2000年に世界遺産にも登録されたブルーマウンテンズは、約4,000Kmもの広大な土地にユーカリの木が生い茂っています。
ユーカリの油分が蒸発する際に青い靄が発生し、この辺り一帯が神秘的な青い霞に包まれることから、この名前が付けられました。
シドニーから日帰りの観光スポットとして人気が高い場所で、多くの方は電車か旅行会社のツアーに参加してこの土地を訪れています。
そこで今回は“車で行くブルーマウンテンズの楽しみ方”をお伝えしていきます。
車で行くからこそ立ち寄れる素敵スポットをご紹介しますので、1度行ったことがある方も是非新しいブルーマウンテンズの魅力に触れてみてください。
ブルーマウンテンズへ車を使って行く方法
今回は電車やツアーでは味わえないブルーマウンテンズをご紹介していきますので、車での行き方にも少し注意が必要です。
ブルーマウンテンズの1番人気スポットでもあるスリーシスターズを見に行くならばカトゥーンバへの道路案内を目指して運転すれば良いのですが、これからご紹介する場所はカトゥーンバを目指していると辿り着けません。
B59という幹線道路を使いますので、カトゥーンバ行きのA32には行かないようにしてください。
フルーツ街道でりんご狩り
最初にご紹介するのは、ビルピンと呼ばれる地域です。ここはリッチモンドの街を抜けてから山へと入っていったエリアになります。
ビルピンは果樹園が有名で、幹線道路のB59を走っていれば道路脇にはフルーツピッキングの看板が沢山目に入ってきます。
農園によって扱っている果物の種類が違ったりしますが、ほとんどの場所で入場料が2~5ドルで時間制限はなく、自分で摘んだ果物を後から量り売りで買う形式。
中には“ふじりんご”が生っている所もあるんです!りんご以外にも桃が栽培されている農園もあり、冬を除いて長い期間果物狩りが楽しめます。
またりんごの産地なので、サイダーと呼ばれるりんごのお酒も有名。
ビールよりも甘くて飲みやすく女性に人気のお酒です。農園と同じく醸造所も道沿いに何件があり、無料でテイスティングもさせてくれるので是非好みの1本を見つけてみてください。
ブルーマウンテンズ植物公園
ビルピンで美味しい果物を楽しんだら、次はブルーマウンテンズ植物公園へゴー!
同じB59を更に山へと15分程走り、マウント・トーマと呼ばれる場所に植物園はあります。
植物園は駐車料金も入場料も無料!!
標高1,000mに位置しているのでシドニーよりも朝夕の寒暖差が大きいため、秋に訪れると綺麗な紅葉を鑑賞できます。
また南半球に生息する珍しい植物も鑑賞でき、特に太古から生存していると推測されジェラシック・ツリーとも呼ばれるナンヨウスギ科の植物、ウォレマイ・パインが見られます。
他にも、ユーカリが放つ青い靄と共に辺り一面を見渡せる眺めの良いカフェもありますし、BBQの設備まで完備されています。
今回はブルーマウンテンズの新しい魅力についてお伝えしました。 ブ
ルーマウンテンズ植物公園からスリーシスターズまでは約50分かかりますので、1日でスリーシスターズ近辺まで観光するのは時間的に難しいと思います。
しかし時間が無い!と言う方には、早足で回れば1日で回るのも不可能ではありません。
果樹園から植物園そしてスリーシスターズとちょうど円を描くように回れますので、その場合はこの順番で回ると無駄が少なく効率よく回れます。