暖かい日差し、穏やかな波の音…浜辺で寝そべってリラックスしたりBBQをしたりするのは、オーストラリアで定番な海の楽しみ方です。
とはいえ、毎回同じことをしていると飽きてくるもの。
もっと刺激的な体験をしたいと思っている人はいますか? そんな人はぜひ、カイアマ・ビーチ(Kiama:キアーマ)へ行ってみましょう!
カイアマは、世界最大級の「あるもの」で人気な観光スポットです。
迫力満点なカイアマ・ブロウホール
切り立った岩場が多いカイアマ・ビーチ。灯台のほうへ歩いていくと、柵に囲まれた大きな穴が見えてきます。
これが世界最大級の「カイアマ・ブロウホール」です。
ブロウホールは、見た目は巨大な間欠泉です。地下がトンネルのような空洞になっており、そこへ波が押し寄せます。すると行き場のなくなった海水が地上に噴き出します。爆音とともに吹き上がる水柱は見ごたえ十分です。
カイアマ・ブロウホールの歴史は古く、1797年にクジラ漁でやってきたジョージ・バスという人が発見しました。
以来、人気の観光名所として多くの人が訪れています。
「カイアマ」という名前は、先住民の言葉で「海が音を立てる場所」を意味する「Kiaram-a」から来ているそうです。
カイアマ・ブロウホールですが、いつでも大きな水柱を見られるわけではありません。 天候や海の状態によっては小さな水柱しか上がらない時もあります。
おすすめのコンディションは南東からの波が高い日の満潮時なので、お越しの際は天気予報をチェックしてください。
ちなみにカイアマ・ビーチは絶壁から見下ろす海も迫力があります。高所恐怖症でない人はぜひご覧ください。
ただし安全には十分お気を付けくださいね。
他にもいろいろ!カイアマ・ビーチの楽しみ方
カイアマ・ビーチ周辺は、ブロウホールの荒々しさとはうって変わって非常に落ち着いています。
観光地ですので、楽しめるところが他にもあります。砂浜はもちろん、フリーWifiのあるピクニックエリアや岩で囲まれた天然のプール、ショップ、カフェ、レストランなど、見所が満載です。
迫力のあるブロウホールで興奮した後はカフェでゆっくりという、ギャップのあるひと時が楽しめます。
カイアマ・ビーチへの行き方
カイアマはシドニーからおよそ120キロのところにあります。電車の場合、シドニー中心地にあるCentral Stationから1本でアクセス可能です。
トータルで2時間半ほどかかりますので、電車の中の暇つぶしグッズやおやつをお忘れなく。
Central StationからはSouth Coast LineのKiama行きに乗車します。下車駅はKiama Stationで、ブロウホールはそこから歩いて15分ほどです。
灯台を目指して進むと迷わずに到着できます。灯台よりさらに海側にある、柵で囲まれた巨大な穴がカイアマ・ブロウホールです。
まとめ
カイアマはシドニーからは遠いですが、迫力のある自然が好きな人や、写真を撮るのが好きな人におすすめの場所です。
ブロウホールは自然のコンディションに左右されやすいので、訪れる際は事前のチェックをお忘れなく。キーワードは「南東の風」と「満潮時」です。