オーストラリアで起業をしてみたい!という方がいたら留学ビザや就労ビザ、起業家ビザの情報はすでにチェックしているのではないかと思います。
もしまだ見ていなかったら、下のビザ一覧をチェックしてみてください。
【2020年最新版】31歳からのオーストラリア長期滞在ビザまとめ
今回は、起業を目的とした場合、どのようなビザでまずオーストラリアに入国するのがいい方法なのかを模索していきたいと思います。
なんで留学ビザを活用するのか?
オーストラリアでの起業を考えた場合、TAFEや語学学校に行くことが一つの方法となります。
なぜこのように回りくどい方法をとらないといけないのかというと、それはオーストラリアでのビザの問題にあります。
起業を見据えてオーストラリアに行こうと思うと、起業家ビザ、就労ビザ、留学ビザという方法があります。
ただし、起業をするのであれば、就労ビザのフルタイムジョブをすることは難しいですし、そもそもスポンサーになる企業も相当少ないです。
また、起業家ビザも日本で経営をしていたり、またオーストラリアで1,800万円程度の特定機関からの融資が決まっている場合などハードルが高いと言えます。
そのため、これらを総合的に考えるとTAFEに通いながら起業することはメリットが大きいのでは?と思います。
もちろんTAFEではない通常の語学学校やビジネスカレッジでも同様のメリットがありますが、履歴書にかける資格を得られるかどうかという違いが将来的な永住ビザの取得に影響してくる可能性があります。
どんな学校があるのか?
大きく分けるとTAFE、私立の専門学校、語学学校があります。その中でさらに技術系やビジネス系など様々なコースから選択することができます。
オーストラリアでも重宝されるようなエンジニアの資格取得が可能であったり、また起業を前提としたSMB(スモールビジネス)の経営を学ぶことができる学校もあります。
オーストラリアに長期滞在しようという方が一度は見聞きする「TAFE」。
TAFEとはTechnical and Further Educationの略で、いわゆる日本でいう職業訓練校に近いイメージです。
ただ日本のそれとは違い、高いレベルの教育を受けられるところも多く、履歴書にかけるレベルのDiploma以上を得られるコースもあります。
また今はあまり言葉自体聞かなくなってきましたが、ビザ取り学校もあります。
オーストラリアにどうしても長期滞在したい人たちが留学ビザを取得するために安い費用で週に2〜3回の授業に出て、それ以外の時間は仕事をするなんてこともできたりします。
週に20時間まで働くことができるため、現地で働きたい人にとっては、観光ビザよりもメリットがあります。
※オンラインのコースなどもありますが、留学ビザはおりません。基本的にface to faceで80%以上の出席が必要になる学校のみが留学visaの発行許可を得ることができます。
メリット・デメリット
TAFEに通いながら起業するメリット・デメリット
メリット
・留学ビザでオーストラリアに滞在可能
・ABNナンバー(企業納税登録番号)の取得が可能
・学校に通うことでコネクションができあがる
・ビジネスレベルの英語力がつく
・将来的に永住ビザの取得にもメリットがある
デメリット
・授業のレベルも高いため、起業の時間が短い
・年間10,000豪ドル以上と費用が高い
ビザ取り学校に通いながら起業するメリット
メリット
・留学ビザでオーストラリアに滞在可能
・ABNナンバー(企業納税登録番号)の取得が可能
・授業時間が短いため、起業もしくは面接等に時間を使える
・TAFEよりも費用が安い
デメリット
・オーストラリアにいる目的をはっきりさせないと、時間の無駄になる。
オーストラリアで起業する場合は、日本人としての強みや今までのキャリアをフルに活用して、挑むことになりますが、それでもそれ以上にエキサイティングな経験を得られることは間違いありません。
日本という環境ではなく、オーストラリアでの起業を選択肢として考えている人の一助になれればと思います。