サトウキビを原材料にしているお酒であるラムは、オーストラリアでも広く飲まれています。
大手メーカーのものであればスーパーでも入手でき、飲みやすいものが多いのでお土産にもおすすめです。
また、パブでも広く飲まれているので、旅の思い出に飲んでみてはいかがでしょうか?
この記事ではおすすめのオーストラリアのラムのご紹介と、ラムの歴史、オーストラリアでラムを楽しむための方法について説明します。
オーストラリアのラムの歴史
ラム酒はサトウキビを原材料にしていることで知られています。
しかし、ラム酒発祥の地は本来サトウキビが生息していなかったカリブ海一帯。コロンブスが新大陸を発見したことをきっかけに、カリブ海一帯でもサトウキビの栽培が始まりました。
その後、オーストラリアでもサトウキビの栽培が盛んになるにつれてラムの人気が高まっていきます。
現代でも多くのラムは、植民地時代の名残を受けており、その製造方法は旧宗主国の影響を受けているものもたくさんあります。
オーストラリアのラムにはどんなものがある?
オーストラリアといえばワインやビールがありますが、実は他にもいろいろな美味しいお酒があります。
その中でもラムはぜひ味わってもらいたいお酒の一つ。各地に蒸留所があり、それぞれ魅力的なラムを製造しています。
そんなオーストラリアラムの中でもおすすめのものを3つご紹介します。
バンダバーグ
photo by bundabergrum.com.au
「バンディ」の愛称でも知られるバンダバーグのラムは、オーストラリアで最も高い人気を誇るラムの一つです。
蒸留所のあるバンダバーグは農業が盛んな地域でもあり、サトウキビが多く作られています。
サトウキビ栽培が盛んであるため、「シュガー・タウン」と呼ばれることもあるほどです。
特産物であるサトウキビを使用して作られたバンダバーグは優しい甘みが特徴。 ストレートでも飲みやすいです。コーラやジンジャーエールなどで割っても美味しく飲めます。
お店で探すときはシロクマのロゴを目印にしましょう。
オーストラリアでは広く飲まれているラムなので、さまざまな場所で見つけられます。お土産にもおすすめのお酒です。
コンパニーデザント
photo by compagniedesindesrum.com
コンパニーデザントとはフランスのボトラーです。
しかし、各地の蒸留所のボトリングを行なっており、オーストラリアでもラムのボトルを販売しています。
コンパニーデザントがボトリングしたオーストラリアのラムはスパイスの香りから始まり、飲んでいくに従ってフルーツの風味が口の中に広がります。
砂糖漬けのブラックチェリーやマデランワインを彷彿とさせる香りが特徴です。
飲んだ後は土っぽい香りとハーブの香りが残ります。 表情豊かで複雑な味わいを楽しめるオーストラリアラムです。
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ケーンアイランド
オーストラリアのビーンリー蒸留所で製造される原酒を使用して作られたラムです。
ケーンアイランドは、複雑な味わいが特徴的。スパイシーさと、熱帯雨林を彷彿とさせるトロピカル感が楽しめます。
ジンジャービールとライムジュースでカクテルにするのもおすすめです。
さっぱりとしていてキレのある飲み心地は、ケーンアイランドの南国の雰囲気を一層強めます。
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オーストラリアのラムの楽しみ方
日本では珍しいことですが、オーストラリアでは昼間からお酒を飲む人は少なくありません。
それこそ金曜日の仕事の間のランチにお酒を飲むのが当たり前の光景になっているほど。
そんなオーストラリアに行くのであれば、旅の思い出としてパブに足を運んでみるのはいかがでしょうか?
ビールをはじめとするたくさんのお酒を楽しめます。もちろんオーストラリア原産のラムも飲めます。
オーストラリアでの「パブ」は日本で言うところの「居酒屋」と同じ。
つまり「お酒を飲む場所」という位置付けになっています。 しかし海外でお酒を飲むときにはいくつか注意しなければならない点があります。
多くのパブでは入り口にセキュリティースタッフがいます。18歳以下の子供の飲酒を取り締まったり、店内の迷惑な客に対処するためのスタッフです。
入店の際には彼らに身分を証明するための書類を提示しなければなりません。
この書類はパスポートでも大丈夫ですが、日本の運転免許証は認められないので注意しましょう。
注文は日本とは違いテーブルではなくバーカウンターで行うことが一般的です。
カウンターで飲みたい飲み物の名前を告げ、代金を支払うことでグラスを受け取れます。
まとめ
オーストラリアのパブでは幅広い種類のお酒が用意されています。 ラムを飲みたい場合はパブに出かけてみましょう。
ただし、海外のパブでは日本と違ったルールがあるので注意が必要です。国内のルールを守って利用しましょう。
オーストラリアでは基本、公園やビーチなど公共の場でお酒を飲むことは禁止されていますのでお気をつけください。