます。
陸地のすぐ近くの水中にいたので驚き!うかうかと水に入ったら危険です。
Tunnel Creekは、小さな小川の流れる洞窟で、探検気分を味わうことができますが、ライトは必須!
洞窟の中にはコウモリがたくさんいるのですが、なんと水に頭の取れたコウモリが浮いていました…そして、その後洞窟内で出会ったカップルは「ワニを見た」と…。
洞窟内ではところどころ水に浸かりながら歩いていたのですが、一気に恐ろしくなった私たちでした…!
Purnululu National Park(パーヌルル国立公園)
何層にも重なった黒とオレンジ色の横縞模様の岩山が連なる、とても美しい場所。
ただし、ここへの道のりは私たちのオーストラリア旅の中でも、断トツNo.1の悪路で、53kmの道のりを2時間かけてやっとたどり着くことができました。
この不思議な黒とオレンジの模様ですが、水分を含み微生物の繁殖が行われやすい粘土層が黒の層、渇きが早く微生物が繁殖しにくい砂岩層がオレンジの層を生み出しているのだそうです。自然って本当に不思議ですよね。
しっかりとした車で、運転に自信のある方はぜひ訪れてみてください!
ウェスタンオーストリアのおすすめキャンプ場
Kulin Overnight Stop(無料)
小さな町の無料サイトですが、無料のホットシャワーや、バーベキューコンロがあります。
また、私が気に入ったのはこの町の周辺いたるところにある馬のオブジェ。
廃材で作ったような可愛らしい馬のオブジェが色々なところにあって、見つけるたびに車を止めて撮影して楽しみました。
Bullara Station(有料)
ステーションステイと呼ばれる、農場のキャンプ場です。
牛、羊、鳥、馬、カンガルーなど様々な動物に出会うことができます。
また、昔の農具をオシャレに活用してキャンプ場の設備なども作られていて、とても面白かったです。
ニューサウスウェールズのおすすめスポット
Sydney(シドニー)
大都会で人が多いながらも、とても綺麗な街という印象が強いです。
シドニーのシンボル的存在・オペラハウスは、やはり美しかったです。船の帆のような、波のような、貝のようにも見える美しいフォルムの屋根。周辺の港やハーバーブリッジが、その美しさを際立てていました。
シドニー湾のディナークルーズにも参加しましたが、夜景が水面に反射して、日中とはまた異なる美しい姿を楽しむことができました。
冬になるとオペラハウスの屋根に、プロジェクションマッピングが投影されるそうで、ぜひいつか見てみたいなぁと夢見ています。
Blue Mountains National Park(ブルーマウンテンズ国立公園)
大都会シドニーからわずか2時間でいくことができる大自然です。
ユーカリの木から発生する霧状の油分に光が反射することで青っぽく見えることから、ブルーマウンテンズと名が付けられたそうです。
最も有名なスポット・スリーシスターズは仲良く3つ並んだ奇岩。
美しい3姉妹が、村の長老の魔法によって石に変えられてしまったというアボリジニの伝説があるのだそうです。展望台から眺めるだけでなく、スリーシスターズウォークを歩いていくと、この岩に実際に触ることもできました。
私たちは日本から遊びに来ていた家族と訪れたため、スリーシスターズ周辺のみの観光でしたが、ブルーマウンテンズ国立公園にはまだまだ見所がたくさんありそうです!
Byron Bay(バイロンベイ)
バイロンベイは、ヒッピーやサーファーたちに人気の穏やかな町。
バイロンベイはオーガニックフードでも知られていて、素材にこだわった体に良いカフェがたくさんあります。
私たちのお気に入りはThe Farm。
倉庫のような佇まいの建物に、ガーデニング用品やオーガニックフードを売るお店と、カフェが併設しています。そして店名の通り、牧場も併設しているのです。
ブタやニワトリ、馬などがのびのびと過ごしているところを見ると、健康に育った生き物から良い卵やお肉をいただきたいものだなぁ、などと考えさせられました。
また、Cape Byron Lighthouseもオススメです。
バイロンベイの象徴的存在の灯台ですが、実はオーストラリア大陸の最東端に位置する灯台なのです!真っ青に輝く海を見ながらのウォーキングはとっても気持ちが良かったです。海にはイルカの群れが見えて、イルカのジャンプまで見ることができました。
ニューサウスウェールズのおすすめキャンプ場
かなりのハイペースでNSW州を抜けてしまったことや、家族と一緒にホテルに滞在していたことなどもあって、実はオススメというほどのキャンプ場は特にありません…。ごめんなさい!
ひとつご紹介できる情報は、キャンベラの南東にあるQueanbeyanという小さな街のインフォメーションセンター横に、無料のホットシャワーがあります。
私たちは無料キャンプ場に泊まった翌朝、ここで無料シャワーを浴びてから、キャンベラの街へ行きました。
ビクトリアのおすすめスポット
Melbourne(メルボルン)
私は約1年3ヶ月間、このメルボルンに住んでいました。
世界の住みやすい都市1位に何度も選ばれているメルボルン。
大きな街ながらも緑や海など自然が豊富で、イベントなども多いので様々な楽しみがあり、とても住みやすい街でした。
Flinders Street駅舎などの歴史ある街並みや、至る所で見られるストリートアートなど、あてもなく散策するだけでも楽しめます。カフェ文化が盛んなので、ぜひお気に入りのカフェを探してみてください。
ビーチ散策もオススメです。St.Kilda Beachでは、大都市に居ながらも夜になると野生のペンギンを見ることができます。また、Brighton Beachはカラフルな小屋が立ち並ぶ景色で有名。こちらは観光客が非常に多く、人が多いとあまり良い写真が撮れないので、朝早く行くことをお勧めします。
Great Ocean Road(グレートオーシャンロード)
メルボルンの南西の海岸沿いを走る全長約250kmの道路のことを、グレートオーシャンロードと呼びます。
海や岩が作り出す美しい景色が次々と現れるこのドライブコース、道もしっかり舗装されていて、短期間でも十分に回ることができオススメです。
グレートオーシャンロードの中で、最も有名なのがTwelve Apostles、日本語では十二使徒と呼ばれる、海から突き出た奇岩群です。
12人のキリストの弟子たちに見立てて付けられた名前ですが、侵食などによって、今では12個も岩は見られません。今見ている岩もいつかは波に消えて無くなってしまうのかなぁなどと考えると、今ここに来れて良かった、と実感したのでした。
Kennett Riverでは、森の中を歩いて野生のコアラやカラフルな鳥が見られる場所もありました。グレートオーシャンロードは海以外にも様々な楽しみがありますよ。
Tower Hill Reserve(タワーヒルリザーブ)
野生生物保護区です。グレートオーシャンロードは観光客が非常に多かったのですが、この保護区は人もかなり少なく、のんびりと森の中を散策しながら、様々な野生生物たちに出会うことができます。
私たちは、コアラ、カンガルー、ワラビー、エミュー、様々な水鳥などを見ることができました!間近で初めて見るエミューは大きくて少し怖いくらいでした。
Grampians National Park(グランピアンズ国立公園)
様々なハイキングコースが楽しめる国立公園。
私たちはPinnacleという約4.2kmのハイキングコースを歩きました。面白い形の岩々を楽しみながら登っていった先には、雄大な山の景色が広がっていました。
また、グランピアンズに来たら欠かせないのはMacKenzie Fallsです。水量も多く迫力のある滝で、マイナスイオンをたっぷりと浴びましょう!
Phillip Island Nature Parks(フィリップ島ペンギンパレード)
私は、ロードトリップ中ではなくメルボルンに住んでいた時に日帰りツアーで訪れたのですが、可愛い可愛い野生のフェアリーペンギンをこれでもか!というくらいに楽しめる場所です。
毎日夕方になると、海での狩を終えたペンギンたちが巣穴に帰ってくるのですが、群れをなしてヨチヨチと並んで一生懸命に歩く姿が本当に可愛いです。
ペンギンを観察できる席は、一般席、ペンギンプラス席、アンダーグラウンド席の3種類あります。
私たちは一般席よりも値段は高いですが、ペンギンプラス席にしました。この席ではペンギンを間近で見ることができ、大満足でした!
アンダーグラウンド席以外は、外で長時間座っていることになります。夏でも夜はとっても冷えるのでしっかりと防寒具をお忘れなく。
写真撮影はペンギン保護のため禁止されています。肉眼でしっかりと記憶に残しましょう。
Peninsula Hot Springs(ペニンシュラ温泉)
日本の温泉に感動したオーストラリア人が、モーニントン半島の地下637メートルに眠る温泉源を発見してオープンした天然温泉施設です。
とにかく広大な施設で、屋外に大小20以上もの温泉があります。特に丘の1番上の温泉は見晴らしが良く、半島の自然を一望しながら入浴するという贅沢なひと時が過ごせます。
温度も34~42度ほどで、私たち日本人にとって心地よい温度の温泉がたくさんありました。
入場料は高いですが、久しぶりに入る天然温泉は最高に気持ちよく、日本では味わえないスケールの温泉施設だったので、大満足でした。
月曜~木曜(祝日は除く)の朝9時までに入場するとアーリーバードチケットで通常より10ドル安く入ることができます。水着、サンダル、バスタオル持参で行きましょう!
ビクトリアのおすすめキャンプ場
Cann River Rainforest Caravan Park(無料)
トイレ、水道、洗濯するための大きなシンク、洗濯物干し、水シャワーなど、設備の整った無料キャンプ場です。
またキャンプ場自体もとても広く、森の中にあるので、大自然を感じながらキャンプすることができます。
ウォーキングトラックもあるのですが、私の行った時は残念ながら山火事後だったため封鎖されていました。
いかがでしたでしょうか?
とにかく広大なオーストラリア。私自身も行きたかったけれど行けなかった場所、そしてまだ知らぬ場所がいっぱいあると思います。
ぜひ皆さんも様々な素敵な場所を見つけて、楽しいロードトリップになりますように!
次回は、最後のまとめ編として、オーストラリアのロードトリップでの注意点や、役立つ情報をお伝えします。