「地球のへそ」と称されるオーストラリアの有名な一枚岩ウルル。
2019年10月にはウルルへ登ることが禁止され、たくさんの観光客が駆け込みで登山へ向かっていました。ウルル観光といえば真っ先に思い浮かぶのは、大きな一枚岩を眺め自然を満喫することですよね。
しかしウルルにはそれ以外にも楽しい体験をできるアクティビティがあるのです。その中でも今回はラクダツアーについてご紹介していきます!
ウルル?エアーズロック?基本情報をおさらい
「ウルル」「エアーズロック」は呼び方が違うだけで、どちらも同じ一枚岩のことを指しています。
なぜ2通りの名前があるかというと、「エアーズロック」はもともと英語名称として呼ばれていました。しかし、もともとこの地は先住民族アボリジニが聖地としている場所であり、彼らは「ウルル」と古くから呼んでいたのです。
近年では、アボリジニの伝統を尊重し「ウルル」と呼称することが多くなったという背景があります。ウルルは世界遺産として有名なため、オーストラリア国内のみならず世界中から観光客がやってきます。
ハエには注意!
そのなかでも繁忙期は秋から冬にかけての5月~9月となっており、日中は快適に過ごせる気温の日が多く、また、この時期は比較的ハエが少ないこともありオススメです。
1年を通して乾燥しているウルルでは、水分を求めた大量のハエが人の顔にどんどん近づいてきます。とてつもなくストレスになるので、ハエ除けネットは絶対に忘れないようにしましょう。
行き方
ウルルは日本からの観光客も多く、大型連休がある時期などは多くの日本人をよくみかけます。
日本からウルルまでは飛行機の経由が一番簡単で、シドニー経由でエアーズロック空港に入るのが一般的です。移動のみの時間を考えるとおよそ12時間程度となります。
オーストラリア国内からであれば、最寄りの空港からアリススプリングスというウルル近くの町まで行き、そこからバスツアーで向かう方法もあります。時間はもちろん飛行機よりかかりますが、費用をすこし抑えることができますよ。
少し違う体験をしたい人におすすめのラクダ乗りツアー
ウルルを見るスポットはいくつかありますが、少し違う体験をしたいという人におすすめしたいのがラクダツアー。ツアー内容は、ラクダに乗って景色を見ながらゆっくりと散歩することです。
1回のツアー参加者はおよそ10名程度で、ラクダが1列になって歩く姿はなんだかミステリアスで魅力的です。
ラクダツアーは、日の出・午前中・午後・日の入りの時間帯に1日4回行われています。午前中・午後のツアーの所要時間は1時間半、日の出・日の入りのツアーは2時間半となり、それぞれの時間帯で違う景色を楽しむことができます。
ツアーの催行は「ULURU CAMEL TOURS」という1社が請け負っており、料金は80ドル~132ドルです。公式HPは英語表記となりますので、もし不安であればVELTRAなどのツアー仲介をおこなっているサイトをチェックしてみてください。
ラクダに実際に乗ってみた!
実際にラクダに乗ってみて感じたのは、意外と快適!ということです。大きなふたつのコブの間に座るのでお尻が痛くなるかと思っていました。
しっかりと専用シートが設置されていて、持ち手もあるので安定しています。シートは二人掛けなので友達同士やカップルで座ることもできます。
ゆっくりとラクダの歩くリズムに揺られながら眺める景色は心地よく、美味しい空気をたくさん体にいれてデトックスされたような気分に。
注意点としてはラクダに乗っている間は日陰もなく直射日光があたるので、帽子やサングラスは必須です!また、日没後は気温が下がるので1枚はおれる上着があるといいと思います。
まとめ
ウルルへ行く前は「ただの岩でしょ」と思っている人も、大自然の美しさと神秘的な空気に圧倒されること間違いなしです!ラクダから眺めるウルルもおすすめですので、ぜひ試してみてくださいね。