オーストラリアでのビール消費量は世界的にみても非常に多いため、たくさんの種類のビールが現地では見つかります。
旅の思い出にバーなどで飲んだり、お土産にするのもおすすめ!日本とは違った味わいを楽しめること間違いありません。
オーストラリアビールの歴史
18世紀ごろ、イギリスからオーストラリアにビールが持ち込まれるようになりました。
当初オーストラリアではラム酒が多く飲まれていましたが、アルコール度数が低く酔いにくいビールは「健康にいい」とされ、広く飲まれるようになります。
その後もイギリスの影響でオーストラリア各地にビールの醸造工場が作られましたが、自然に淘汰されていき、2000年ごろには大手3社が国内のビール市場のシェアを占めるようになりました。
しかし2000年以降、クラフトビールが一気に人気を高めていきます。オーストラリアのクラフトビール工場は日本よりも規模がはるかに大きく、急速に国民に普及しました。そして2010年にはクラフトビールは大手のビールメーカーを脅かすほどにまで成長しました。
オーストラリアでのビール消費量は世界第8位です。依然としてオーストラリア人はビールを好んで飲みますが、近年国内でのビール消費量が減少傾向にあります。そんな中でクラフトビールは年々消費量を増やし、成長しているのです。
さらにクラフトビールは誕生した地域との結びつきが非常に強いのも日本とは違った特徴です。オーストラリア人はそのビールがどこの地域で作られたかをとても重視します。
ビールを飲む際の話題にもなるので、製造地を覚えておくと会話が弾むでしょう。
オーストラリアでは食事の際にはワインを飲み、ビールは単体で飲むことが一般的です。国内の消費量はビールが41%なのに対しワインは37%ということからも、いかにオーストラリア人がビールを好んでいるかが分かります。
オーストラリアにはどんなビールがあるの?
まずはオーストラリアにはどのような銘柄のビールがあるのかを把握しましょう。以下では旅行に行ったらぜひ飲んでもらいたいビールを5つ紹介します。
ヴィクトリア・ビター(Victoria Bitter)
photo by victoriabitter.com.au
ビールの中でもビターに分類される、苦味に特徴のあるビールです。アルコール度数は4.9%。オーストラリアの代表的ビールでもあり、国内でもっとも飲まれていると言っても過言ではありません。
苦味が強めではありますが、しつこさはありません。飲み心地もキリッとしています。そのため日本人の舌にも馴染みやすいです。バー、レストラン、パブ、スーパーなどいたるところに置いてあります。
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フォーエックス・ゴールド(XXXX GOLD)
photo by xxxx.com.au
ヴィクトリア・ビターと並ぶ、オーストラリアの代表的なビール。苦味が強いながらもさっぱりとした飲み心地を楽しめます。ビタータイプとラガータイプの2種類が選べるのもフォーエックス・ゴールドの特徴です。
好きな味を選んで楽しみましょう。さらにフォーエックス・ゴールドは低カロリーです。後味が軽いため何杯でも飲めます。アルコール度数も3.5%と低めなので、お酒に弱い人でも飲みやすいかもしれません。
トゥーイーズニュー(Tooheys New)
photo by tooheys.com.au
シドニー発祥のビールであり、シドニーでは絶大な人気を誇っています。麦の味わいが日本のものよりもしっかりとしているため、日本人からすると少しワイルドな印象を受けるかもしれません。
アルコール度数は4.6%。深い麦の味わいの中にコクがあり、まろやかな舌触りを楽しめます。シドニーではヴィクトリア・ビターと同様どこのお店にも置いてあるので入手するのも簡単です。
レッドバック(REDBACK)
万人受けするビールというよりも通の間で高い人気を誇っているビールです。「レッドバックなしにオーストラリアのビールを語るべからず」とも言われるほど。苦味が強めでありながらもフルーティーで甘くすっきりとした飲み心地を楽しめます。
瓶1本約500円と、他のビールよりも少し値段が高いです。高級感があり、他のビールとは一線を画した味わいは、旅の思い出になること間違いなし!オーストラリアに来たらぜひ飲んでほしい一本です。
カールトンビターコールド(Carlton BITTER COLD)
名前に「ビター」とありますが、ほとんど苦味がないビールです。むしろ「甘い」と感じるかもしれません。日本人からは「薄い」と評されることも多いですが、現地の人としては「あっさりすっきりしてる」と言われ人気があります。
夏の暑い日の昼に気軽に飲めます。麦茶のようなあっさりとした飲み心地は、乾いた喉を心地よく潤してくれることでしょう。他にもスポーツの後などにもぴったりのビールです。
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まとめ
オーストラリアではビールはとても一般的なお酒です。
旅行の際にはパブやバーなどでぜひ各地のビールを楽しんでみてください。日本人にも馴染みやすいものが多いので、お気に入りの一本が見つかることでしょう。
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