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家でオペラ鑑賞?シドニーオペラハウスの新たな試み

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外出自粛生活が続く中で、そろそろ撮りためたドラマも見終わったり、観たかった映画も一通り制覇したりして、さて何か新しいジャンルでもないかな?と探していませんか?

そんな時にお勧めなのが、オペラやコンサートです!普段観に行く機会がない人にも、今だからこそ自宅で観劇してみませんか?

シドニーオペラハウスの新たな試み

オーストラリアといえばコアラやカンガルーなど可愛い動物達を想像する人も多いと思いますが、それと同時にシドニーオペラハウスを思い出す人も多いと思います。

斬新で特徴的なデザインは劇場としての役割以上に街のシンボルとして愛されています。

そのオペラハウスが新型コロナウィルスの影響で外出できない人々のためにオンライン上での鑑賞サービスを開始しました。これは家に居ながらにして超一流のパフォーマンスを無料で鑑賞できるチャンスです。

オペラハウスは知っているけど中までは入ったことが無い人、旅行で訪れたけど観劇する時間までは無かった人、これからオペラハウスを訪れようと考えている人、もちろんとりあえず時間を持ち余している人にもお勧めです!

毎週新しいプログラムがリリースされていてノーカットのパフォーマンス、非公開映像、舞台裏の様子やトークショーなど盛り沢山の内容になっています。

特にオーストラリアならではの演目として歴史上最も象徴的なアボリジニの人物の人生を描いた物語もあります。

オペラハウスの現代的な劇場内部を見られる貴重な機会ですので、この機会をお見逃しなく。

シドニーオペラハウスからデジタル配信されているお勧め動画!

Bennelong(ベネロング)

題名になっているベネロングとは、オーストラリア初期の歴史の中で最も重要で注目に値する先住民の1人と見なされている人物の名前です。

ベネロングはイギリスを訪問しオーストラリアへ帰国した最初のアボリジニでもあります。彼はシドニーに生まれ、イギリス人と先住民との文化の溝の橋渡しをすることを期待され捕らえられました。

その後、文化の衝突を乗り越えていく姿を描いています。現在シドニーオペラハウスが建つ場所は、以前はベネロング・ポイントと呼ばれ、彼のためにレンガ小屋が建てられていました。

そんなオペラハウスにも所縁が深い人物で、オペラハウスの象徴的なレストランも彼の名前が付けられています。

この演目は2017年に芸術監督のスティーブン・ペイジによって制作され、多くの賞を受賞し大成功を収めたツアーを録画したものです。

台詞はなく印象的なダンスと音楽で進んでいくストーリーは、誰もが入り込める世界が広がっています。

Staging an Opera

オペラの制作がどのような過程で作られていくのか疑問に思ったことがありませんか?どれだけの多くの人が関わり、どれほどの労力がかかるのか。

そんな1つの演目が完成するまでの舞台裏に迫ったドキュメンタリーです。

フランスの作曲家ジョルジュ・ビゼーが作曲した3幕からなるオペラ「真珠採り」の開演にあたり、豪華なセットや繊細な衣装、歴史的な楽譜が調和して舞台上で完璧な世界が作り上げられる工程が見られます。

練習場や機材の搬入など普段では見ることのできないオペラハウスの裏側も出てきて、ランドマークとしてではなく劇場としてのオペラハウスの姿がよく分かります。

Piano Day

2015年に制定された“ピアノの日”は、ピアノの88鍵盤に敬意を表してその年の88日目の日と決められています。

オペラハウスではクラシック協奏曲から前衛音楽、ポップスまで、毎年大きなピアノ演奏会を開催してきました。今年2020年は3月28日では、独占インタビューと共にアーティストの自宅から録音された演奏を聴くことができます。

またオペラハウス内部からの演奏もあり、美しいピアノの音色とオペラハウス内部から望む壮大なシドニー湾の景色も一緒に楽しむことができます。

Dance Rites 2019

2019年に開催された先住民族ダンスコンテストは、かつてないほど盛大に行われました。

19ものアボリジナル民族とトレス海峡島の民族合わせて350名以上のパフォーマーが、シドニーオペラハウス前に設置された特設野外ステージに集まりました。

その模様を録画したものです。軽快なリズムで奏でられるアボリジナルミュージックは聴いているだけでパワーがもらえます。

是非、一度本場の音楽を聴いてみてください。

ダンスコンテストの内容は、各グループでウェルカムダンス、送別ダンス、ワイルドダンスと3つのダンスを披露する機会があり、それぞれ技術、言語、身体的な装飾、伝統楽器について審査があり優勝者を決定します。

これだけ国内各地の民族が一同に集まることは大変珍しく、アボリジナルアートと一言でいっても多種多様な文化が受け継がれてきたこと実感できる祭典です。

特にエアーズロックの名で知られアボリジニの人々の聖地でもあるウルルが2019年10月26日をもって登山禁止になったことうけて、現地の民族の方々のスペシャルパフォーマンスも行われました。より詳しい民族の詳細などはコチラから確認できます。

シドニーオペラハウスが配信しているオンライン鑑賞サービスは、自宅にいながらにして一流の音楽を楽しむことができます。

普段はなかなか観劇に行く機会の少ない方も、こんな時だからこそ新しい世界をのぞいてみませんか?

シドニーオペラハウスだからこそ配信できるアボリジニの文化や歴史に触れられる演目もありで、オーストラリアの歴史をより深く知れる機会になっています。


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