オーストラリアの動物と言えばコアラやカンガルーがとても有名ですが、実は意外な野生動物にも会うことができます。それはなんと「ペンギン」 メルボルンの南に位置しているフィリップ島は、野生のフェアリーペンギンのパレードで有名な観光スポットです。
子どもから大人まで大興奮間違いなし、動物園とは規模が桁違いのこのアトラクションですが、見るには少しコツが必要です。
小さくて可愛いフェアリーペンギンを間近で見たい方は、ぜひ続きをお読みください。
フェアリーペンギンって?
フェアリーベンギン。別名コガタペンギンもしくはリトルペンギンとも呼ばれています。
オーストラリアやニュージーランドに生息していて、その名前の通り、ペンギンの中でもとても小さく、大人でも体長が30-40cm程度で、体重が1kg程度。
わかりやすくいうとチワワよりも一回り小さいくらいのペンギンなんです。そんな小さいペンギンが集団になって浜辺からあがってくる姿はそれはもう愛くるしいのひとことです。
フィリップ島の「ペンギンパレード」
餌をとるために海に出ていたフェアリーペンギンたちが日没とともに浜辺へ上がり、巣穴へ向かってよちよちと歩いていく…フェアリーペンギンの帰宅ラッシュである「ペンギンパレード」は、フィリップ島で人気No.1のアトラクションです。
ペンギンパレードが見られる浜辺はサマーランド・ビーチ。遊歩道や観客席、地下の特別展望エリアなど、さまざまな設備がある「ペンギンパレードビジターセンター」になっています。
※入場にはチケットが必要です。すごく人気の観光スポットなので、チケットの事前購入をお忘れなく。
ペンギンパレードを見るコツ
フェアリーペンギンたちは日没とともに浜辺に上がってきますので、遅くとも日没の一時間前にはビーチに到着していましょう。日没の時間は季節によって異なるので、こちらのPDFで必ずチェックしてから行くようにしてください。
また、チケットにはグレードがあり、高いチケットほどペンギンが見やすい場所へアクセスできます。
一番安いチケットだと「General Viewing」というプランで、ビーチに設置されている螺旋状の観客席へ行けます。しかしこの席、かなり大きいので、後ろのほうではペンギンが遠くにしか見えません。ペンギンを間近で見たい方は、1時間以上前に来て早めの席取りをするのが無難です。
実はGeneral Viewingチケットでもペンギンを間近で見られる場所があります。それはビジターセンターからビーチまで続く遊歩道です。ペンギンたちは浜から丘に向かって行進しますが、遊歩道は丘を巡るように設置されているので、遊歩道の上からのほうがペンギンたちを間近で見られるのです!
ペンギンパレードを見る際の注意
残念ながらパレード中のペンギンの写真を撮ることはできません。ペンギンの目は繊細で、カメラのフラッシュに驚いたり失明したりするためです。
心無い観光客が写真を撮っていることが問題になっているので、絶対にやめましょう。
フィリップ島への行き方
フィリップ島へはメルボルンから車で1時間半ほど。島の中にはコアラ保護センターなどさまざまな観光スポットがあるので、車があると便利です。
また、ツアーも多く組まれています。
メルボルン市内のホテルとフィリップ島の往復バスに、島内の観光スポット巡りがセットになっていて、ツアーによっては日本語のガイド付き。ペンギンパレードの時間を逃さずに島内を巡れるため、海外旅行初心者はツアーが安心です。
その他、公共交通機関のバスやフェリーでも島に行けますが、島内を巡るのが難しくなるので、車かツアーがおすすめです。
まとめ
かわいいペンギンに癒され、一生の思い出を作れること間違いなしのフィリップ島。家族やカップルで行っても絶対に楽しめるペンギンパレード。
メルボルンを訪れる際は、ぜひプランに組み込んでみてください!