広大な大地をバイクで颯爽と走り抜ける夢を、オーストラリアで叶えませんか?
バイカーにとってあこがれの地でもあるオーストラリアで、バイクを楽しむ方法を3回に渡ってお伝えしています。
前回は、基本情報としてオーストラリアでのバイク事情と免許に焦点を当てました。今回は1歩進んでオーストラリアでのバイク購入方法についてお伝えしていきます。
レンタルじゃ物足りない!自分の愛車でオーストラリアを走ろう
バイカーなら自分の愛車でツーリングを楽しみたいと思うのはごく普通の事ですが、これが日本から愛車を持ってくるとなると、、、大変ですよね。
それには沢山の手続き・コスト・そして時間がかかります。そのため短期で滞在される方やちょっと試してみたい方にはレンタルをお勧めしました。
でも!やっぱり自分の愛車を持ちたいとも思うもの。オーストラリアでは非居住者であってもバイクの購入は可能です。
そのため長期的にオーストラリアを巡る旅を考えている人には、現地でバイクを購入し、旅を終えてから売却する方がレンタルよりも安くなるのです。
ただしそこは情報収集をするだけの英語力も必要になります。
また実際に購入したいと思えるバイクに出会えるまでに掛かる時間は未知数ですので、ある程度時間に余裕がある人が向いていると言えるでしょう。
レンタルよりも手間も時間もかかりますが、自分だけの愛車を手に入れる第一歩を踏み出してみませんか?
オーストラリアでのバイク購入時に役立つお勧めサイト
オーストラリアでのバイク探しは一般的に、ディーラーに行くか、ネットなどで個人売買を行う2パターンになります。
金額を抑えたい人にはネットがお勧めで、トラブルなどが不安ならディーラーに行くのが良いでしょう。
オーストラリアではバイクや車の個人売買は盛んに行われており、決して難しくはありませんが登録手続きなどを自分で行う必要があり、また各州によっても異なってきますので、しっかりと下調べを行っておく必要があります。
どちらの場合でも今はネットで検索が行えるので、自分の欲しいタイプ、価格帯そして所在地などを入力していき市場調査を行いましょう。
オーストラリアでは初心者練習期間は250cc以下のバイクにしか乗ってはいけない免許制度になっているため、このタイプは市場に出回る数が豊富になりますので、安く購入したいと思っている人には狙い目です。
Bike Sales
オーストラリア最大手のバイク売買サイト。
バイクだけに限らず車や船、キャンピングカーにトラックなども取り扱っているほど。
サイトでは新車から中古バイクまであらゆる条件で検索でき、ディーラーを探すこともできます。
中古バイクでもディーラーか個人かまで選択できるので、先ずは自分の条件と予算の擦り合わせに使ってみると良いでしょう。
また、このサイトでは販売広告を出すこともできるので、旅が終わった後にバイクを手放したい場合にも利用できます
Gumtree
オーストラリアで生活していく上で避けて通れないとまで言われているGumtreeは、オーストラリア最大のクラシファイド(掲示板)サイトです。
このサイト1つでほぼ全ての物を探せると言っても過言ではありません。
ここでは、仕事探し、シェアハウス探し、コミュニティ探しに中古売買など本当にありとあらゆるものことができます。
広告も無料で出すことができるので、誰もが気軽に行えるので商品の豊富さがウリです。
完全に個人売買になりますので、ある程度英語力は必要ですが安く見つけたい人には絶対に除いてみる価値のあるサイトです。
ebay Australia
eBayのアカウントは世界共通なので、既にアカウントを持っている場合はeBay Australiaも利用できます。
日本では人気度はそれほど高くないeBayですが、オーストラリアではAmazonよりもアクセス数が断然に多いほどに人気があります。
そのため、どんな物でも新品・中古品に限らず最安値の商品を見つけられる可能性がとても高く、買い物をするときには先ずはeBayをチェックするのが一般的です。
eBayにはオークションで価格が決まるものと、一定価格のものがあります。
どちらの場合でも締め切り前に下見に行くことは可能ですので、気になったバイクがあったら出品者に連絡をしてみましょう。
これ以外にもFacebookにも地域ごとにバイク売買を目的としたグループがありますので、探してみると掘り出し物に出会えるかもしれません!
バイクを購入する前に確認するポイント!
バイクを購入する前に自分の目でしっかりと確認しておかねばならないポイントがあります。
特に個人売買の場合はトラブルに巻き込まれないためにも、事前に質問したい項目やチェックポイントをまとめておきましょう!
試乗前
気になるバイクを見つけたら出品者に連絡を取ります。その時に確認しておきたいのが、車検の有無についてと整備記録を記したログブックについて。
先ず車検については、多くの場合は広告で記載されています。車検のある場合は“Registered”や“Registration”、または省略して“Rego”と一緒に有効期日が書かれています。
車検がない場合は、“Unregistered”や“Out of Rego”と言います。
そして車検が無いバイクでも車両検査は済んでいる場合は、“Blue slip ready”と書かれています。
少しでも費用を安く抑えたい又は面倒な手続きは極力やりたくないと思っている人には、車検付きのバイクを探しましょう。車検がない場合に追加でかかる費用は、車両検査費、自賠責保険料と更新手数料です。
そしてもう1つ事前に聞いておくと良いのが、整備記録を記したログブックがあるかどうか。
中古車の場合はログブックが無いケースも多くあり、その代わりに整備をした際のレシートなどを持っていないか聞いてみましょう。
これは試乗前に聞いておくことで、時間を短縮できる上に、相手にしっかり確認する人物だと印象付けることができます。
試乗時
トラブルを避けるためにも試乗は必ず行いましょう。試乗を断る販売者はほぼゼロに近いので、もし試乗を断ってきたらそれは避けた方がよい販売者です。
試乗をする時は、ブレーキ、ライトやウインカー類の確認と共にエンジン音に異常がないか、マフラーからの煙に異常はないかをチェックします。
またオイル漏れ、タイヤ溝の状態なども忘れずに。状態を確認しながら、何故売ることにしたのかなど聞くと、会話も進みますし、どのような使い方をしていたのかが分かるのでお勧めです。
バイクを購入した時に必要な手続きって何?
やっと念願のマイバイクを手に入れたら、先ず行わなければいけないのが所有者変更の手続き。
14日以内に行わなければ、遅延料金を払わなければいけない州もありますので注意が必要です。
各州によって料金や方法などに多少の違いは、大まかな流れは一緒ですので知っておくことでスムーズに対応できますよ。
バイクを購入したら、私たちが所有者変更手続きを行う前に以前のオーナーが売却の届け出を提出する必要があります。
届け出を“Notice of disposal”と呼び、オンラインで提出することが可能ですが、新しい所有者である私たちが現地の運転免許所を持っていない場合は窓口で対応をする必要があります。
これは国際免許証だけでなく違う州であってもオンラインは対応していないため、購入時に以前のオーナーに知らせるようにしましょう。
そして私たちが所有者変更手続きを行う場合も同じで、現地の運転免許証を持っている場合はオンラインで行えます。
手続き自体はとても簡単ですが、費用が発生します。
まず所有者の変更手数料。
NSW州の場合は、車両を取得してから14日以内に登録手続きを行えば$34、しかし14日を過ぎてしまった場合は$155に跳ね上がります。これに加えて印紙税の支払いもあります。
税は購入価格の$100に対して$3課税される仕組みです。その他に手続きには、IDと現住所を証明する書類も必要になります。請求書や銀行からの通知などは大切に保管しておくようにしましょう。
日本と違い州によって対応や金額に違いがでてくるのがややこしく感じるかもしれませんが、コチラに各州の登録に関する情報が記載されているサイト一覧がありますので、詳細を確認してください。
オーストラリアで夢のマイバイク生活を送るには、先ずは現地の情報をリサーチする必要があります。
今回お伝えしたサイトを使って、バイクの適正価格を知り予算内でどのようなバイクが購入できるか調べてターゲットを絞ってみてください。
運命のバイクに出会えたら、後は手続きを進めて行くだけ。自分の愛車を手に入れれば、新しいオーストラリアの魅力に出会う旅に出掛けましょう!