このところ日本だけでなく世界中で温暖化による気候変動のため自然災害が多発し、海の汚染も悪化し続けプラスチックの廃止が叫ばれるなど、環境問題を考えさせられる事が多くなりました。
オーストラリアでも過去にない大規模なブッシュファイヤーが起こり、コアラの痛ましい姿を目にした人も多いと思います。
改めて今、私たちが地球の為に出来ることはないか考えた方も多いと思います。
そこで私たちの身近な物から環境に配慮した商品に変えて、美しい地球を守る行動をしませんか?
歯ブラシが抱える大きなプラスチックゴミの問題
私たちが1日最低1回でも手にする歯ブラシ。地味な物ですが生活に欠かせないアイテムの1つです。
では突然ですが、1年間に世界中で廃棄される歯ブラシの量はどのくらいだと思いますか?
その答えは、なんと36億本とも言われています!そして廃棄される歯ブラシのほとんどがプラスチック製です。
プラスチック製品は焼却処分される際に、温室効果ガスを発生させると言われていますし、今大きく問題として取り上げられている海を汚染させるマイクロプラスチックにも繋がっています。
プラスチックに関しては、世界の大手チェーンメーカーなどがストローをプラスチックから紙製の物へと切り替えるとニュースにもなりました。
このように今、世界が脱プラスチックへと大きく動き出そうとしています。
これはお店だけでなく私たち消費者も日頃から使う物を意識して選んでいく必要がありますよね。
そこで毎日必ず使う歯ブラシも脱プラスチックにしてみてはどうでしょう。
小さな変化が将来大きな変化に繋がるかもしれません。
竹製の歯ブラシをオーストラリアで手に入れよう
プラスチック製の歯ブラシ1本が土で分解されるには1,000年以上もかかるといわれています。
そこで少しでも環境に優しい商品をと考えだされたのが、竹で出来た歯ブラシです。
竹はプラスチックと違い半年で土に還ると言われています。また竹は成長が速いうえに、手入れが簡単なので有害な農薬を必要とせずに最小限の雨だけで育っていきます。
しかも1本の竹から350~400本もの歯ブラシが作られるんです。
これを聞いただけでも竹製の歯ブラシがどれだけ環境に優しいが実感してもらえると思います。
そして、この歯ブラシただ環境に優しいだけではありません。
お勧めポイントは見た目のシンプルさ!
プラスチックの歯ブラシは白にカラフルな色が入っていているデザインが多く、お洒落じゃないですよね。
でも竹製の歯ブラシは見た目も完璧。インテリアやアメニティ好きな人ほど、このデザインは欲しくなると思います。
ではどこで手に入れることができるのでしょうか?
竹製の歯ブラシはどこで買えるの?
オーストラリアでも数年前までは竹製の歯ブラシはオーガニックストアなど限られたお店でしか見ることはありませんでした。
しかし、今ではどこのスーパーマーケットやドラッグストアでも必ず置いてある商品へと成長しました。
オーストラリアの大手スーパーのColes(コールス)とWoolworths(ウールワース)にも、もちろん置いてあります。
種類も豊富にありますので、特に有名なブランドを紹介していきます。
grants(グランツ)
メイド・イン・オーストラリアの商品にこだわるのならば、grants(グランツ)がお勧めです。
グランツは、メルボルンで生まれた会社で、ビーガンの認定を受けた商品を販売しています。
ビーガンとは、肉、骨、乳製品、卵、蜂蜜、毛皮、革、羊毛、羽毛、および動物でテストされた化粧品または化学製品を含む動物または動物の副産物がないことと定義されます。
プラスチックだけでなく動物にも優しい商品を作り出しているんですね。またパッケージにも生分解性コーンスターチが使われており、最終的には分解して土に戻ることが出来る商品です。
タロンガ動物園
シドニーの観光では外せないタロンガ動物園でも竹製の歯ブラシを販売しています。
こちらは、毛の部分に炭が使われていて黒色をしています。炭を含むとより抗菌効果がありプラスチックよりも衛生的に使用することができます。
持ち手の竹の部分には、カモノハシの絵とタロンガズーの文字が刻まれています。
シドニー旅行の良い思い出に自分用にはもちろん、お土産にもお勧めです。
歯ブラシは誰もが使う物で、また軽くて小さいので荷造りにも困りません。
7ドルと歯ブラシとしては少し高めですが、これからの地球の事を思えば大切な意識だと思います。
今回ご紹介した竹製の歯ブラシなど身近なところから少しずつ環境に配慮した商品を取り入れていき、お洒落で地球にも優しいエコライフを送りましょう!
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